意識低い系、日本代表宣言!!

意識の低い人間が、意識の低い情報を、意識を低くしてあなたにお届け!!

大学時代にやっておくべきこと 3選 その3

 

 最後ですね。

 

 

③ 「一人の時間」を有効に使うこと

 

 これから話すことは、書くたびに「個人主義だ!」「繋がりを軽視している!」と、主旨と異なった反論が来る。よく読んでくれ、と思う。

 

 

 大学時代には多くの友人もできるし、友達とキャンプとか旅行とか行くこともあるとおもう。おそらく、一生モノの思い出になると思う。

 

 一方、そういう思い出ができない人もいるかもしれない。

 

 友人ってのは、無理して作るものではないんだよ、と言ってあげたい。

 

 管理人は、無理して交友関係を広げようとしたことがあるけど、いい結果にはならないんだよね。

 

 以前、地方で暮らしていた時のことを書いたけど、当時は友人と呼べるような存在も少なく、一人で行動することの方が多かったけど、全然孤独を感じなかったんだよね。

 週に一度、飲みに行く知り合いがいたくらいで、パーティなんてものにも縁がなかったけど、全く気にならなかった。

 言っておきますが、大人数の宴会とかは大好きです。

 その時の生活は、朝4時か5時に起きて、読書と勉強を2時間くらいして、朝食を食べて出勤し、7時ころに帰宅して、晩飯食って、ダラダラ過ごして、11時くらいに寝る、という生活の繰り返し。

 つまんなそうでしょ?でも当時は、生活にリズムができていたし、勉強もはかどったんだよね。週末にはどこかに出かけたり、家にこもって好きなことをしていた。

 逆に、友人が増えすぎたときほど、マイナスな意味で孤独を感じた。

 

 結局、グループとかができるからね。で、グループ同士の関係性なんかも出てくる。

 

 

 大学時代に、「友人との時間」と「自分の時間」のスイッチの仕方を覚えたほうがいいです。

 

 交友関係を断絶しろ、というのではありません。無理をすんな、と。例え一人であろうと、できることはたくさんあるし、むしろ一人じゃないとできないことも多い。

 

 ・・・実はこれこそ、管理人の後悔の最たるものなんだよね。

 

 大学時代、一人で行動するのが嫌でね。「アイツは友達がいないんだ」と言われることを過剰に気にしていた。

 今思えば、バカらしい、でしかないです。

 

 旅行なんかも、一人で行っても寂しいだけ、と思い込んでいた。

 

 今じゃむしろ「旅行は一人で行くもの」とすら思っている。

 

 社会に出でてから色んなところを一人で旅行したけど、楽しい思い出しかないです。なんせ好きなところを回れるからね.

 

 といいつつも、知人と鉄道旅行に行ったこともある。これももちろん楽しかった。

 

 友人との時間も、一人の時間も、どっちも大事。

 

 言いたいのは、自然に交友関係が広がる人ってのは確かにいるけども、広がらないからって何の問題もない、ってこと。

 

 大学生が「一人じゃ行動できない!」なんて理由で引きこもるのは止めれ!

 

 

 

 

 

以上になります。

 

 よく評論家やコメンテーターの方は、「複数の視点を持て!」と言います。

 複数の視点を持つためには、まず自分の基本となる「視点」を持つことが大事。

 そのためにも、まずは一つ「深く詳しい分野」を持つことをお勧めします。

 そして一つ持ったら、他の分野も深く見てみよう!

 

 そういう視点も持たずに「複数の視点」なるものを持とうとすると、単に流行りの話題に流されるだけ。

 

 

 ここまで書いてきたけど、最も言いたいことは、大学時代に「儲かる投資話」なんてものを相手にするな!ということ。

 そんなものはないし、社会に出てからやればいい。

 大学時代の「友人」には、それまでと違って、平気で金目的で仲良くなってくるヤツもいる。

 今、学生の間で詐欺投資話が流行っているというけど、管理人の学生時代から「〇ースキン」とか、そういう投資話はあった。勧誘話もあった。

 今すぐ儲かる話、なんてないです。でも、大学時代に時間をかけて丁寧に勉強した「学問」は、将来、必ず君にチャンスをもたらす「種」となるはず。

 将来の選択肢を作るためにも、大学4年間は勉強をすべき。

 

 あと、彼女とかほしいと思うかもしれないけど、これも無理しなくていいと思う。

 そういう行為とか「遊び」は、早いうちに経験するほうが格好いい、と思われるけど、そんなのどうでもいいわ。

 「学生時代に勉強し過ぎて、反動で社会に出てから遊んでいる」というフレーズが、皮肉として用いられるけど、この言葉は正しいよ。

 人に支えられている学生時代は勉強を優先し、自分で収入を得るようになった社会に出てから遊ぶ。え?これのどこが悪いの?と思う。

 

 とはいえ、学生時代に「モテる」ヤツというのはいるもんです。

 でも、焦らなくてもいいのでは?

 社会に出て、自分で稼げるようになったら、自然とそういう機会もできるもんだから、学生時代は悲観し過ぎないで、「学生のうちにしかできないこと」をやるべき。

 社会人になくて、大学生にあるのは「時間」のみ!

 

 

 少し思想信条に踏み込む話もしてしまうと、学生の間には宗教や政治活動に積極的に関わるべきではない、と思う。これは個人の価値観に踏み込んでしまうので、慎重に話さないといけないのだけど、言っておきたい。

 偏見を持て、と言いたいのではないです。

 本当の自分、とか、しっかりした「視点」というのは、学生時代には考えなくていい。みんな似たようなもんだから。

 社会に出て、自分で収入を得て自活できるようになったときに、ようやく自分の等身大が見えてくるので、そこから何をするかを決めればいい。

 地に足の着いた生活ができるまで、特定の活動にのめりこむのは避けるべき。

 

 大学4年間を、将来の自分の選択肢を増やすために使ってほしい、と、その正反対だった管理人は提案します。

 

 終わり。

大学時代にやっておくべきこと 3選 その2

 

 続きです。

 

② 勉強

 これも社会に出てから気づく大人が多いのでは?

  旅行のところでも書いたけど、大学時代は自分で自由に使える時間が豊富にある。

 旅行に行くのが嫌ならば、一つの分野について1か月間、ずっと勉強するのもアリ。

 ただし、勉強する内容は試験もレポートも関係ない、何なら専攻の科目も関係のない、単に「面白そう」「興味がある」という分野のこと。

 

 これも管理人の後悔していることなんだけど、管理人の学生時代は、いつの間にか試験に通ることが「勉強」となってしまった。試験に出ないことは「無駄な勉強」と思うようになっていった。

 「勉強に時間を割かずに点数を取る事、試験に通る事」が「頭の良いこと」であると思い込んでいた。

 以前、ネットの同学部の学生の番組を見たのだけど、「グループのまとめを集めることが重要」と語られているのを見て、自分の時と同じだなあ、と苦笑いしてしまった。

 

 まあ、試験事ではそれは仕方ない面もあるのだけどね。

 

 社会に出たら、「まとまった時間」というのが無くなる。独身ならいざ知らず、結婚したらなおさら(爆笑)。

 

 細切れの時間、スキマ時間に「お勉強」をするのだけど、なかなか大変。

 でも、学生時代は1週間、ぶっ通しで部屋や図書館にこもって勉強をする、ってことができるでしょ?

 夏休みなどの一か月間、一つのことに集中して勉強すると、1か月後にはその分野で十分、突き抜けることができる。

 一つの分野の専門書を5冊読んだら、君の周囲30人の中で飛び出た存在になる。

 10冊読んだら100人の中でとびぬけた存在になる。

 20冊読んだら、その分野では周囲にキミ以上の存在はいなくなる。

 

 意外とそんなもんなんだよ。簡単そうでしょ?でも、それをやろうとしないものなんだよね。まあ、立花隆という人の受け売りなんだけどね。

 

 社会に出たら、なかなかできません。学生時代の間に、自分に「飛びぬけたもの」を作っておくことをお勧めする。

 

 「就職のための資格の勉強」や「志望の職種のための勉強」など、目的がある勉強はした方がよい。

 

 でも、これは就職担当の人に聞きたいけど、履歴書に資格が多く書かれていることって、重視してます?あんまりマイナーな資格があったとしても、評価されないと思う。

 

 (ここから先は、自分のことを棚に上げて話します)

 

 資格の多さよりも、職場に馴染むかどうか、もっと言えば、言うことを聞くかどうか、が重要。さらにいえば「ハイ!」とだけ答えられるかどうか。体育会系の人は、それができるから重宝がられるんだよ。対して文化系の人間は・・・・。

 

 なので、意味のない資格を多くとっても、就職で有利になるとは思えない。

 

 ここから極論を言うけど、社会人のマナーとか、就職に特化したセミナーというのも、あまり意味がないような気が。

 そういうのは、社会に出たら3年で、誰でも身に着けることができる。同期との1,2か月の速さなんて、上の人から見れば大した差に見えないと思うよ。

 自分は「新人」という人とも接することがあるけど、みんな最初は頼りなさそうだけど、 2年目の後半あたりから、なんか「社会人らしさ」が出てくるんだよね。

 ひたすら頭を下げて、自分の意見を飲み込んで、「はい」と繰り返していたら、いずれ必ず認められるので、最初から自分の存在をアピールするようなことは抑えた方がよい。

 (管理人ができるとは言っていない)

 

 でも、皆さん、思うでしょう。

 「お前、学生時代に勉強すべきだ」って言ったばっかりじゃねえか!って。

 

 そう、社会に出てから2年間は、ひたすら社会に慣れることが重要になるのだけど、社会人3年目、4年目で周囲を見るときがくる。

 その先からは、個性のようなものを考えるし、求められていくんだよね。

 その時に、学生時代に勉強したことが重要になってくる。

 社会に出ると、たまに話が面白い人に遭遇する。そういう人は、とにかく引き出しが多いことに驚かされる。

 アンテナが大きいというか、守備範囲が広いというか。

 「仕事ができる」と一つの言葉で表現しても、そこには様々なタイプがある。

 以下は管理人が感心してしまったタイプの「仕事ができる」人の例だけど。

 そういう人は、説明がわかりやすい。それに何よりも、知識の出し方が上手い。

 知識を知っていても、出し方を間違えたら印象が下がってしまう。

 「○○学が一冊でわかる本」的なものを読んだだけでは、単に仕入れた知識をそのまま出すだけになってしまうのだけど、一冊読んだだけでなく、一つの分野を深く知っている人は、相手に合わせて「調節」できてしまう。

 ひけらかす人(管理人含む)は、相手に見せつけようとするかのように仕入れた知識を出してくるので、なんだか嫌悪感が湧いてくるのだけど、詳しく知っている人は、話が終わった後に感心してしまう。「面白い」とかではなく、心の底から「ほーう」と言ってしまう。

 

「頭でっかちになる」とか、「オタクになる」という人もいるけど、何のオタクにもなれない人生も、むなしいものがあるかもしれない。人の人生だから言えないけどね。

 

「そんなことを勉強して意味があるの?」という人もいるかもしれないけど、意味なんて人によって異なる。

 何よりも、その知識を得たうえで見える景色と、知識を持たずに見える景色は違うから、説明しようもない。

 

 それに「意味がない」「効率的じゃない」ばかり言っている人と一緒にいても、つまらないよ。

 

 勉強をしてみると、「ここも勉強しなければならない」とか「こんな分野もあるのか」という経験を繰り返すことになる。そのたびに学問の広さを思い知らされる。

 そういう時、自分の回答を迫られる。

 

 「頭が良いから勉強をするのか?」

 「その分野を知りたいから勉強をするのか?」

 

 頭がいい、とか、自分のことを「天才だ」と思っていたら、とてもじゃないけどお勉強なんてできましぇん!

 

 最後に残る「動機」は探求心だけだよ。

 

 社会には、想像以上に自分のことを「天才」と自称してしまう人が多いことに驚かされるよ。

 でも学生時代に上記の経験をしていると、社会に出てから「自称天才」に遭遇したときに、「そうっすか」と対応できる。

 

 

 人生で、一つでもいいから、その分野の果てを見てみたいと思いませんか?

 

 社会に出たら難しいのだけど、時間のある大学生なら必ずできるから、何か一つで「圧倒的に得意な分野」を作るべき。

 

 

 

 続く

大学時代にやっておくべきこと 3選 その1

 いよいよ3月も中旬となった。

 大学の受験生の中には、すでに受験を終えて、新生活への準備に追われている人も多いと思う。

 大学進学後の2か月ほどは、本当に楽しいと思うよ。

 

 さて、今回は、管理人が大学生活でやっておいたほうがいいと思うことを、3つ挙げてみる。

 

 なお、挙げたことを管理人自身が実行したか、というと、正反対。むしろ「やっておけばよかった」と後悔していること、ともいえるかもしれない。

 

 完璧に「後悔しない生き方」なんてものは存在しないのだけど、これから上げることは、社会に出て見てつくづく実感していることであるので、ぜひ実践してみてほしい。

 

 

 

 ①旅行

 もう、これを真っ先に挙げざるを得ない。

 管理人の学生時代、旅行は社会に出て自分で稼いでから行くもの、と思い込んでいた。

 間違いです。社会に出てしまったら、そんな時間はありません。

 確かにお金は溜まるかもしれない。しかし、時間は全く取れない。

 旅行に行けたとしても、1泊2日がメイン。できても3泊4日くらいか?

 学部にもよるのだろうけど、長いところで1か月以上も夏休みがあるところもあるんでしょ?

 そんな機会、人生で無いよ。ぜひ、どこかに長期旅行に行ってほしい。国内を巡るでもいいし、海外旅行でもいい。

 少し極端なことを言うと、親から借金してでも行ってこい!

 人生で最も価値があるのは、お金よりも時間です。社会に出たら、1週間以上も休める機会は、日本ではまずありえない。この時間を使わない手はないです。

 お金がないのなら、自転車で長距離旅行でもいい。管理人は学生時代に長崎のユースに泊まった時に、東京から自転車できた、という大学生と知り合いになった。学生だったらできるね。

 なんなら徒歩でもいい。

 管理人の高校では、70キロ以上もあるマラソンイベントがあったんだよね。

 でもさ、マラソンっつても、70キロなんて走れるわけないから、ひたすら歩くんだよね。地獄だよ(爆笑)。ひたすら道が続くんだよね。「あのカーブの向こうに通過点があるだろう」と期待してカーブを超えたら、ひたすら直進の道が続いていたときの絶望感。

 そこまでの距離になると、もう運動神経も関係なくなるんだよね。体育会系も脱落していった。

 ある年、本州で似たような行事をやっている高校から、学生を招いたことがあった。その高校は、なんと100キロ超え!途中で一泊するんだって。どんだけ好きなんだよ、ってね。

 で、100キロ超えの大会の優勝者を招いたのだから、当然、優勝するだろう、と思ったら、意外にも、上位ではあったのだけど、事前の想像と違っていた。

 その生徒の話によると、とにかくひたすら真っすぐ続く道が辛かった、とのこと。本州の大会だけに、山道やカーブが多いらしく、北海道の真っすぐの道を見て「嫌になった」そうです。

 

 管理人はなんとか3年間「完歩」したんだけど、そのせいか、少しの距離なら歩く癖がつきまして。卒業後も札幌の環状線一周とか、やってた。酔っぱらって地下鉄も終わってたから、ススキノから麻生まで歩いて帰った、なんてしょっちゅうあった。

 ススキノー麻生は簡単です。真っすぐなので。

 そのおかげで、今でもジムに入会したりすると(そして1か月後に退会する)、初回の筋肉測定だか診断で、「腰と上脚の筋肉は平均以上」と言われる。そういえばこれまで、腰痛を経験したことがないのだけど、若いころに歩きすぎたせいなのだろうか。

 

 辛い思い出ばかりの70キロ徒歩だけど、地図好きの自分にとって得られた嬉しい「スキル」として、地図を見れば、実際の距離と時間が推測できるようになったことがある。社会に出てから、鎌倉や奈良の一人旅行をしたけど、移動手段のほとんどが徒歩と自転車。旅行日程が立てやすかった。

 

 ちょっと余談が長くなってしまったけど、

 

 旅行で得られる経験は、単に現地に行って見る、味わう、だけではない。

 

 日程を決める、実際の手続きを自分でする、も含まれる。

 

 予算の総額はどのくらいか、飛行機の予約やホテルの予約はどうするか?

 海外旅行だったら、パスポートの手配もしなければならない。

 

 社会に出たら、この手の手続きは日常的に行うことになるので、実用経験ともいえる。

 

 

 なんか長くなってしまったので、続く

 

 

 追記

 

 書いてて思ったけど、本州の人の中には、延々と続くまっすぐな直線道路を歩いてみたい、という奇特な人がいるかもしれない。

 コースはいくつも提案できるので、機会があれば書いていこうと思います。

実は偉業を成し遂げていた高木美帆選手

 この冬、オフなのに話題をかっさらったのが大谷翔平

 

 スポーツ紙は毎日のように「大谷」が見出しに出ていました(たぶん)。

 

 その大谷が結婚を表明!

 

 「大谷はワシが育てた」と自負する全道民も、祝福したことでしょう。

 

 なお、結婚発表時に、ニュースでは恒例の「街頭インタビュー」が放送されていまして。その中で、東京のフツーの女性が「ほんとですか?狙ってたのに」という冗談を言ってました。アナタ、わかってますね!そういうジョークを聞きたかったんよ。爆笑しちゃった。

 でも、例えパンピーであっても、女性にはそのチャンスがあるわけです。

 

 それはおいておき、当ブログでは勝手に、大谷の結婚候補として、スケートの高木美帆選手を押していました。高木選手も才能の塊です。国家プロジェクトとして取り組むべき、と提唱していました。

 

 その高木選手ですが、実は偉業を達成していたのです!

 

 彼女は3月8日にドイツで行われたスピードスケートの世界選手権で、短距離種目2種で行われるスプリント部門で総合優勝を果たした、とのこと。

 

 すごいことですよ!スピードスケートなんて、圧倒的に欧州勢が有利な種目ですもん。

 

 この日の優勝だけではなく、「高木美帆 今季」で検索してみてください。

 

 ほぼすべての大会で優勝している!

 

 もはや日本だけではなく、世界でも屈指の存在になっていた!

 スケートでは大谷翔平に匹敵する偉業、とも言える(と思う)。

 

 しかも、もう10年くらいは、安定して勝利し続けている。年齢的にも選手としてのピークと思われていた北京五輪以降も優勝し続けているどころか、むしろ成績を向上させている!

 

 管理人の幼少のころ、スケートでは世界との差があまりにも大きかった。つーか、世界なんて日本を相手にしていなかったと思う。

 

 実際、欧州ではスケートのリーグ戦のようなものがあって、盛んらしいし、何よりもスケートで「食っていける」。

 環境も層の厚さも、全然違う、らしい。(全部伝聞です。)

 

 彼女は昨夏から独自のチームを立ち上げ、ナショナルチームとは別に行動しているらしい。

 

 チームを立ち上げる、ということは、自分で活動費を集めたりしないといけないわけでしょ?となると、必ず事務作業も必要となるわけで。会社みたいなもんですな。

 となると、競技に集中できるナショナルチームと異なる「仕事」とか「責任」も発生するわけで。

 

 もはや新しい道を開拓している。もし、これが軌道に乗れば、スケートでも「食っていける」ようになるかもしれない。

 

 すでに「競技を極める」という域を超えて、後進のための「前例」を作る段階に至っているようです。

 

 

 その高木選手も、人生で最も親しいリンクは、道東では冬季に小学校のグランドに作られる手製のリンクなのではないでしょうか?先生や父兄が、夜中の寒い中、水を撒いて作った手作りリンクです。少なくとも管理人の小学時代までは、作られていた。

 

 それが今では、層の厚い欧州勢を相手に勝ち続けている選手となったのだから。

 

 道東の少年少女よ、「世界との玄関」は東京にあるのではない!地元のリンクこそ、世界に直結している!

 

 高木選手だけで終わらず、今後も北海道から世界レベルのスケート選手が生まれることを願います。

 

 

高校受験、お疲れ様でした。

 昨日は、北海道内の公立高校の入学試験の日。

 

 (全国的には知らんけど、北海道は私立高校が少なく、公立高校の方に進学校が多いので、受験でも公立高校がメインになります。)

 

 

 もう、勉強なんてすんな!遊べ遊べ!!

 ただし、法律と常識の範囲内で!! 

 

 誰に気を使う必要もなく、胸張って遊べるのは、受験終了後から3月末日までくらいなもの。

 

 中学生なら「卒業旅行」も難しいかもしれないけど、近場で一泊旅行くらいは行ってみたら?一人でもいいじゃん。

 兄貴や姉ちゃんが本州に住んでいる、という人は、押しかけていったら?

 今はどこも宿泊費が高いからね。兄弟姉妹の家に押しかけて宿泊費を浮かしつつ、ちゃっかりご馳走になろう!(ついでに小遣いももらおう!)

 特に北海道から西日本に行くことは、社会人になったらもっと大変なので、西日本にワガママできる親戚がいるのなら、今のうちに行っておくことをお勧めする。もちろん保護者が良いといったなら、だけど。

 

 

 さて、ここからは、数週間後、合格発表後の諸君に向けてお話しする。

 

 なので、今は関係ない。見なくてもいい。

 

 ただ、数週間後には「合格」「不合格」のどちらかの結果が出てしまう。

 

 喜びもするし、落ち込みもするだろう。

 

 まず、先に、不合格だった人に、見てほしいことを書く。自分に絶望する前に、読んでほしいと思う。

 

 次に、合格だった人に書く。

 

 

 

 まず、残念ながら不合格だった人へ。

 

 不合格経験なら管理人は負けていない。落ち込む必要などない。

 

 それに、高校受験は、「最終目標」までの通過点に過ぎない。

 最終的にはその先の大学や、成りたい職業につくことが「ゴール」となる。

 高校受験では試験本番の点数の他に、内申点なども重要だけど、大学受験には関係ないです。

 数年前に新聞で、札幌市内の工業系の高校から東大に合格した人の記事を見たことがある。

 まだ最終評価が決まったわけではないのだから(ココは強調しておく)、自分の能力に絶望する必要はない。

 なので、最終目標に目を向けよう!

 それに、案外、志望と違う高校で、自分の新しいことがわかったりするもんだ。

 

 

 次に志望校に合格した人。

 

 おめでとうございます。受験はいろいろと問題があるし、学歴社会も問題があるけれど、とりあえずは自分に対して、一定の能力がある、ということは自信にしていい。

 

 一方で、新たな問題に直面することにもなる。

 

 志望校に合格したことで満足してしまう人が少なからずいると思う。

 志望校に合格することが目標の場合、ここで燃え尽きてしまうことがある。

 

 あくまでも高校は通過点に過ぎないことを忘れないでほしい。

 

 そして、その進学校の中でも、成績の上下ができてしまう。

 

 管理人は社会に出てから、「北海道で最も有名な進学校」出身の人と知り合いになり、飲みに行ったこともある。

 その人は、進学校に進んだ後、国公立の大学に合格し、卒業したのだけど、その大学が、進学校から見れば「格下」の大学だったらしい。世間的には、進学したので恥じるようなところでもないと思うけど。

 そのことをスゴイ気にしていてね。なんか卑屈になっているんだよ。

 「俺なんて」的な言い回しをしていてね。

 どうやら進学校に進んでから、成績が低迷して、そのことで随分といろんなことがあったらしい。進学校に進んだ分、自分に自信を持つ人も多いし、「レッテル張り」も強くなっていくからね。

 

 傍から見れば、その高校に合格できただけ「頭が良い」と証明されたようなものなんだけどね。

 

 また、進学校に合格したことで、潰しが効かなくなってしまう場合もある。

 

 管理人は、「ある段階」で留年したのだけど(爆笑)、その時に一緒になった人には、意外にも全国各地の進学校に在籍していた人たちもいた。

 

 これが厄介なんだけど、進学校に進んでしまったことで、逆に「ゼロからやる」ということができなくなってしまう。「頭の良い方法」「勉強を効率よくやる方法」ばかりに振り回されて、結局は真正面から取り組めなくなるんだよね。

 留年中、数人に「俺は高校時代は進学校に行っていて、頭がよかったんだ」と聞かされた。

 だから、自分が本気を出したらすごいんだ、と。

 

 でも、本気を出そうとしないんだよね。本気を出してだめだった場合、本当は能力がなかった、と自分で気づいてしまうのが怖いから。

 

 もはや「進学校に合格したこと」が、その人の支えになっていた。

 

 高校は通過点に過ぎない、ということを肝に命じていてほしい。

 

 進学校に入った後、信じられないくらい頭が良い人に出会うことになる。

 ほんと、教科書を一回読んだだけで頭に入ってしまう、なんて人もいる。

 努力して、多くの時間を割いて合格を勝ち取った人ほど、努力せずにできる人を見ると、自分の能力に絶望するかもしれないけど、高校なんて「通過点」なんだから、過剰な自信は捨ててしまった方がいい。

 自分の能力よりも、過程に自信を持つべき。能力のあるヤツに立ち向かう唯一の手段は、99回ダウンしても100回立ち上がるしつこさ。

 

 

 

 勉強するのが嫌になったら、考えずに教科書を音読してみたらいい。どんな形でも頭に入ればおんなじ。

 

 

 

 言いたいのは、高校の合否が出ただけで、人生が決まったわけではない、ということ。

 

 

 高校生活が、その先の人生の糧になることを、心から願います。

 

 

 

 

 

 

ウクライナ侵攻で見えた、北方領土の実像

 ここまで、当ブログで掲載してきた北方領土に関する記事を再掲載してまいりました。

 

 地図で見ただけでも、色々な予想(妄想?)ができるものです。

 

 その上で・・・・

 

 ウクライナへの侵攻が始まって、2年が経ちました。

 

 実際の戦況を知ることができた。

 

 今回の記事では、この2年のウクライナ情勢を踏まえつつ、北方領土問題について、より具体的に推測(という妄想)をしてみようと思います。

 

 

 

1,ロシアの北海道侵攻はありえない

 

 今回のウクライナ紛争では、事前の予測を大きく裏切る形で、ロシア軍が苦戦しております。

 「ロシア軍が本気を出せば、すぐにウクライナの大部分は占領されるだろう」と。

 特に首都キーウは1日で陥落するだろう、と。

 それが予想外にロシア軍は進撃できていない。それどころか、ロシアは北のベラルーシ側からの侵攻を断念せざるを得なかった。

 現在、ロシア軍は東部を占領するに「とどまっている」。

 その東部の戦線も、陸続きのロシア本土から大量に兵士と補給物資を送り込んで、ようやく維持できている状況。

 

 今回の侵攻で、世界は兵站あるいは物流の重要性を痛感させられました。

 

 ロシアのウクライナ侵攻を維持できているのは、陸続きのために補給が容易である、ということ。

 

 では、北海道への侵攻は可能でしょうか?

 

 北海道から見ると、北のサハリンと東の国後島の2方面から、ロシアが侵攻してくる!と思ってしまいますが、国後島からの侵攻はほぼ無理。

 というのも、北方領土はロシア本土からも離れているため、国後、択捉から持続的に兵力を投入することはできません。この方面から持続的に兵力を投入するためには、その前にサハリンやウラジオストクなどから兵士を移動させる必要があります。もちろん海運、もしくは空路で。国後、択捉へ部隊を移動すること自体に余計なコストがかかるし、海上輸送となると攻撃されやすい。

 

 何よりも、海を渡らなければならない、ということがどれほど侵攻を難しくしていることか。

 

 極東でのロシアの軍事侵攻は、現実的ではない、と思われます。

 

 

 

2,自衛隊による北方領土占領は、案外、できてしまいそう

 

 じゃあ逆に、日本の側から北方領土に侵攻するとどうなるでしょうか?

 そうなると、見方が変わります。

 日本から見れば、北海道から国後、択捉に持続的に自衛隊員と補給物資の輸送が行えます。

 一方で、ロシアから北方領土へ物資を補給するのはかなり困難。北方領土では長期間、大軍を駐留させることができないので、持ちこたえるのは難しい。

 さらに言えば、自衛隊が全島を占領した後、それを維持するのも容易ですが、ロシアから見れば、一度占領されてしまうと、4島を奪還するのは難しい。なんせオホーツク海を横断しなければならないので。

 

 特にロシア軍がウクライナへ集中している今、極東は「スカスカ」状態と言われています。「奪還」は可能です。

 

 

 

3,北方領土の日本帰還により、新たな「ロシア人問題」が勃発する

 

 では、日本が北方領土を奪還して、(日本から見て)ハッピーエンドとなるか?と言えば、無理でしょうね。

 北方領土には2万人のロシア人が住んでいます。この人たちをどうするのか?

 2万人ですからね。ロシアに送還するには多すぎるし、現代の常識に合わせてみても、財産を没収することが人道的にできるのか?

 

 もし、「共生」を選んだとすると、日本は自国内に「ロシア人が多い地域」を抱えることになります。

 プーチン大統領がロシア南部で20年間続けてきた「パターン」やウクライナで行っていることをみると、将来のことが、想像できませんか?

 

 いずれ「日本国内で差別を受けているロシア人を救済する!」と言って喧伝し、北方4島を「自治国」として勝手に「承認」して分割し、ロシア軍の軍事介入を行う。まあ、最後の軍事介入は難しいとしても、火種を残すことはできる。日本国内の不安定要素を握ることができるのだから。

 

 こう考えると、この問題を80年も放置してきたツケが出てしまっている。

 

 

 

 ここまで、北方領土に関する妄想を垂れ流してきました。

 

 当ブログは、基本的には「返還しろ!」という姿勢なのですが、最近、少し考えも変わってきている。

 80年が経過し、島民も3世の時代になっている。3世にとっては4島は生まれ育った故郷であり、島から出て行ったとしても、4島は「おじいちゃん、おばあちゃんのいる島」となっている。

 

 彼らから「故郷」を取り上げるのがよいことなのか。

 

 一方で、管理人の幼少のころから続いてきた「返還運動」ですが、1ミリも返還に近づいていない。というか、管理人の世代で4島の記憶がある人などいない。

 

 北方領土に住んでいた方々がまだ若く、ご健在であった管理人の世代までは、「返還しろ!」と訴え続けるのは仕方ないと思います。

 でも、これを管理人よりも下の世代に、そのままの形で受け継ぐべきなのか、となると迷ってもしまう。下の世代には、下の世代なりの4島との接し方があるのではないか?と。

 どこかで、完全に下の世代に委ねるようにしなければならないようにも思います。

 

 どうするかは君らが決めろ。 

 

 

 今となっては不謹慎ながら、ウクライナ侵攻前まで、プーチン大統領を高く見ていました。

 

 実際、プーチン大統領は、ロシア国民にとっては英雄とも言える。

 

 エリツィンから引き継いだロシアは、ソ連崩壊後の混乱が続いており、経済はオリガルヒ(新興財閥)に牛耳られている状況。新興財閥と言ったって、ソ連時代の国営会社のトップだった人間が、民主化後にそのまま会社を乗っ取ってトップになっただけ。

 その財閥から権益を取り上げて、経済人から企業を解放したのはプーチン大統領の最初の功績。

 ソ連崩壊後に独立色を強めたロシア南部を、(褒められた手段ではないにせよ)地道に平定していったのも、大きな功績。

 その間にロシアの経済は上昇し、五輪やW杯を開催するまでに至った。

 ロシア国民から見れば、強権ではあるものの、素晴らしい指導者、と言えます。

 

 しかし、それも「ロシア国内にとどまっていれば」の話。

 

 南部の平定のために様々な手段が使われたとしても、「国内」であれば、何も言えない。

 それが、ウクライナという、独立国相手に行われたというのであれば、話は別。

 

 30年間も「ウォッチ」してきた身とすれば、晩節を汚さないで欲しかった。

 

 

 ウクライナ侵攻直後、動画サイトで、ウクライナのどこかの農村で捕まったロシアの若い兵士が、ガクガク震えながら、現地のおばさんから出されたお茶を泣きながら飲んでいるのを見てしまった。

 お年寄りの思想を実現するために、実際に血を流しているのは、オンラインゲームで世界の連中と仲良く対戦している若者ばかり。

 

 ヒューマニズムに陥った?国益を考えろ?正義と悪だけで語るな?

 ウルセー!

 

 実際に血が流れているし、死んでいる。

 

 それを悲しく思い、これ以上、無駄な血が流れないように願って、何が悪い!

 

 

 

 北方領土について、2年前は妄想でしかなかったけど、現在はもっとはっきり考えています。そして80年が経過し、そろそろ何かを決める時期に来ているのかもしれません。

 

 

  

 

 

 

 

中露海軍、日本周遊記念企画!全力妄想「もし北海道がロシア領だったら?」(2021年10月?)

 今思えば、になってしまいますが、2021年の終わりが近づいてきたころから、ロシアは確かに軍事アピールを繰り返し始めていた。

 

 この「日本列島周遊クルーズ」も、何かを暗示するものだったのかもしれない。

 

 4か月後、ウクライナへの侵攻が始まりますが、この時はまだ、予測できた者はいなかった・・・・

 

 

 

 ここから

 

 

 

 先日、中露の合同艦隊が津軽海峡を通過し、そのまま日本列島に沿って南下。西へと進路を変えて大隅海峡を通過した、というニュースがありました。

 

 まあ、昔からあったこと、といえばそれで終わるんだけど。

 

 なぜ津軽海峡を通過できたか、ですが、公海だからです。

 

 で、この辺のいきさつを調べた方もいると思いますが、ストレートに言うと、ここを領海としても、外国の船舶が通過するのを妨げることはできないそうです。そういう国際法だかがあるらしい。

 この辺は話し出すと長くなるので、「どうしても知りたい!」というマニアックな人は調べてください。

 

 さて、今年の下半期から航空機やヘリの墜落、ロシア人の北海道上陸など、何かと「熱い」ロシア極東地域ですが、この中露海軍の日本周遊クルーズはその中でも最大規模とも言えます。

 

 今回はその周遊成功の喜びを中露の同志諸君と分かち合うため、「もし、北海道がロシア領だったなら?」という妄想を披露したい。

 

 妄想とはいいつつも、「菅野美穂がクラスメートだったなら?」という妄想よりは現実に近いと言える。なお、「菅野美穂」という名前を出した段階で管理人の年代がバレてしまうが、各年代の「トップアイドル」の名前を当てはめてほしい。

 

 とにかく、今回の妄想論文がロシア側に見られてしまい、「菅野美穂と付き合うよりも北海道を占領するほうが簡単なんだ」とバレて、プーチン大統領が本気にしてしまう可能性もあるため、日本政府には厳重に警戒していただきたい。

 

 

 早速始めるが、まずは北海道の「位置」について、地図で確認してほしい。

 

 なお、この時の地図は日本全図ではない。「日本地図がないから天気予報の画面でいいや」などと思わないでほしい。

 日本人の多くは、「北海道の場所は?」と聞かれると、天気予報の画面を思い出して「右上の端っこの方」と思いがち。一昔前には天気予報のコーナーで「台風は北海道に抜けました」と言われてた事実からもわかるように、「画面の隅っこ」としか思い浮かばないであろう。

 なお、中には天気図も見ようとせず、天気予報のお姉さんしか眼中にないという不届き者もいるかもしれない。

 

 しかし!

 

 あえて世界地図を見てほしい。

 

 するとどうだろう、北海道は実に「罪深い」場所にあるじゃないか!

 

 どう罪深いのか?って?

 

 よく見てほしい。日本地図では北海道は太平洋、日本海オホーツク海という海に四方を囲まれているが、世界地図を見ると、むしろ北海道がこれらの3つの海を分断しているのだ!ぶっちゃけ、北海道がなければここら辺は全て太平洋か日本海になっていたかもしれない。

 

 北海道と言う島一つで、海域を分割しているのだ!

 

 こんな場所、島一つで複数の海を分割しているのは、世界でも北海道だけなのだ!(もし他にあったらごめんなしゃい)

 

 しかもこれらの海の沿岸はロシア、中国、韓国、北朝鮮などの極東諸国がひしめきあっているではないか!

 そしてそのどれもが、北海道や日本列島があるがために、太平洋とダイレクトに対することができず、「内海」に押し込められている!

 

 もう、これ以上、「罪深い」島が、世界の他のあるのかい!?

 

 そしてさらに世界地図でロシア極東地域を見てほしい。

 

 シベリアからサハリンへと続き、北部では逞しい腕を回すようにカムチャッカ半島が回りこみ、その先からは真珠の羅列のように千島列島が続く。

 そのロシアの腕に深く抱かれるように広がるのがオホーツク海

 千島列島はまるで、ロシアイケメンがオホーツク海に捧げた首飾りのように見える。

 

 しかーし!

 

 そのロシア男と「美女の海」との関係を引き裂くように邪魔をしているのが我が国JAPAN!

 

 なんと北海道という一つの小さな島のおかげで、ロシアはオホーツク海を完全に「俺のモノ」にできないのだ!!

 

 どう見ても、目障りな存在。それがJAPANのHOKKAIDO。

 

 

 そして今回の命題である「もし、北海道がロシア領だったら?」へと続く。

 

 もしロシアが北海道を領有すれば、オホーツク海は完全にロシアのMare Nostrum(我らが海)となり、自国の内海にできる。

 地図で見てほしいのだけどオホーツク海はかなり広いよ。これほど広大な海域を自国に内包している国は他にありません。

 さらに地図を見ると、ロシアは北海道「だけ」を領有していないがために、シベリアの沿海州からカムチャッカ北方領土へ移動するのに大きく迂回しなければならない。

 これが統治の上で、どれだけコストになっていることか。

 

 一方、日本から見れば、北海道一つあるだけで、オホーツク海にも太平洋、日本海にもアクセスできる。

 

 しかもオホーツク海は冬は流氷で閉ざされるため、ロシアは、オホーツク海の中心都市があるサハリンから「対岸」のカムチャッカ、千島列島まで安定した交通手段が断たれてしまう。

 つーか、夏でも北方領土まではサハリンから1日がかりで移動しているらしい。

 

 もし、北海道がロシア領であったなら、ロシアは函館や釧路と言った「不凍港」を持つことができ、通年で交通手段を確保できることになる

 さらに世界地図を見ると、北極海航路のアジア・太平洋側にある最初の本格的な港は釧路、もしくは函館であることがわかる。

 そう、ロシアは北極海航路の欧州側と太平洋側の「玄関」を抑えることになる。

 

 また、現在の択捉島ロシア海軍の港があるとのことだけど、グーグルアースで見てほしい。決して大きな港ではない。

 

 良港の条件とは、港の海底が深く、波から守られること。

 

 北海道の釧路、室蘭、函館といった港町を見てほしい。

 

 室蘭、函館はそれぞれ半島や函館山に囲まれた湾になっているし、釧路も釧路川という大きな川の河口にある。

 

 ところが択捉島などの北方領土では港に適した場所がなかなか見当たらない。択捉島に一部、理想的な地形があるが、どうやら切り立った崖で囲まれているらしい。

 

 それにもし、大軍を常駐することになった場合、湾の周辺に物資を調達できる後背地や都市の存在が必要になるが、択捉島にはその余地はなく、大軍が長期に滞在するのは難しいか、大きな維持費がかかる。

 

 しかし北海道がロシア領なら、食料供給できる後背地や都市と港が直結しているので、大軍を常駐することができる。

 

 ちなみにロシアが介入してでも維持したかったクリミア半島黒海艦隊の港町、セバストポリもグーグルアースで見てほしい。

 

 どのくらいの大きさであれば海軍が常駐できるか、参考になるよ。(だからと言って役立つわけではない)

 またアメリカのノーフォーク海軍基地も見てくれ。

 

 もう凄いよ。軍港と空港、鉄道道路が直結している、まさに軍事の集積地といった感じ。

 

 ついでに横須賀や呉も見てみよう。

 

 

 脱線したけど、以前の記事に書いたけど、極東地域は実はそれほど農業生産に向いているとは言えず。また経済の中心地になれるほどの大都市もないため、経済的な求心力を欠いている状況。これがロシアの極東開発を困難にしている要因になっている。

 しかも大軍を常駐できる適地もない。

 

 これらの問題が、北海道という島一つを領有するだけで解決してしまうのだ!

 

 

 ここから北方領土の話にもつながっていくのだけど。

 

 第二次大戦にて、ソ連は日本が8月15日にポツダム宣言受諾を公表した三日後の18日になって、千島列島に侵攻を開始した。

 

 今のロシア政府も「戦勝の結果」と言っているけど、千島列島侵攻は日本が降伏してから行った、明らかな「分捕り行動」であったわけで。

 

 そしてスターリンは留萌と釧路を結ぶラインでの北海道分割を、マッカーサーに提案した。

 

 それも世界地図を見て、そして「もし北海道がロシア領だったなら」を妄想すれば意味がわかる。

 

 そう、留萌ー釧路から北部を領有し、オホーツク海は完全にソ連の内海にする。

 

 むしろこれができなかったために、ソ連やロシアは、その後のシベリアの統治を困難にしているわけで。

 

 そして近年、中国が北海道に影響を及ぼしているらしい。

 

 中国にとっても、北海道は地理的に重要な位置。

 

 ロシアと中国から迫られる、という、二人の女性の間で揺れ動く北海道。例えていうなら、正に「気まぐれオレンジロード」状態だったのだ!(実はこれが言いたかっただけ)

 

 

 

 

2024年3月3日追記

 

 管理人は地理好きで、地図好きです。地図で北海道周辺の極東地方を見てみると、ほんとに興味深い配置になっていると、つくづく思います。

 

 もし、北海道がロシア領だったなら。

 

 札幌は間違いなく、極東の政治、行政、経済、軍事の中心都市となっていたでしょう。

 

 それが北海道がロシア領ではないばかりに、極東の中心がウラジオストクハバロフスクユジノサハリンスクなどに分散してしまっている。

 

 北海道開拓の意味は、20世紀以降の歴史にも影響を残しています。