意識低い系、日本代表宣言!!

意識の低い人間が、意識の低い情報を、意識を低くしてあなたにお届け!!

師走早々、意識低い系事件発生!

 師走に突入した日本。

 

 オリンピックの時は「外国から人がやってきてパンデミックになる!」と騒いでいたメディアが、オミクロン株では早々に入国制限をする方針を示した政府に対して、「鎖国するな!」と批判する今日この頃ですが、いかがお過ごしでしょうか?

 

 そんな混沌とした年末の日本に、またもや意識の低い事件が発生してしまった!

 

 

 「露天風呂に入浴中の女性を盗撮したとして、静岡県警は3日までに、兵庫県迷惑防止条例違反の疑いで、○○県職員の△△容疑者(40)ら男3人を逮捕した」

 

 

 40~60代の「オッサン」が、温泉地の露天風呂の盗撮を繰り返していた!とのこと!!!

 

 

 しかも、

 

 「県警は、組織的に行われた疑いがあるとみて詳しく調べている。」

 

 とのこと。

 「組織的」という言葉に規模が大きいことを連想させます。さらに静岡県なのに兵庫県の条例で逮捕になったことから、「全国規模」であることを伺わせます

 

 しかし組織的に行っていたことが、なんと露天風呂の盗撮かい!!

 

 管理人も「最終解脱した」なんて言えないけども、組織を作って盗撮してまで裸を見たい、なんて思いません。

 

 つくづく男って、バカなことに恐ろしいエネルギーを注入してしまうものです。

 

 組織を作って行動するのだから、 知能も高そうな感じがしますが、その高い知能を低い意識で使用してしまった結果が、この意識の低い事件なわけです。

 



 「逮捕容疑は、共謀して9月下旬ごろ、兵庫県内で露天風呂に入浴中の女性を望遠レンズ付きビデオカメラで盗撮した疑い。

 容疑者たちは9月下旬、兵庫県内でおよそ100メートル離れた露天風呂を盗撮した疑いが持たれている。 被疑者らは茂みの中で盗撮を行うため、のこぎりで回りの草木を伐採したうえで、カムフラージュをして犯行に及んだという。」

 

 

 露天風呂だけに自然に囲まれた山奥などにあると思います。その自然の中の露天風呂を盗撮するのだから、険しい山の中を「登山」する必要があります。遭難やクマに遭遇する危険も顧みず、彼らは意識を高く保ちながら、意識の低い目標を成し遂げていたわけです。

 

 

 「逮捕のきっかけは何だったのだろうか。 それは、容疑者の1人が静岡県内にいたときのこと。 駐車場で仮眠中に警察から職務質問を受ける。 その時、車内から見つかったのはのこぎり。 持っていた理由を聞かれ、「盗撮に邪魔な木を切るため」と話したという。」

 

 

 警察の職務質問には誠実に答える容疑者。さすが県職員。接遇マナーを体得しており、エリートであることがわかります。逮捕の間際まで気位の高さを維持しようとするさまは、関ヶ原に敗れた石田三成が、自らの処刑の前に柿を勧められたのに「喉に悪いから」と断ったエピソードを想起させ、日本人の琴線に触れるものを感じさせます。

 

 

 とにかく、組織の構築と連携、計画立案とその実行、という意識の高い行動をしつつ、成し遂げたかったのが「女性の裸を盗撮したかった」という点だったことに、意識低い系の本質を見せられた気がします。

 

 

 ・・・・・しかし、いつも思うんですけどね。こういう事件でお父さんが逮捕されたとき、娘さんってどう思うんですかね。

 

 不謹慎ですが、同じ逮捕でも「インサイダー取引」とか、「電子商取引なんたらかんたら違反」とかの、「なんだか頭が良くないとできなさそう」な事件なら、「あの子のお父さんは頭が良いんだ」という感じがしますが、「痴漢で逮捕」とか「下半身露出で逮捕」とかだと、息子でも嫌ですが、思春期の娘さんならどうなってしまうのか。

 

 ・・・・・・そう考えると、この事件の犯人も本人の快楽では済まず、ご家族に大きな迷惑をかけているんだな、と。せめてご家族に中傷が及んでしまうことだけは避けたいですね。

日本ハムの選手たちよ、「孤独のグルメ」で頭部の筋肉を学べ!

 「ビッグボス」効果で早くも話題を独占した日本ハム

 

 秋季キャンプなのに、早くもシーズン開幕直前かのうような雰囲気を、日本ハムファンのみならず12球団のファンに巻き散らしております。

 言っちゃ悪いけど、日本シリーズが「ヤクルトVSオリックス」という地味なカードなってしまったのもあってか、いつも以上に盛り上がっている様子。

 

 もうね、結果でなくてもいいわ。野球の話題でここまで明るくなれるだけで、「新庄効果」を実感しています。

 

 

 さて、今回は来年に向け、トレーニングを欠かさない日本ハム選手に、またまた余計なお世話をのべたい!

 

 前回、頭部のインナーマッスルを鍛えることを訴えた当ブログ。

 

 しかし「頭部のインナーマッスル」というだけに、どこにあるのかイメージがわかない、という人も多いと思う。実際に見ることが難しいだけに、他の筋肉のように実感じずらいのは事実。腕の筋肉なら鏡を見ながら「俺の筋肉、カッコイイ!」と束の間のナルチシズムに浸ることもできるが、頭部の筋肉、しかもインナーではナルチシズムも沸いてこない。

 

 プロ野球の中にも、「それじゃ、モチベーションが維持できない!」という、意識低い系の堕落した選手がいるかもしれない。

 

 そこで当ブログでは、そんな意識低い系に喝を入れるべく、「参考資料」を提示したい。

 

 

 「孤独のグルメ」というドラマをご存知の方もおられると思う。

 

 その主人公である井之頭五郎ほど、頭部のインナーマッスルの指導員に最適な人材はいないであろう。日本の第一人者と言っても過言ではない(根拠は無いよ)。

 

 なぜ、「孤独のグルメ」なのか?

 

 それは食事シーンがあるからだ。食事のシーンは口元などの動きがアップで映るために、頭部の筋肉の動きを確認しやすいのだ。

 

 それならオッサンの出てくる「孤独のグルメ」じゃなくて、若くてカワイイアイドルが出てくるドラマの方がいい!という邪な気持ちを持った不届き者もいるかもしれない。そういう奴に限って、女子アナや女性タレントがバナナやソフトクリームを食べる回しか見ようとしないので論外である!

 

 ではなぜ、お色気を微塵も感じさせないオッサンドラマの典型である「孤独のグルメ」なのか?

 それは主人公の五郎の口周りや下顎は皮下脂肪がないために、骨格や筋肉が浮き出て見えるからだ!

 

 井之頭五郎の食事シーンを見てほしい。

 

 まず五郎の下顎。あれはそのまま、下顎の骨「下顎骨」の輪郭を現しているといっても良い。

 頭部の顔つきも人それぞれで、丸顔の人や顎の骨が異様に飛び出ている人など、実に多様である。

 そんな中でも五郎の下顎の骨は、全く余計なものがついていないのだ。

 特に顎の下「オトガイ」と呼ばれる部分から喉にかけて、実にシャープなラインを描いているのがいい。

 ご覧のそこのあなた、下顎の肉がプルプルしてない?

 いわゆる「ブルあご」というもの。

 それは脂肪であったり体質である可能性もあるけど、下顎から下の筋肉が弱いために、下に垂れ下がってしまっている可能性が大きい。

 

 ここの筋肉は、首から下の前面の大きな部分を占め、飲み込みや発声などで重要な役割を果たしている。また、ここが弱いと食事を飲み込んだ時にむせやすくなる。俗にいう「気管に入る」ってやつ。

 

 これ、若い内は「むせた」で済むけど、高齢になってから「むせる」と、命に係わる事態になってしまう。「むせて」気管に入った飲食物が、気管や肺で炎症を起こして「肺炎」になる、「誤嚥性肺炎」を引き起こしてしまうのだ!

 この「誤嚥性肺炎」は、地味なために聞いたことがないという人が多いかもしれないけど、高齢者の死因のトップ3に入る、重大な病気。

 

 そして、プロ野球に関係なく大事な筋肉で、高齢になってここの筋肉が弱くなって、食べ物などを飲み込めなくなると、老化や痴呆が一気に進むといっても過言ではない。

 飲み込めなくなると胃婁(お腹に穴をあけてチューブを通し、直接胃に栄養を送る処置)を行わないといけなくなる。そうなると意識も弱くなると思う。思うとしたのは全員ではないから。

 

 とにかく、「ブルアゴ」は、単なる「首元が太った~」だけでは済まない、老化の兆候ともいえるので、選手たちも「来シーズンに向けて」と言わずに、老後に備えて訓練してほしい。

 

 

 話がかなりそれているけど、またまた五郎の下顎に注目してほしい。

 

 口元の筋肉も非常によく動いているでしょ?

 

 そして動いているのが唇だけではなく鼻の下や頬にまで至っていることに気が付くだろう。頬の筋肉なんて、時々浮き出ているもんね。

 あの辺の筋肉は、全ての筋肉が骨にくっついているわけではなく、筋肉の上から筋肉が「生えている」ような感じになっている。「筋肉のミルフィーユ」状態と言える。

 なので口を動かすだけで、顔面の広い範囲の筋肉も連動して動くのだ!

 

 そしてアゴの骨の後ろの方に注目してほしい。

 噛む動作のとき、ぶっ太い筋肉が浮き出でるでしょ?

 あれが「咬筋」という、噛むときに最も力が入る、「咀嚼」の主役の筋肉。

 上アゴの骨の突起部分にくっ付き、下アゴを強力に引っ張る!

 この咬筋の動きも、五郎のアゴではくっきりわかる。

 

 そして「こめかみ」の部分も見てほしい。ここには「側頭筋」という、食べる動作の時に動く筋肉がある。

 これは頭蓋骨の側面の広い範囲から下アゴの骨の細い突起に続いている。

 

 さらには「飲み込む」ときにも注目すべし!喉元の筋肉が動いているのがわかる。五郎は男性だけに、「喉チンコ」もあるので喉の筋肉の動きもわかる。

 

 

 井之頭五郎の食事シーンを見ると、「食べるて飲み込む」動作には非常に多くの筋肉が参加しているのがわかる。

 

 これらの筋肉は頭部を支え、バランスを取ることへの貢献が非常に大きい。

 ここを鍛えることで、より体幹は安定すると思われる。

 

 

 そして、「老化」を防ぐためにも重要。

 

 当ブログでは子供を取り上げることが多いため、ともすれば「高齢者を切り捨てている」と思われるかもしれない。「医療費削減」となると、大部分を占めているのは高齢者だし。

 

 でも、解決方法があります!

 

 それはいつまでも健康に食べて楽しむ、ということ。

 

 寝たきりになってしまうとそれだけ多くの医療費がかかってしまう。

 

 じゃあ、不慮の事故でもない限り、寝たきりにならなければいい。

 

 つまり、寝たきりにならずに毎日、楽しんで、ある日、ぽっくり「逝く」こと。

 

 これこそ、医療費もあまりかからず、家族にも負担にならずに、長生きする方法。

 

 「歩くこと」と「食べること」ができなくなると、一気に老化が進み、痴呆も進みます。

 ならば死ぬことを恐れるばかりではなく、歩いて食べて、死んでほしい。

 

 食べることは最高の娯楽なので、今から首から上の筋肉を鍛えて、末永く食事を楽しむべし!そうすれば、誤嚥性肺炎も胃婁も防ぐことができる!(はず)

 

 なお、最も簡単な「鍛え方」はカラオケです。

 

 「歌う」行為は、腹から上の筋肉を使う、非常に良い訓練。

 

 身内の話で恐縮だけど、祖母はカラオケサークルに入っていた。そのサークルの人たちの平均年齢は、なんと90才を超えていた!!

 みんな、意識もしっかりして、家族に多くの負担をかけることもなく、歩いて参加して楽しんでいたってさ。時々、お食事会も行われていたらしい。「お嬢様」たちの外出中に、お嫁さんたちも息抜きできたって(苦笑)。

 そして、皆さん、寝たきりになってもすぐに旅立った、とのこと。正に寿命の最後まで、歌って遊び倒した、と。

 祖母も97才で臨終したけど、歌っていたので口周りが鍛えられていたためか、旅立つ半年前まで、ステーキを食べていたからね。

 

 健康でいること、寿命をしゃぶりつくすまで楽しむこと、それこそが医療費の削減につながるので、日本の未来のためにも、頭部の筋肉を鍛えよう!!

 

 孤独のグルメには、日本の明るい高齢化社会が描かれている!(本当かよ)

今オフ、日本ハム選手に提案したい体幹トレーニングメニュー!

 新庄監督の就任記者会見が、期待通りにド派手に行われ、すでに来シーズンが始まった日本ハム

 

 新庄監督の発言をネットで見る限り、オフは体のケアや、ケガが多い選手は体幹レーニングをすることを勧めるなど、個々の選手をわかっているんだなあ、と感心させられます。

 

 そこで今回、当ブログでは今オフ、選手たちに実践してほしい体幹レーニングを提案したい!

 

 え?素人のお前が今更プロに何を提案するの?と思われるかもしれない。

 

 自分の本職では今、「姿勢」の重要性が指摘されていて、そっちでの知識が普及しているとは言えないのではないか、と思われまして。

 

 体幹メニューというと、プランクなどの体や足のメニューが並ぶ。

 

 しかし体幹の一番上にある「頭」のトレーニングは無いように思えて。(あったら、ただの知ったかぶり野郎と笑って許して)

 

 この「頭」は実は厄介な存在で、なんせ背骨に「ちょこん」という感じで、文字通り「のっかっているだけ」。

 

 でも骨格標本なんかで見ると、頭蓋骨は背骨の上にちゃんと真っすぐのっかっているけど、どうやったらあんな細い背骨の上に、あんなデカイ頭蓋骨がバランスよくのっかったままでいられるのか?

 

 それは肩から上の筋肉によって、詳細にバランスが保たれているため、なんですよ。

 

 この肩から首、口、頬、耳付近、頭のてっぺんにかけては、体の他の部位には見られないほど、多くの筋肉が密集しているのです!!

 

 特に「舌骨」という存在が厄介で。これはどこの骨とも「関節」でつながっていない骨なんです。

 

 上と下からの筋肉で「宙づり」になっている、人体でもここだけの不思議な骨なのだ!

 

 この舌骨は、実はとても重要な骨で、食事の際の「飲み込み」の時にとても重要な働きをします。この辺は詳しい人に聞いてね。

 

 とにかく、その舌骨を含め、体の「頭」は、そのバランスを維持するためには他の部位よりも筋肉が重要になる!

 

 そして「体幹」を維持するためにも、この頭部の筋肉を鍛えなければ、「完璧」とは言い難い。

 

 ではこの頭部の筋肉を鍛えるには、どうすればいいのか?

 

 ここで言いたいのだけど、今、ネットで調べてね。いろんな方法があるのだけど、「○○派」と言われるのが嫌だから、特定はしません。

 

 一つ言えるのは、口の周りの筋肉を鍛えることが重要、と。

 

 全身の筋肉の多くが、筋肉の両端が骨についているのだけど、口の周りの筋肉や顔の筋肉は、他の筋肉の上から始まっていたりする、非常に珍しい場所。

 ある筋肉を動かすと、その先についている他の筋肉も動くことになる、筋肉の連動が起きている場所なのだ。

 

 つまり口の周りの筋肉を鍛えることで、口の周り以上の範囲の筋肉、ひいては肩から上の筋肉も、間接的に鍛える効果がある。特に舌の運動が重要で、舌は非常にダイナミックな動きをするため、喉や口、耳元など、非常に多くの筋肉が連動して起こる、一大運動。舌を思いっきり前に出す、できる限り左右上下に動かすことで、それこそ顔面・頭部・喉の「インナーマッスル」を鍛えることができるのだ!

 

 そして頭部のインナーマッスルや筋肉を鍛えることで、頭蓋骨のバランスが安定し、体幹はますます鍛えられる、と思う。

 

 

 ・・・・・・・筋肉を鍛えるユーチューバーでも全然、紹介されないので、ここで紹介しました。詳しくはプロの人に聞いて。

 

 

 

 

栗山スクール、終了。お疲れ様。

 2021年10月30日、栗山監督が最後の試合の指揮を執りました。

 

 なんと気づけば10年も経っていた。

 

 現代のプロ野球で、こんなに長く監督を務めた人って、いないような気がする。

 

 しかも「常勝」というわけでもなかった。

 

 成績的には低迷していた時間の方が長かった。

 

 それでも強い時は、もう、しびれるような勝ち方をする。

 

 何よりも、この10年間、絶えず「新人」が出続けた。

 

 いつも何かワクワクさせられました。

 

 そしていつも暖かそうだった。

 

 何すか?「暖かそう」って。野球の感想にそんなのあるんかい?!

 

 でも栗山監督のチームはそうとしか言えないのです。

 

 体育会系、とか、野武士とか、そういうのとは違うのです。

 そして選手だけではなく、観客もそれを感じる。

 

 そう、必要以上に尖った選手批判がなかった。誹謗中傷が問題視される昨今ですが、栗山監督は最初から、言葉が優しかったですね。

 「プロ野球らしくない」と言われるかもしれないけど、おかげで子供でも近寄りやすかったのは事実。

 

 これでいいんじゃないだろうか。北海道のチームは。

 

 もう、長ったらしい文章はおしまい!

 

 大谷や上沢など、多くの選手を輩出し、「二刀流」や「オープナー」、「二番強打者」などの様々な戦術を披露した栗山スクールはこれにて終幕。

 

 「栗山イズム」は門下生たちに託された!!

 

 そして新庄監督、何か面白いことをやってくれ!!!

 

 

 栗山監督へ、以下の歌でも捧げて慰労させていただきます。

 「ならず者」って、球界の反対を押し切り続けて突飛なことばかりやってきた栗山監督に、ぴったりの呼び名だと思う。

 

 しかも柔和な顔して、結構、頑固者。

 

 そろそろ、一野球ファンに戻って、プロ野球と熱闘の甲子園を観戦してもいいんじゃないですか?

 

 

 Desperado / Eagles Unplugged cover by Ai Ninomiya - YouTube

 

 

「新庄監督」に当惑している君へ

 この週末から「新庄、日本ハム監督就任」という報道が散見されるようになり、今日の道内のスポーツ紙の多くが「稲葉GM、新庄監督、決定!」としています。

 

 日本ハムファンでは「大本営」とされるスポニチでも報道されていることから、ほぼ確定なのかもしれない。(正式決定はわかんない)

 

 しかし道民の多くが「え?新庄でいいの?」と戸惑っていることと思う。

 

 なんせ選手としての実績はともかく、指導者としての実績はゼロ。てっきしバリ島で生涯を過ごすのかと思っていた。

 

 つーか、新庄氏の現役時代を知る世代から見ても、「大丈夫なの?」と疑問に感じている人もいるとおもう。

 

 なんせ新庄は現役の阪神時代も、「ヘアヌード写真集を出すから引退する」と騒動になったり、いきなりの投手転向、実戦登板など、それまでの日本球界では見受けられない奇怪なことばかり起こしていたし。

 そしていきなりのメジャー移籍!

 誰もが「アメリカじゃ通用しないよ」と思っていたら、なんと思いのほか馴染んでしまった!

 

 ・・・と思ったら今度はいきなりの日本ハム移籍宣言!

 

 北海道に来てからの新庄の奔放っぷりは言うに及ばず。年齢を重ねるごとに「遊び」がどんどん加速していった。

 

 日本ハムの北海道移転の成功要因の一つに、新庄の加入があると思うんですよね。

 

 プロ不毛の地であったとはいえ、移転してくるのは地味な日本ハム

 それだけであったら根付くまで時間がかかったかもしれない。

 

 しかし、野球に関わらず芸能人としても全国級のスター性のあった新庄が加入して、好き放題したおかげで、いきなり大注目を集めました。

 

 そして開幕早々のヒーローインタビューで、いきなりの引退宣言ですよ。

 ほんと、好きに生きてるなあ、という感じ。

 格好や行動ばかり「大人」であろうと無理をするよりも、よっぽど人生を楽しんでいるように思います。

 

 その新庄が、コーチも経ずにいきなり監督?

 

 しかし一方で、多くの道民にとって、これはデジャブなのでは?

 

 10年前のこの時期、栗山氏の監督就任が発表されました。

 

 失礼な言い方になるけど、それまで栗山氏へのイメージって、球界の人というよりもテレビキャスターというか、タレントに近いものがあった。

 正直、「元プロ野球選手」を離れて芸能としての人生を歩んでいるように思えまして。

 その人物が、いきなり監督?

 3~4年の暗黒時代への突入を予感しました。

 

 それがどうだろう。この10年は優勝も見れたし、なかなかスリリングな時間になったじゃないか!

 

 中田や西川、中島、吉川、増井、レアード等々。

 

 栗山監督によって「発掘」された選手も多かったし、何よりも大谷ですよ。

 

 これはどこからも異論はないと思うけど、栗山監督じゃなかったら二刀流は実現しなかった。

 だって日本ハムファンですら、最初は疑問に思ったもの。つーか無理だろう、と。どっちかに専念しないとどっちもダメになってモッタイナイと。

 

 しかし、見事に両方で開花させ、野球観戦に新たなスタイルを付け加えました。

 2016年シーズンは、本当に面白いシーズンだった!「野球って、面白いんだ!」と思わせてくれるシーズンでした。常勝西武でも見ることができなかった、華やかなシーズンでした。

 

 栗山監督は日本ハムの歴史に、大きな功績を残しました。

 

 

 だから、新庄監督にも戸惑わなくていい!

 

 むしろ自分は安心してしまった。栗山監督と同じ成果にはならないかもしれない。でも、この10年間もああいうのを見せられて、今更、地味な野球観戦に戻れますか?

 もう、大谷の登場で日本ハムファンの「野球脳」は破壊されています。

 むしろ「もっと刺激をよこせ!」でしょう。

 

 それには新庄監督は答えてくれそう。この際、結果なんて残さなくていいです(爆笑)!

 
 前任を意識する、過去の慣例を踏襲する、なんて最も新庄氏から縁遠いので、好きにやってくれ!!

 

 

 上記のように、新庄氏は関係が重んじられる野球の世界で、実に奔放にふるまい、引退後もバリ島で悠々と過ごしていた様子。

 

 コロナの生活で、行動も厳しく制限されてきました。今はチームの成績よりも、新庄氏の生き方が必要とされているように思います。とはいっても、もちろん一般人が新庄氏と同じ行動をできるわけがありません。

 

 ぜひ、球場という非日常の空間で、見せてほしいと思ってしまう。

 

 

 

 ・・・・これで新庄監督じゃなかったら、すぐに記事を消します。

 

 

斎藤佑樹投手、お疲れ様でした。

 当ブログの管理人が別に運営している「日本ハム遅報」を更新しようとしたら、なんとサイトが見れない状態!

 サボっていたから罰が下ったか?

 復旧まで手間がかかりそうなので、とりあえずこちらにて、日本ハムに関することを書こうと思います。

 

 

 何を書くか、って、そりゃあ斎藤佑樹投手ですよ。それしかない。引退しちゃったんだなあ。

 

 北海道民にとって、斎藤との思い出は日本ハム入団前から始まっていると思います。

 

 いわずもがな、2006年の夏の甲子園決勝から。

 

 3連覇を狙う駒大苫小牧の前に立ちはだかったのが、ハンカチ王子斎藤佑樹でした。

 

 絶対的な存在となっていた田中将大と、互角の投球を披露。

 二人の投げ合いは平成史上最高、いや、夏大会史上最高の投手戦となりました。

 

 あの時の中継を、今でもよく覚えています。もう、延長戦からは見ていられなかった。

 その年の夏の甲子園で最も存在感の大きかった田中投手は圧巻の投球を見せ、力でねじ伏せていましたが、斎藤投手の投球は力でぶつかるのではなく、粛々と投げているように思われました。

 力で圧倒しているように見える田中投手を擁しているほうが有利なはずなのに、なぜか斎藤投手からはチャンスを作る気配を感じられない。そう、「なんだか知らないけど完璧に抑えられている」という状況だったのです。

 田中投手の熱投、両チームのベンチの緊張感、甲子園の観客の熱狂、テレビの前の道民の緊迫感等々。あの試合に注目していた誰もが平静を装うことなどできなかった最中に、斎藤投手だけがただ一人、冷静であるかのよう。

 

 正直、一試合目は延長の途中から、「これは点が取れないのではないか」という空気が、テレビを通しても感じられました。

 

 やっている側も見ている側も、みんな緊張のあまりヘトヘトになって1試合目が終了。しかし斎藤投手だけは最後まで、様子が変わらなかったように思えました。

 2試合目に向けて、いやな予感がしました。

 

 そして2試合目。やはり彼一人が前日と同じく、平然と淡々としていた。

 

 あの甲子園の熱狂を、彼一人で抑え込んでしまったかのよう。

 

 彼は確かに人々を引き付ける何かを持っていました。もって生まれたスター性というやつでしょうか。

 

 この試合で、道民には「斎藤佑樹」という名前が胸に深く刻まれました。

 

 だからこそ、4年後にドラフトで日本ハムが斎藤投手を指名したとき、運命を感じざるを得なかった!

 

 あの「憎っくき」投手がやってくる!これは非常に頼もしい!!

 

 あれから10年が経ったんですね。

 

 確かに、必ずしも入団前に予想された成績を残すことはできなかったかもしれない。

 

 でも、実力本位のプロの世界では認められないことなのかもしれませんが、北海道のチームにいてくれるだけでもよかった、と今は思います。まあ、鎌ケ谷の方が長かったけど。

 

 この10年間ですが、年に1度か2度は、2006年の「あの決勝戦」の動画を見てしまいます。たまに斎藤投手の登板を見ると、「あの夏」を思い出します。

 

 そのたびに、あの強烈にしびれた投手戦のときの感覚がよみがえります。

 

 プロ野球の試合でもめったにない、極度の緊張感や高揚感。

 

 あそこまで行ったらもはや「楽しい」なんて感覚ではない。見ていられない。

 結果が出るのが怖い。次の1球で運命がどう変わってしまうのか、全くわからない。

 

 これまで多くの試合を観戦してきたけど、あそこまで記憶に残る試合は数試合しかありません。近鉄が優勝を逃したダブルヘッダーの試合とか。

 

 もう、緊張のあまりに娯楽を通りこして、一種の苦行にもなってしまう。でも、そのときにこそ、チームとの距離を最も近く感じることができます。

 

 あの感覚を味わってしまうと、「次もそういう感じを体験できるのではないか」と、ついつい観戦してしまうのです。

 

 斎藤投手は、数年に一度しかない「凄い試合」の主役。それは誰でもなれるわけではありません。

 

 あの夏の1試合だけでも、彼は十分、語り継がれる価値のある選手です。

 

 彼の引退と共に、「あの夏」も本当に終わってしまうように思えてしまいます。もちろん、田中投手はこれからも現役生活を続くのですが。

 

 北海道と縁を持ち続けてくれて、ありがとう。本当にお疲れさまでした。

魅力度ランキングで群馬県が44位になった件について

 先日、今年の都道府県魅力度ランキングが発表されました。

 

 その下位のランキングで、今年は騒動となりました。

 昨年よりも順位を4つ下げた群馬県の知事は、法的措置という言葉を使ってまでして不快感を表明する事態に。

 

 気持ちはわかりますよね。

 親しい間柄にある人同士なら、「田舎ジョーク」というのがあり、会話の一つにもなりますが、あからさまに順位付けしてしまうのは違うような気がします。

 

 「下位になったら逆にオイシイ」というのは、最近、問題になっている「イジリ芸」に近いかもしれない。

 

 北海道だって、偉そうなことを言えるかどうか。

 

 数年連続1位というけれど、全国の皆さんにとっての「北海道」のイメージって、札幌、函館、美瑛・富良野くらいなものなのでは?

 

 京都も寺社仏閣などの「和風の景色」のイメージが強くて選ばれていると思います。まあ、その幻想は京都駅で壊されますが。メチャクチャ近代的やん!

 

 そういう意味では、全国民のイメージと実際が一致しているのは沖縄だけなのではないでしょうか?

 

 

 そして、「下位イメージ」の影響は、他の地方に住んでいる人が思っている以上に大きく、後を引く可能性があります。

 

 かつて北海道がキャッチフレーズを公募したことがあります。

 

 その時に選ばれたのが「試される大地」。

 

 なんじゃそりゃ、って。どう受け止めたらいいんだか。何を試されるの?

 

 このキャッチフレーズが選ばれたとき、道内でも話題になっていましてね。ラジオでも「賛成派」と「反対派」が意見をぶつけ合っていました。その時のパーソナリティだった「あのチーム」のメンバーさんが、「確かに後ろ向きなイメージがあるけど、むしろこれをプラスと捉えて、「やってやるぞ!」という前向きな気持ちに変えて頑張ろう!」的なことを語っていました。

 

 なんでそんなスポ根みたいなことを、宣伝文句に使わなきゃいけないんだ?っての。

 全国にアピールするなら「自然がいっぱい!」とか「美味しいものを食べに来て!」でいいじゃん。

 

 誰がそんな他人の「俺たちは頑張っているんだ!」というアピールを見たがるんだ、と。そんなの自分たちだけでやってりゃいいじゃん、と思われるのが関の山。

 

 「よし、北海道は頑張っているから、俺たちも応援しに行こう!」ってなりますか?

 

 癒しとか休暇に来るのに、なんで逆に気合を入れて応援しに行かなきゃならないんだ?!

 

 これはもう自虐を通り越して「自罰」ですよね。

 

 公募なので、これを考えた人は何も悪くないです。その人なりの考えがあったのでしょう。問題は、選んだ人。仮にも「観光誘致」という目的があったのに、なぜこれを選んだのか。

 

 で、この「試される大地」は、いまだにネット上で「北海道ネタ」として面白がられています。

 そう、ネガティブなものは、なかなか消えない。

 

 これを選定した北海道は、もう何年も前にこのキャッチフレーズの使用をやめているのに、いまだに「イメージ」が残ってしまっています。

 

 だから、たとえ他県の人が「ジョーク」と思っていても、いつの間にか全国民の意識に「下位の県」という意識が刷り込まれてしまわないか、心配です。

 

 群馬県の知事が怒るのも、わかってしまいます。