先日、千歳にて先端半導体の生産を目指す「ラピダス」の起工式が行われた、とのこと。
総額で５兆円にも上る、正に「国家プロジェクト」。
北海道でこの規模の国家プロジェクトが行われるのは。それこそ開国直後の北海道開拓以来なのでは？
当時は南下を進め、北海道領有も視野に入れたロシアや欧米列強に対する国防という切実な目的のために行われましたが、今回は世界から遅れを取ってしまった半導体技術において、「技術立国」の名を取り戻すためという、これまた切実な目的を背負っています。
しかし大きな規模の施設ができますね。
製造業の効果は非常に大きなものとなります。
名古屋や愛知県はトヨタの城下町ですが、トヨタだけではなく、その関連会社であるデンソーなどもあります。デンソーも関連会社とはいえ、一流企業の部類。名古屋近辺には、トヨタを中心にそういう規模の会社が集結しているのです。
そして、関連会社が増えるということは、その人たちの居住や飲食の産業も盛んになる。
以上のように、ラピダス建設の効果は、単に工場ができる、だけでは終わらないのです。。関連や下請けの工場、会社なども設立されることを考えると、すそ野の広い産業が千歳を中心とした地域にできることになります。
１０年で街の風景も変わっちゃうかもね。しかもエスコンも圏内だし。
さて、上記のようにラピダスは、技術立国としての日本の命運を担う一大プロジェクトなのですが、そんな国家プロジェクトを、北海道に任せて良いのか？と疑問に思う国民も、当然、おられると思います。
今回、不安に思っている意識高い系日本国民に対し、かつて北海道に存在した会社について、お話ししてみます。
会社の名前は「ハドソン」です。
管理人と同世代の人なら「懐かしー！」となるかもしれませんが、ハドソンが北海道に残した影響は、２１世紀に至る現在まで続いているのです。
管理人は５年前から、アフィリエイト収入で遊んで暮らすことを夢見て、３つのブログを立ち上げましたが、そのプロジェクトは早期に瓦解してしまい、２つは停止したまま。しかも日本ハムをメインにしたブログは、公開もされなくなってしまった。いろいろと手続きしたら再開できるのだろうけど、面倒くさくて（苦笑）後回しになってしまっています。
その日本ハムメインのブログ「日本ハム遅報」の立ち上げ記事として、ハドソンを取り上げました。
管理人にとって、ハドソンは特別な思いがあります。
ファミコンが大ブームとなっていた１９８０年代、北海道は本州、四国、九州とはかなり距離がありました。プロ野球とか芸能界は、本州や九州ばかり盛り上がって、北海道には滅多に有名な人も来ないし。ましてや幼少期に日本の端っこである道東で過ごしていた管理人にとって、東京での出来事は同じ日本で起こっていることとは思えませんでした。
そんな時に、札幌にある会社が、当時の子供のムーブメントであったゲームで大活躍している。
今でも管理人の札幌の印象には、おぼろげながらハドソンがあるのです。
そのため、「札幌は新しいことが常に起こっている場所」という先入観が染みついています。
自分のブログをたち上げるのに際し、ハドソンをぜひ取り上げたい、と考えた次第です。
そして、実際に調べてみて、ハドソンの影響の大きさをより実感いたしました。
とはいえ、５年前のハドソンのネット上での情報は、「桃鉄とボンバーマンだけの会社」「拓銀破綻のあおりで倒産したしくじり企業」というものが多かった。
しかし５年前と異なり、現在ではハドソンについて正当に取り上げた記事が増えたり、元ハドソンの方がユーチューブチャンネルを立ち上げるなど、ハドソンに関する情報も増えてまいりました。
今回の再掲載にあたり、それらの記事も参考にさせていただきました。
ラピダスの成功を祈りつつ、当時の記事を再掲載いたします。
