皆さん、意識低くして生活してますか?
さて今日は大河ドラマについてお話しします。
管理人は大の大河ドラマ好きです。ということは歴史好きでもあります。
でも、ここ数年の大河ドラマは見ていないのです。
この10年間ほど、戦国と幕末のヘビーローテーションが続いている気がしませんか?
本能寺と竜馬暗殺を、毎年のように見ている気がする。
信長と竜馬が殺されないと一年が終わらない!と日本人なら思っているはず!(?)
さすがに食傷気味でしてね。
今年の「いだてん」には期待していました。
実際、3月までは見ていました。視聴率は低かったけど、3月のストックホルムオリンピックに日本人が初出場したところまでは、結構、きれいに一つのストーリーになっていたような。
そこから先は見なくなってしまった。別に面白くなかったわけではないのだけど。
自分は「いだてん」は新鮮なので好きですが、一方でここ数年、ファンの間で懸念されていた「大河ドラマのホームドラマ化」が最も如実になってしまった。
評価の高かった「真田丸」も、途中から見ることができなくなってしまいまして。あまりにも「戦国」とか「時代物」を感じることができず。
これは「篤姫」の成功から続いているらしい。
自分は女性を主人公にすることには全く異議はありません。つーか女性の偉大な歴史上の人物なんてたくさんいるし、もっと言えば表には出ないけども影で旦那である天皇なり摂関家なり、中国王朝を動かしていた女性も、ぜんぜん珍しくありません。
表に出ないで意のままに操る、というのが最も「賢い」のは、大人の皆さんならご存じのこと。
まあ、それはそれとして・・・・
ともかく、最近の大河ドラマは女性や若年層にも見てもらうために、「軟化路線」を取っているようです。
でも、「軟化路線」で女性や若者が見るのだろうか?
硬派だった独眼竜正宗や武田信玄、若干、軟化した「秀吉」も女性や当時の若者も見ていたので高視聴率でした。
「八代将軍 吉宗」なんて、合戦シーンも無いのに人気でしたし。
中国の大河ドラマ「司馬懿」について書きましたが、久しぶりにヒリヒリするような政治劇を見て、 昔の大河ドラマを思い出してしまった。
かつての大河ドラマに戻ってほしい、と願う今日この頃。
さて、来年の大河ドラマは明智光秀が主人公。また戦国か!という感じですが、明智光秀は独特の魅力のある人物なので期待しましょう!
そして再来年の大河ドラマが発表されました。
なんと渋沢栄一が主人公とのこと!!
シブサワコウじゃないよ!栄一だよ!!
ついに「ポスト維新」が舞台の大河が実現!!
これまで新しいところでは「龍馬伝」や「花燃ゆ」、「西郷どん」など、多くの「幕末もの」が取り上げられてきましたが、多くは倒幕を「大目標」として描かれ、その後は「後日譚」のような感じで、話の盛り上がりとしては下り坂になっていきました。
「西郷どん」なんてまさにその典型で、倒幕なって新政府ができれば、後は悲運の死に向かうのがわかってしまう。
しかし、再来年の大河は違う!
維新後の日本が舞台。まるで明治維新で全て明るい結果に終わったかのように思われがちですが、実際にはようやくスタートラインに立っただけ。
そこから日露戦争での勝利によって国際社会での地歩を固めるまで日本の苦難の道は続くし、国内経済の混乱も残るわけです。
でもこの「ポスト維新」の時代には新渡戸稲造など、様々な「維新後世代」が活躍した時代でもあります。
新しい時代を題材にする試みを応援するとともに、再来年の大河ドラマを楽しみにしたいとおもいます。
その前に、来年の大河ですね。