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祝!大河ドラマ「八代将軍 吉宗」全話DVD発売!!

 今やNHKの「顔」ともいえる大河ドラマ

 

 長年、管理人が視聴料を払っている唯一の理由になっていました。なお、最近は、「花かっぱ」「み~つけた」「お母さんといっしょ」「いないいないばぁ」の強力編成にハマっているので、教育テレビのためにも視聴料を払っております。

 

 その大河ドラマですが、15年位前から、デジタル化とともに歴代の作品の全話DVD集が発売開始!

 管理人は「太平記」を購入しております。名作ですので、おすすめです。

 

 その歴代大河のラインナップに中で、なぜか一つだけ「総集編」という、今でいう切り抜き版しか発売されていない作品があります。

 

 1994年に放送された「八代将軍 吉宗」です。

 

 この作品だけ、全話収録されていなかったのです!

 

 人気がなかったわけではありません。むしろ、それまで大河ドラマ人気は低下していたのですが(それでも20%はあった)、その沈鬱した空気を吹き飛ばして人気を復活させ、翌年の秀吉では「独眼竜正宗」にも劣らない社会現象にまで至りました。(その後、また低迷)

 

 そんな歴代大河の中でも名作上位に入るはずの「吉宗」だけが、なぜ、DVD化されていないのか?

 

 正式な発表こそないものの、理由は明白。

 

 作中で登場する重要人物に「問題の人」がいたのです!

 

 シリーズの中盤、征夷大将軍の座を巡って、紀州藩の吉宗と尾張藩徳川継友は激しい政治闘争を繰り広げるのですが、その徳川継友役の俳優さんが、あの「誠意大将軍」様だったのです!「ペアヌード」を出した、あの人です!

 

 ご存知のように、誠意大将軍様はその後、不祥事を起こしてしまいます。

 

 上の説明でもお察しの通り、誠意大将軍様の演じる徳川継友は、吉宗とデッドヒートを繰り広げるくらいの人物なので、シリーズを通しても重要人物。結構な話数に出演しており、カットするとなるとストーリーが成り立たなくなるほど。

 

 そのため、DVD全話集ができないばかりか、再放送さえされていない。

 

 管理人は2005年に、CSの時代劇チャンネルで再放送も視聴したのですが、その宣伝の際に「当チャンネルでは、今回が最後の放送となります」という、意味ありげなアナウンスが流れていたのを覚えています。

 

 それから18年が経過。

 

 

 数日前に、たまたま「坂の上の雲」のブルーレイを買うべくNHKスクエアを覗いてみたときに、吉宗も調べてみたのですが、その時にはまだ「総集編」しか掲載されていなかったと思う。

 

 それが坂の上の雲のブルーレイが届いた際に同封されていたカタログに、しっかり「八代将軍 吉宗 全集」とあるではないか!!

 

 念のためにNHKスクエアを見たところ、確かに「全集」が発売されていた!

 

 普段、批判してばっかりのNHKですが、この件に関しては感謝しかありません。

 

 本当にありがとうございます!!ついに数十年越しの念願がかなった!

 

 

 21世紀以降の大河ドラマのファンの人に、ぜひ、見てもらいたい。

 

 脚本はジェームス三木氏。

 

 ジェームス三木氏の脚本には、難しい言葉遣いもフツーに出てきます。

 現代の大河ドラマは、セリフもわかりやすく、現代に近いようにされていますが、その点で言うと、ジェームス三木氏のセリフは視聴者に媚びていない、否、寄り添っていないともいえるかもしれない。

 

 しかし、その時代の空気を十分に感じさせる。

 

 そして何よりも、白熱した場面の数々!

 

 「征夷大将軍」を巡る権力争いや、その後の幕政についてのお話だけに、派手な合戦シーンなどありません。

 

 しかし、権力の中枢に至るまでの段階を、入念に描いています。

 言葉一つで「失敗」となるかもしれない、緊迫した展開が続き、見ている側も緊張してくる。

 

 この白熱の展開が、合戦なしにセリフ劇だけで繰り広げられるのです!

 

 セリフの応酬だけで人を引き付けるというのは、ある意味、ドラマの神髄なのではないか?(と勝手に思っている)

 

 最近の大河ドラマを見て、ハラハラとした緊張を覚えますか?

 

 

 戦国も幕末も食傷気味、という方。

 

 どの時代にも属さない、「江戸時代中期」を知りたい方は、ぜひ、「八代将軍 吉宗」をお勧めします。

 

 

 

 ・・・・・感謝してるけど、値段は高いような・・・・