「ビッグボス」効果で早くも話題を独占した日本ハム。
秋季キャンプなのに、早くもシーズン開幕直前かのうような雰囲気を、日本ハムファンのみならず12球団のファンに巻き散らしております。
言っちゃ悪いけど、日本シリーズが「ヤクルトVSオリックス」という地味なカードなってしまったのもあってか、いつも以上に盛り上がっている様子。
もうね、結果でなくてもいいわ。野球の話題でここまで明るくなれるだけで、「新庄効果」を実感しています。
さて、今回は来年に向け、トレーニングを欠かさない日本ハム選手に、またまた余計なお世話をのべたい!
前回、頭部のインナーマッスルを鍛えることを訴えた当ブログ。
しかし「頭部のインナーマッスル」というだけに、どこにあるのかイメージがわかない、という人も多いと思う。実際に見ることが難しいだけに、他の筋肉のように実感じずらいのは事実。腕の筋肉なら鏡を見ながら「俺の筋肉、カッコイイ!」と束の間のナルチシズムに浸ることもできるが、頭部の筋肉、しかもインナーではナルチシズムも沸いてこない。
プロ野球の中にも、「それじゃ、モチベーションが維持できない!」という、意識低い系の堕落した選手がいるかもしれない。
そこで当ブログでは、そんな意識低い系に喝を入れるべく、「参考資料」を提示したい。
「孤独のグルメ」というドラマをご存知の方もおられると思う。
その主人公である井之頭五郎ほど、頭部のインナーマッスルの指導員に最適な人材はいないであろう。日本の第一人者と言っても過言ではない(根拠は無いよ)。
なぜ、「孤独のグルメ」なのか?
それは食事シーンがあるからだ。食事のシーンは口元などの動きがアップで映るために、頭部の筋肉の動きを確認しやすいのだ。
それならオッサンの出てくる「孤独のグルメ」じゃなくて、若くてカワイイアイドルが出てくるドラマの方がいい!という邪な気持ちを持った不届き者もいるかもしれない。そういう奴に限って、女子アナや女性タレントがバナナやソフトクリームを食べる回しか見ようとしないので論外である!
ではなぜ、お色気を微塵も感じさせないオッサンドラマの典型である「孤独のグルメ」なのか?
それは主人公の五郎の口周りや下顎は皮下脂肪がないために、骨格や筋肉が浮き出て見えるからだ!
井之頭五郎の食事シーンを見てほしい。
まず五郎の下顎。あれはそのまま、下顎の骨「下顎骨」の輪郭を現しているといっても良い。
頭部の顔つきも人それぞれで、丸顔の人や顎の骨が異様に飛び出ている人など、実に多様である。
そんな中でも五郎の下顎の骨は、全く余計なものがついていないのだ。
特に顎の下「オトガイ」と呼ばれる部分から喉にかけて、実にシャープなラインを描いているのがいい。
ご覧のそこのあなた、下顎の肉がプルプルしてない?
いわゆる「ブルあご」というもの。
それは脂肪であったり体質である可能性もあるけど、下顎から下の筋肉が弱いために、下に垂れ下がってしまっている可能性が大きい。
ここの筋肉は、首から下の前面の大きな部分を占め、飲み込みや発声などで重要な役割を果たしている。また、ここが弱いと食事を飲み込んだ時にむせやすくなる。俗にいう「気管に入る」ってやつ。
これ、若い内は「むせた」で済むけど、高齢になってから「むせる」と、命に係わる事態になってしまう。「むせて」気管に入った飲食物が、気管や肺で炎症を起こして「肺炎」になる、「誤嚥性肺炎」を引き起こしてしまうのだ!
この「誤嚥性肺炎」は、地味なために聞いたことがないという人が多いかもしれないけど、高齢者の死因のトップ3に入る、重大な病気。
そして、プロ野球に関係なく大事な筋肉で、高齢になってここの筋肉が弱くなって、食べ物などを飲み込めなくなると、老化や痴呆が一気に進むといっても過言ではない。
飲み込めなくなると胃婁(お腹に穴をあけてチューブを通し、直接胃に栄養を送る処置)を行わないといけなくなる。そうなると意識も弱くなると思う。思うとしたのは全員ではないから。
とにかく、「ブルアゴ」は、単なる「首元が太った~」だけでは済まない、老化の兆候ともいえるので、選手たちも「来シーズンに向けて」と言わずに、老後に備えて訓練してほしい。
話がかなりそれているけど、またまた五郎の下顎に注目してほしい。
口元の筋肉も非常によく動いているでしょ?
そして動いているのが唇だけではなく鼻の下や頬にまで至っていることに気が付くだろう。頬の筋肉なんて、時々浮き出ているもんね。
あの辺の筋肉は、全ての筋肉が骨にくっついているわけではなく、筋肉の上から筋肉が「生えている」ような感じになっている。「筋肉のミルフィーユ」状態と言える。
なので口を動かすだけで、顔面の広い範囲の筋肉も連動して動くのだ!
そしてアゴの骨の後ろの方に注目してほしい。
噛む動作のとき、ぶっ太い筋肉が浮き出でるでしょ?
あれが「咬筋」という、噛むときに最も力が入る、「咀嚼」の主役の筋肉。
この咬筋の動きも、五郎のアゴではくっきりわかる。
そして「こめかみ」の部分も見てほしい。ここには「側頭筋」という、食べる動作の時に動く筋肉がある。
これは頭蓋骨の側面の広い範囲から下アゴの骨の細い突起に続いている。
さらには「飲み込む」ときにも注目すべし!喉元の筋肉が動いているのがわかる。五郎は男性だけに、「喉チンコ」もあるので喉の筋肉の動きもわかる。
井之頭五郎の食事シーンを見ると、「食べるて飲み込む」動作には非常に多くの筋肉が参加しているのがわかる。
これらの筋肉は頭部を支え、バランスを取ることへの貢献が非常に大きい。
ここを鍛えることで、より体幹は安定すると思われる。
そして、「老化」を防ぐためにも重要。
当ブログでは子供を取り上げることが多いため、ともすれば「高齢者を切り捨てている」と思われるかもしれない。「医療費削減」となると、大部分を占めているのは高齢者だし。
でも、解決方法があります!
それはいつまでも健康に食べて楽しむ、ということ。
寝たきりになってしまうとそれだけ多くの医療費がかかってしまう。
じゃあ、不慮の事故でもない限り、寝たきりにならなければいい。
つまり、寝たきりにならずに毎日、楽しんで、ある日、ぽっくり「逝く」こと。
これこそ、医療費もあまりかからず、家族にも負担にならずに、長生きする方法。
「歩くこと」と「食べること」ができなくなると、一気に老化が進み、痴呆も進みます。
ならば死ぬことを恐れるばかりではなく、歩いて食べて、死んでほしい。
食べることは最高の娯楽なので、今から首から上の筋肉を鍛えて、末永く食事を楽しむべし!そうすれば、誤嚥性肺炎も胃婁も防ぐことができる!(はず)
なお、最も簡単な「鍛え方」はカラオケです。
「歌う」行為は、腹から上の筋肉を使う、非常に良い訓練。
身内の話で恐縮だけど、祖母はカラオケサークルに入っていた。そのサークルの人たちの平均年齢は、なんと90才を超えていた!!
みんな、意識もしっかりして、家族に多くの負担をかけることもなく、歩いて参加して楽しんでいたってさ。時々、お食事会も行われていたらしい。「お嬢様」たちの外出中に、お嫁さんたちも息抜きできたって(苦笑)。
そして、皆さん、寝たきりになってもすぐに旅立った、とのこと。正に寿命の最後まで、歌って遊び倒した、と。
祖母も97才で臨終したけど、歌っていたので口周りが鍛えられていたためか、旅立つ半年前まで、ステーキを食べていたからね。
健康でいること、寿命をしゃぶりつくすまで楽しむこと、それこそが医療費の削減につながるので、日本の未来のためにも、頭部の筋肉を鍛えよう!!