意識低い系、日本代表宣言!!

意識の低い人間が、意識の低い情報を、意識を低くしてあなたにお届け!!

函館新幹線は現実的な問題

 日本の夏において、集中豪雨による災害は「必ず起こるもの」となってしまいました。

 

 今年も日本の各地で、集中豪雨による被害が発生してしまいました。それは雨災害が少ないとされる北海道でも同じ。

 つい先日も、札幌近郊のJR線が、大雨による影響で運休となってしまいました。

 

 ただ、台風は9月にも多いとされているので、まだまだ気を抜くことはできません。

 

 

 さて、今夏の集中豪雨災害で、注目すべき出来事がありました。

 

 東日本の集中豪雨の被害により、東海道新幹線をはじめ、山陽新幹線まで、全ての新幹線が運休となってしまったのです!

 

 山陽新幹線のある西日本の天候はよかったんですよ。

 

 なのになぜ、西から東まで、新幹線が運休してしまったのか?

 

 それはこのブログを読んでいただいている方ならお分かりかと思いますが、東京から博多まで、一つのレールで結ばれているからです。

 

 日本の人口と経済の集中地域を貫く東海道・山陽新幹線ですが、それだけにダイヤはすでに過密しています。しかも東京乗り入れ便も多いため、東京が西日本のダイヤにも大きく影響しているのです。

 東京方面の短い区間で運休となってしまった場合、ダイヤ体系を乱さないためには西日本も連動してしまうのです。

 

 管理人も、東北・北陸・上越の新幹線と異なり、さすがに日本の大動脈である東海道・山陽新幹線では「安全弁」があるだろう、と思っていたんですよ。それこそ新大阪で折り返し運転とか。

 

 しかし、使用車両の都合などもあり、それも無理だったのです。

 

 これは新幹線が拡大した負の影響ともいえる。新幹線ダイヤの東京一極集中がもたらした弊害。

 

 とはいえ、東海道・山陽新幹線は東京と結ぶためだけにあるのではありません。沿線には名古屋を筆頭に、静岡や京都、神戸、岡山、姫路、広島など、大都市があります。これらの都市間移動でも、新幹線は重用されています。

 

 「国土強靭化」が、ここ数年、叫ばれていますが、新幹線体制の強靭化はその中でも緊急度の高い部類なのではないでしょうか?

 

 要は、全てのダイヤが停止するのを避けるため、短区間ごとに「安全弁」を設け、ローカルの循環は保つようにする、と。

 

そうなると主要駅での引き込み線の新設などが必要になってくる。

 

 北海道新幹線の札幌延伸が実現した場合でも、これは必要になってくる。現状では、長野県のどこかで災害が発生し、北陸新幹線の長野県の区間で不通となってしまっても、札幌発東京行きの新幹線にも影響が出てしまうのです。

 

 東海道・山陽新幹線は、人口密度と言う点で「全国規模」の大きな損害をもたらしました。北海道、東北、北陸、上越新幹線は、人口こそ少ないものの、国土をカバーする面積の広さで言えば、東日本から北日本の広範囲に影響を及ぼしてしまいます。

 

 そして、北海道で言えば、より使用頻度が高まるとされる「札幌ー函館」間も、影響が出てしまう可能性が高い。

 新潟県の新幹線事故によって、札幌ー函館も運休になってしまう、という事態まで起きかねません。

 

 しかし、函館駅までフル規格の「引き込み線」を作ることで、北日本のどこかで災害が起こっても、少なくとも北海道内のローカル循環は保つことができる。

 

 建設費は100億円くらいらしい。もっとするかもしれないけど。

 

 東京の経済関係の方は、この金額をどう思われますか?

 

 「函館市民だけが得するのに100億円はもったいない!」と思われますか?

 

 しかし、今夏の新幹線の「事件」を思い出していただきたい。

 

 東京から福岡まで、全ての便が運休したことによる全体の経済損失は、たった一日でも100億円は軽く超えたのではないでしょうか?

 

 災害は避けることはできません。なので経済損失は避けられない。

 

 しかし、それでも西日本や他の区間の一部でも運休を回避して、ダイヤを維持できていれば、その経済損失を少なくすることはできたのではないでしょうか?

 

 そう考えた時、100億円の投資は、高いのでしょうか?

 

 集中豪雨により被害は、これから先も毎年、起こるでしょう。

 

 災害そのものをなくすことはできないとしても、その影響を小さくすることも「強靭化」の一つなのではないでしょうか?

 

 函館新幹線は、決してローカルな問題ではないと思います。

 

 そして、この問題で悩んでいるのは函館以外にもあると思います。特に既存の新幹線沿線の都市で。

 東京のダイヤに振り回されて、ローカルな循環まで止まってしまうことに不安を感じる地方自治体は、他にもあるのではないかと思われます。

 

 函館新幹線を求める際に、それらの自治体をともに、この問題を訴えるのもいいかもしれない。

 

 

 ・・・・・・すみません、ここ数日「A列車で行こう」をプレイし過ぎました。

 

 

 追記

 

 今年、札幌ー函館間の都市間バスが大幅に減りました。運転手不足のためです。

 移動する手段として、これから鉄道の比重がより大きくなると思われます。

 今の新函館北斗駅のままで、満足のいく「都市間移動」が確保できるのでしょうか?

 新幹線のフル規格による函館駅延伸は、妄想ではなく現実的、それも想像以上に緊急の課題、と言えます。

 

 

 

エスコン新駅問題は、北広島だけの問題ではなかった!

 先日、エスコン新駅についての記事を書きました。

 

 エスコン観客だけを考えると躊躇してしまうけど、南側の千歳にラピダスが完成すれば、住宅地としても発展が期待できる、と。

 

 一応、エスコン新駅は着工に向けて動き出したようです。

 

 その後、いつも拝見している北海道の交通系の動画を見て、このエスコン新駅の建設が、決してエスコンフィールドだけの問題ではないことを知りました。

 

 その動画によると、要はすでに千歳線のこの区間、「札幌ー新千歳空港」間はダイヤが過密していて、線路容量を超えてしまっている、と。

 

 確かにエスコン新駅は、札幌-新千歳空港という、北海道で最も列車が通過する路線にあります。

 

 この区間には、普通列車をはじめ、札幌と新千歳を結ぶ快速「エアポート」(JR北海道を代表する快速)、帯広・釧路、苫小牧、室蘭方面への特急車両、本州への貨物列車などが数分単位で行き交っています。

 

 すでに過密ダイヤになっているところに、エスコン新駅ができても観客用の車両を用意できるのか、と。

 

 これは正しい。

 

 しかし、これはエスコン新駅だけの問題ではありません。

 

 千歳で着工されたラピダスが稼働すると、沿線人口はより多くなると思われます。

 

 ということは、エスコン新駅に関係なく、この「札幌ー新千歳間」の過密を解消する抜本的な解決が求められます。

 

 また2030年に新幹線の札幌延伸が実現すれば、この地帯は新幹線駅にも新千歳空港にも近い場所として価値が上昇する。

 

 で、ですね、その新千歳空港のJR駅も問題を抱えている。

 

 新千歳空港駅は、新千歳空港の真下にありますが、盲腸線のために折り返し運転となります。もし新千歳空港から帯広・釧路・函館・室蘭方面に向かい場合は、南千歳で乗り換えないといけない。

 新千歳空港の利用者急増を受け、新千歳空港と札幌との輸送の改善も求められていました。

 

 コロナ前の2019年、「将来的な計画」として、新千歳空港駅の改修、というよりは新設に近い大改造計画が発表されました。

 しかしコロナで状況は暗転。もともと10年単位の長期計画だったのですが、無期限の延期に近い存在になってしまった。

 

 ところがところが、またまた状況が変わり、ラピダスの建設が決まった。しかも数年後。

 

 ラピダスの建設により、この区間の輸送力増強は喫緊の課題となってしまいました。

 

 もはやレールの増設なども現実的に考えないといけないレベル。

 

 こうしてみると、エスコン新駅の問題はエスコンフィールドだけにとどまらない、道央圏の交通の抱える根本的な問題と言えます。

 

 エスコン新駅の建設は、新千歳空港駅と連動する必要が出てくる。

 

 こうなってくると、エスコン新駅問題は、北広島だけの問題だけではなくなり、札幌、恵庭、千歳、新千歳空港を含めた広い地域にまたがった問題と言える。しかも新千歳空港も関係するとなると国土交通省という中央省庁も関わってくる。

 

 これは北広島がどうこうではなく、北海道や知事が主体となって解決にうごかなければならないのではないでしょうか?

 

 この問題には、そんなに時間が残されていません。

 

 

 

 追記

 

 北海道新聞によると、札幌市電が30円値上げになる、とのこと。

 

 資材高騰や燃料費の高騰が原因とのことですが、日本ハムの移転も関係しているのではないか、と勘繰ってしまう。

 日本ハムが札幌ドームで試合をすることで、東豊線はドル箱となっていました。

 それが今年は激減したはず。

 市電の値上げを決める前に、交通局全体の売り上げや地下鉄・市電の路線別の収支も公表する必要があるのでは?

 

 日本ハムの移転は、札幌ドームの赤字化だけではすまない影響を残しつつあるのではないでしょうか。

 

 

サッカー日本代表、お疲れ様!

 管理人はサッカー経験はありません。観戦経験も少ないです。

 

 なのにサッカーを取り上げる頻度が高まってしまった当ブログ!

 

 いんだよ、書きたいのを書くから!だって「意識低い系」だもの。タイトルにあるじゃん!!

 

 

 ・・・・・・・そんな見苦しい言い訳は後にして、本題へ。

 

 ドイツ戦について取り上げた以上、トルコ戦にも触れないといけないのではないか、と

勝手な義務感が沸き起こってきまして。

 

 つーか、トルコ代表って、2002年大会以来、W杯に出場していないんですね。これは意外。

 

 とはいえ、常に欧州の代表チームと戦い、選手の多くも欧州リーグでプレーしている以上、日本と同格に考えていいのかどうかは疑問が残ります。

 

 ドイツとは異なるかもしれないけど、このトルコ戦も、「現在、日本がどの位置にいるのか?」を見極めるには絶好の機会となるかもしれない。

 

 で、内容は、勝利。しかも4点もとって。

 

 しかしこの勝利は、非常に大きな意味があった。

 

 ドイツに続いて、欧州に近いトルコを破ったことで、世界のメディアは明らかに日本への評価を変えた!

 海外のサッカーメディアが日本代表に注目するなんて、奇跡ですね。

 

 管理人の若い時にも一度、世界のサッカーメディアが日本に注目したことがあったんですよ。

 

 1996年のアトランタ五輪で起こった「マイアミの奇跡」というやつです。

 

 当時に五輪日本代表が、なんとブラジルに勝っちゃった!!

 

 ドーハの悲劇から間もないころで、いまだワールドカップに出場したことがなかったのに、王者に勝っちゃった!

 

 当時の日本も大きなニュースとなり、新聞の号外まで発行されるほど。

 

 そして世界のメディアも「信じられない!」と、この日本の快挙を大々的に報道し、名実ともに、日本は主役となりました。

 

 ・・・・・この日だけね。

 

 一度、ブラジルに勝利したくらいでは世界の日本に対する評価は1ミリも変わりませんでした。この「マイアミの奇跡」も、これまでも世界のサッカーの歴史に稀に起こった「珍事」として、一瞬で忘れ去られていきました。

 

 こういうのは、管理人は幼少のころから何度も経験している。

 

 またも高校野球を例にしてしまうけど、かつて北海道の代表は、必ず負けていました。しかも結構な大差で。

 それでも地元の北海道新聞道新スポーツは、例え大差で負けようと、なんとか北海道代表を盛り上げる記事を掲載していました。

 12-2で負けたとしても、その2点に注目し、「この回、北海道代表は執念の反撃を見せ、強豪校の選手、ベンチに脅威を与えた」とか、「負けはしたものの、5回の北海道代表の素晴らしい守備は、大会関係者に強く印象付けた」などと、「良かった場面」を無理やりクローズアップし、まるでそのプレーによって強豪校には「北海道、すげー!」「侮れないぞ!」とトラウマを植え付け、大会関係者が「北海道にスゴイチームがある!」と胸に刻まれたかのような、記事を掲載していました。

 

 もちろん、誰も覚えてないけどね。翌日には忘れ去られるのがフツー。

 

 道民も誰も、それを信用していないけど。でも、そういう風には書いてほしいですけどね。

 

 とにかく、96年の「マイアミの奇跡」は、日本では「奇跡」などと格好いい名前がついて、日本サッカー史に永遠に刻まれる「歴史的快挙」の扱いですが、世界では「え?そんなことあったっけ?」という扱い。ブラジル人だって覚えていません。

 

 

  とにかく、27年前の日本の快挙は、世界に何の影響も及ぼしませんでした。

 

 

 

 しかし、今回の欧州での2戦は違う!

 

 世界に確かなインパクトを残したのは事実!!

 

 でも、どこまで世界に影響を残したか、については冷静になる必要があるかもしれない。

 

 

  「強すぎるだろ」日本に完敗→監督解任のドイツがフランスを2-1撃破!「見えてきたよ、希望の光ってやつが」「かつてないほどの幸せ」などファン大喜び!(SOCCER DIGEST Web) - Yahoo!ニュース

 

 

 

 

 ドイツ代表のコメントを見てくれ!

 要は「フランスチームのことは、よく知っているけど、日本は良く知らなかった」というようなニュアンスの発言。

 

 これよ、これ!

 

 これこそ「大国」のプライド!

 

 彼らは、決して「日本ごとき」に、「完全敗北」なんて認めない。

 

 100年間以上もサッカーが強かった国が、そんなに簡単に負けを認めるわけない!

 

 おそらく、欧州での日本の位置づけも、決して「我々と並んだ」などと考える欧州の国はないでしょう。

 

 これは、思春期にスクールカースト底辺にいた管理人には、よくわかる。そんな簡単にクラスの人気者になるわけないじゃん!

 

 高校野球だって、駒大苫小牧が優勝しないと、評価はされなかった。

 

 サッカーでも、ワールドカップで優勝しない限り、世界の日本に対する評価は大きくは変わらないでしょう。

 じゃあ、何の痕跡も残さなかったのか?となると、それも違います。

 

 少なくともこれからは、日本代表について、事前に知ったうえで試合に臨まないといけない、ということは認めている。

 

 これまでは事前に日本の情報を知ろうとしなかったのでは?そして、それでも当たり前に勝っていた。

 

 しかしこの2戦で、これまでよりは本気で臨まないといけない、と思うまでには認めさせたといえます。

 

 これは「マイアミの奇跡」とは大きく異なる点。

 

 

 そして、ここから先の景色を見たことがあるサッカー関係者はいないのでは?

 

 欧州でも一定の評価を得て、いよいよW杯ベスト8の先に進むことが現実的になってきた。

 

 この先は、だれもレールをひくことができない。

 

 名実ともに、森保監督と代表選手しかわからない領域。

 

 

 ぜひ、世界での日本代表の地位を挙げていってほしいですね。

 

 

 

 

 

 

様々な「日本代表」が大躍進!!その2

 そして、本来なら最初に取り上げるべきだったのが、ラグビー

 

 ワールドカップで、日本代表が見事にチリ代表に勝利!!

 

 

 実は管理人には、ラグビーを実際にプレーした経験があります。

 

 もちろん、自分から進んでやった、なんてことはない(笑)。

 

 管理人の母校は、ラグビーの古豪。

 

 そのためか、体育の授業でラグビーがあってさ。

 

 想像してみてください。

 

 ビールを持った瞬間、バリバリ文化系のヒョロガリ男に、10人以上の体を鍛えまくった連中が自分一人めがけて突進してくるんですよ!(「ボールを持った瞬間」の書き間違いなんだけど、面白んでそのままにします)

 

 しかし、あの楕円形のボールを持った途端に、心の奥底の魂が燃え上がり、体格の差を忘れて果敢に突進する勇気が湧いてきた!

 

 ・・・・・・・なんてことはなく、すぐさまパスして矛先を逸らすことに徹していました。無理だって。同じ体格の同級生が、自ら果敢にタックルしに行って、軽く吹っ飛ばされたのを見たしね。相手は筋肉ゴリゴリで、びくともしてないからね。

 

 だから、ラグビーは体格差がモノをいうスポーツ、という思い込みがあった。いや、今もあるかな。

 

 そして他の競技同様、管理人の若いころは、ラグビーでも日本と世界とでは大きな差があった。体格が決定するだけに、差を縮めることなんて他の競技以上に絶望的と思っていたし。

 ましてや管理人の20才の時に、日本代表がニュージーランド代表に「17対145」で大敗した、というニュースもあったしね。

 

 スクールウォーズの話じゃないよ、実際の話だよ!

 

 でも、何とも思わなかったんだよ。「まあ、そんなもんじゃない」くらいに思ってた。日本と欧州では、もう、実力差があり過ぎて、つーか実力以前の体のつくりが違い過ぎて、欧州においつくなんて絶対に無理だ、とあきらめしかなかった。

 

 それこそ高校野球で、北北海道代表が大阪代表と当たっちゃった、くらいに思ってた。

 山形県の人もわかってくれるでしょ?あのPL学園との試合を思い出してください。最後の方で桑田が「思い出作り」で失点してくれた試合。

 

 ちなみにこの時の「17対145」の惨敗は、後にラグビーのゲームの中で再現されます。「この試合に勝ってみろ!」的な内容で。かなり難しかったらしい。

 

 とにかく、ラグビーは無理だろう、と思い込んでいました。

 

 が!

 

 2015年に日本代表が、ラグビーの強豪国であった南アフリカ代表に勝利したというニュースが衝撃的だった。

 そして2019年の日本開催でベスト8へ。

 

 今回の対戦相手であったチリは、世界ランクとしては日本よりも下。なのでチリ戦の勝利は、今の世代にとっては必然なのかもしれないけど、あの145点取られちゃった時代を知っている管理人にとって、あの肉弾戦のラグビーで、アジア以外の外国相手に「当たり前」に勝ってしまったこと自体が、衝撃なのです。

 

 次も頑張ってくれ!

 

 

 

 このほか、様々な競技で「日本代表」が大活躍しているようで。

 

 

 昨日は野球のUー18の代表も、台湾を下して優勝した、とのこと。

 

 凄いね!甲子園から始まった選手たちの夏も、ようやく終わったようですね。まずは帰国したら、何かを腹いっぱいに食ってくれ!

 高校3年の男子って、どのくらい食うんだ?でも、限界まで食わしてあげてほしい。

 

 

 そして、7月24日の話になってしまうけど、バレーの男子代表では46年ぶりにメダルを獲得したとのこと。

 

 バスケも五輪に出場確定。何でもバスケも欧米に勝つこと自体、画期的なことだったとのこと。バスケは管理人は全くの素人なんだけど、アメリカでの異様な人気っぷりは知っているので、これも漠然と欧米とは大きな差があるのだろう、と思っていた。こちらでも日本は欧米に食い込みつつあるんですね。

 

 他に世界陸上では北口選手が金メダルを獲ってましたね!しかもやり投げで!

 彼女は「歴史を作りに来た」と発言していたとのこと。頼もしい!

 

 なでしこジャパンも強かったですね!あの酷暑の日々、家の中で中継見ながら盛り上がることができたので、心から感謝!

 

 

 

 たぶん、管理人が拾えていない「日本代表」の快挙が、まだまだたくさんあると思います。

 

 

 最近、思うのは、「日本代表」についての印象が、明らかに変わってきた、ということ。

 

 管理人の若いころ、メジャーな国際大会と言えばオリンピックくらいなもので(あくまでも日本でも有名だったのは)、その際に日本代表に求められたのはとにかくメダル。「メダル取れそうですか?」というのがインタビューの常套句となり、挙句には選手にも嫌がられて、ある水泳選手には「メダルキ〇ガイ」とまで言われてしまう始末。

 

 一時期、日本代表は敬遠されるようにもなっていたらしい。

 

 最近は明らかに違いますね。

 どの「日本代表」の選手も、日本代表に選ばれることを誇りに思っているらしい。

 

 サッカーでも「なんで俺を使わないんだ!」と露骨に本音をもらす選手がいたし、野球のWBCでも「ぜひ自分を使ってほしい」と志願する選手が多発した、とのこと。

 

 どの「日本代表」でも、若い世代は世界で実力を試すことを求めているように思えます。

 

 管理人にように大きな大会しか注目しない人間にとって、特にここ2年以内に起こっている日本代表の活躍をみると、きっかけは東京五輪だったのではないか、と思ってしまうのです。

 

 もちろん、東京五輪を無条件で称賛する気なんてありません。あの疑惑はひどいね。

 

 しかし、若い世代にとっては東京五輪が、世界基準で戦うきっかけとなっている。

 

 まだ2年しかたっていないけど、長い目で見た場合、彼らが五輪以外でも世界と伍している現状を見ると、東京五輪は成功だった、と言えるのではないでしょうか。(疑惑は最低。評価できません)

 

 そして何よりも、強いられることなく、自然に「日本代表」に誇りをもっている。

 

 

 競技の別に関係なく、歴史を作る権利を与えられるのは「日本代表」のみ!

 

 ぜひ、自分たちの好きな歴史を書いてくれ!!

  

 

 

様々な「日本代表」が大躍進!!その1

 

 思い返せば2年前。 

 

 世界はいまだ、コロナの真っただ中。

 

 そんな中、いつも以上に暑かった東京で、東京五輪が開催された。

 

 開催を巡って国論は分かれ、開会式会場の外ではデモが発生する異常な空気の中、大会は決行された。

 

 賛否両論が渦巻く中、国民は一人の若者の姿を目撃することになる。

 

 2021年8月3日に行われた、サッカーの3位決定戦。

 

 日本代表は53年ぶりのメダル獲得をかけ、強国スペインを相手に戦い、延長の末に敗れた。

 

 試合後、まだ20歳だった久保選手が、フィールド上でのたうち回る姿が、延々と中継された。傍から見れば、ケガの激痛にもだえ苦しんでいるようにも見えるほど、彼は号泣していた。

 実力不足を思い知らされたのか、逆に「もう少しだったのに」と実力を出せなかったことを後悔しているのか。

 若いとはいえ、「プロ」であり、「日本代表」であった彼が、臆面もなく「泣きじゃくって」、悔しさを表現している。

 

 少なくとも管理人は、その姿を見て「みっともない」などといった野暮なことは思いつかなかった。

 

 むしろ「日本にメダルをもたらしたかった」という思いが、テレビ画面から痛いほど伝わった。コロナに怯える中、彼は彼のできる手段で未来を変えようとしていた。

 

 それから2年後、久保選手は、その時の敵地・スペインのチームで、英雄となろうとしている。数試合続けてマン・オブ・ザマッチを獲得し、チームの中心的存在に。

 インタビューに答える姿には自信が満ち溢れ、それでいてホームのファンへの感謝も忘れない。

 

 チームからも地元ファンからも、絶大な信頼が寄せられている存在になっていた。

 

 

 たった2年ですよ、2年でここまで変わる。

 

 若者には何が刺激になるのか、わからない。

 

 その他にも三苫選手もワールドカップ後に欧州で大活躍し、今期の開幕戦でも世界が喝采するスーパーゴールを決めているし、他にも多くの選手が「W杯後」に大変貌を遂げている。

 

 今回のドイツとの試合の前、日本国内の世論は「今回は勝てないだろう」というのが大勢。管理人もそうだったんだけどね。むしろ「やべ、ドイツを怒らせちゃったぞ」くらいに思ってしまった。

 

 しかし、久保選手、三苫選手など、すでに欧州リーグで戦っている選手は「勝てる」と明言していた。いや、例え30年前の日本代表が当時のドイツと戦うことになっても、試合前には選手本人は「勝ちます」と答えていたでしょう。しかし心の底から思っての発言かは別。

 

 今回の「欧州組」の発言は、そんな「前口上」「お約束」なセリフなどではなく、実地に体感していることを元に、確信しての発言だった。

 

 そして、勝った。

 

 これは全然違うよ。

 

 「やったら勝っちゃった」でもなく、実際に相手の実力を把握して、「こうやれば勝てるのではないか」と確信して、勝利した。

 

 こちらで言えば、たった9ヶ月ですよ。

 

 彼らに必要だったのは、持っているものを全部開放する「きっかけ」だったのだ!

 

 そして、選手のインタビューから読み取れたのは、「次のワールドカップでベスト8に進むにはどうすればいいか」「ワールドカップで優勝するにはどうすればいいのか」ということを、妄想ではなく真剣に考えている、ということ。

 

 そんなに遠くない将来、日本人は驚くようなニュースに接することになるかもしれない。

 

 

 長くなっちゃったので続く

 

 

 

エスコン球場のJR新駅は作るべき!

 

 開業初シーズンが終了しようとしているエスコンフィールド北海道。

 

 球場施設の評価は非常に高くなっていますが、良くないのがアクセス。

 

 北広島駅から徒歩で20分くらいかかるらしいし、バスやタクシーで混雑する。

 

 そこへ来て、予定されていたエスコン球場の目の前の新駅構想が、折からの資材高騰の影響で頓挫している、とのこと。

 

 90億円くらいの予定だったのが、130億円になると変更になり、北広島市が難色を示している、とのこと。

 

 先日、JR北海道が再度の価格見直しで90億円に戻したそうなのですが、報道によると、それでも北広島市が、一企業の利用がメインの駅に税金を投入することに躊躇している、とのこと。

 

 

 いや、絶対に作ったほうがいいよ。報道によると、北広島市はさらに値切ろうとしているそうなんだけど、あんまりケチるのもどうかと。

 

 まず、エスコンに観戦に来る人が増えるだけで北広島に効果があるし。

 

 それに、やっぱりラピダスができることも大きい。

 

 ラピダスの建設により、千歳周辺の関係者が増えることになると思うけど、当然、住宅も必要になるわけで。

 

 エスコン新駅の場所は、非常にいいんですよ。

 

 札幌にも千歳にも近い。今後、球場観戦目的だけではなく、住宅地としても人口が増えること確実。それでいて、今なら駐車場を持つくらいの家も確保できる。

 子どもが大きくなったら、札幌への通学も考えられるけど、JRがあるのは非常に有利。

 

 そうなると、「一企業だけのための投資」ではなくなります。

 

 十分、北広島の未来のための投資となるのだから、税金を投入する理由になる。

 

 これ、専門家はどう思います?

 

 かなり確実に元が取れそうな投資先に思うんだけど。むしろここにお金を投入しないでどうするの?と。

 

 

 

かつてハドソンと言う会社があった。その9

拓銀の破綻により、ハドソンの資金繰りも急速に悪化してしまいます。

 

 一方で、自ら生み出したCD-ROMによって天外魔境イース1・2などで、ゲームのスケールを拡大させたハドソンでしたが、そのためにゲームの制作規模が拡大し始めます。かつてのファミコン時代のように、小さい会社でもアイディアと技術があれば大ヒットゲームとなって、一晩で億万長者になれた時代は過ぎ、弱小会社では開発が困難となっていました。

 そして、プレイステーションやサターンなどでさらに拡大していました。

 

 このゲーム製作費の拡大も、拓銀の破綻によって資金調達の厳しくなったハドソンの重荷となってしまいます。

 

 自らがきっかけとなったゲームのスケールの拡大が、ここでハドソンに追い打ちをかけることになってしまった。なんたる皮肉!

 

 ハドソンは家庭用ゲーム事業をあきらめ、当時、世間に広まりだした携帯電話のアプリゲームの開発に、活路を見出そうとするも、経営は好転することはありませんでした。

 

 そして2000年代後半に、かつてライバルとして互角に張り合ったコナミの支援を受けることになります。

 

 

 この辺りで有名だった自由な社風が改まり、「コナミ色」となった模様。

 

 「自由がなくなった」と思ってしまう方もおられるかもしれないけども、コナミは今も世界的なゲームメーカーとなっているだけに、ゲーム業界も変化を求められていたのかもしれません。

 

 その後も「沿革」では様々な活動をしているように見えるものの、徐々に活動が細くなっていったらしい。

 

 ついに2005年、コナミ連結子会社となり、本社も創業地の札幌豊平区を離れて東京へと移転。

 「札幌のハドソン」ではなくなった瞬間でした。

 

 さらに2012年3月1日、完全にコナミに吸収されます。

 

 

 そして2014年1月1日をもって、ハドソンの公式ホームページが閉鎖。

 

 「ハドソン」は、名実ともに跡形もなく消滅しました。

 

 

 

 

 

 つくづく思うけど、もし拓銀が破綻していなかったらどうなっていたのだろうか。

 

 ハドソンは先の記事で「丸井今井にソフトを供給した」と述べたように、他にも筑波大学と共同研究したり、ゼンリンと共同開発をおこなったり、岩見沢の図書館での一部の蔵書の管理にも関わっていたらしい。

 

 また、2000年代に「ベイブレード」「ビーダマン」などの子供向けアニメや玩具の立ち上げにも関わったらしい。

 

 そう、パソコン技術が会社の根幹なのだから、むしろこれからゲームを離れて拡大していく時期だったのかもしれない。

 

 

 いずれにしろ、ハドソンは無くなりました。

 

 札幌の小さい無線屋にたむろしていたオタク集団は、気の向くままにパソコンいじりをしていたら、いつの間にかパソコン技術で日本のトップにたってしまい、80年代、90年代のゲーム業界で主役となり、CD-ROMで21世紀のゲーム機の形を決めるまでに至りましたが、時代の変化とともに消えていきました。

 

 誰も知らないフロンティアに、率先して突き進んでいった姿は、開拓の地・北海道にふさわしいと思ってしまった。

 そういえば、ホリエモンも北海道で「宇宙」を目指していますしね。

 ハドソンの話を聞いていると、一見、全て開拓されたように見えても、実はフロンティアはまだまだあるんだ、と思えてくる。 

 

 

 かつて北海道に、ゲームで世界を変えた会社があったことを記録しておきたいと思い、記事にしてみました。

 

 ラピダスに係わる方も、「日本の国家の運命を背負っている」と考えるのではなく、ハドソンのように「今までの世界にないものを作ってやる!」と考えてほしいですね。 迷ったら、ハドソン研究所を見に行こう!

 

 

 東京発信の常識にとらわれない、己の好奇心のみで突き進む「ハドソン魂」を持つ若者の登場を願う!!

 

 

 

 以上、長いシリーズにお付き合いいただき、ありがとうございました。

 

 

 最後に、管理人の思春期をワクワクさせてくれたハドソンに敬意をこめて

 

 

 ボンバーキング ボンバーキングのテーマ 歌:高橋名人 - YouTube

 

 

 

 

追記

 

 ハドソンが無くなったにも関わらず、いまだに札幌はソフトメーカー、IT企業の多い街なのだそうです。

 

 なぜかというと、元ハドソンに所属していた方が、消滅前に独立し、また消滅後に自ら起業するなどしたためとのこと。

 

 そう、札幌にはまだ、ハドソンの遺産が残り続けています。