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大河ドラマの好調と課題

 皆さん、「麒麟が来る」の2回目を見ましたか?

 

 自分の感想ですが、面白かったです。ここ数年、2話目は、最後まで見ることができなかったのですが、今年は見ることができました。(「いだてん」は3話目から復活し、3月までは見ていた。)

 

 斎藤道三マムシっぷりが出て、いいですね!!

 

 合戦シーンも大河ドラマとしては気合が入っていて、良かったです!!

 

 思えば「戦国」と言っても、桶狭間以前が描かれるのは久しぶりのような気が。

 

 案外、「信長以前」の戦国時代も面白いかもしれませんね。

 

 

 さて、今回は合戦シーンに見入ってしまいましたが、「やっぱりかあ・・・」とさみしさも感じてしまいまして。

 

 ここ数年、日本でも海外の「大河ドラマ」のような歴史大作ドラマが放映されています。アメリカ、中国や韓国の映画はもちろん、近年ではトルコのテレビ局が作ったオスマントルコ帝国のドラマも放送されていますし。

 

 どこも合戦シーンに気合が入っているんですよね。

 

 外国の大河ドラマの合戦シーンの迫力を知ると、NHK大河ドラマの合戦シーンはあまりにもさみしく。

 これは歴史好きの知り合いとも一致したのですが、「真田丸」での中盤の山場中の山場である上田城合戦のシーンが、あまりにもショボかった・・・・・。

 がっかりしちゃって。

 まず人数が少なすぎたし、セットも海外に比べると寂しい限り。

 

 海外では、韓国でもドラマに50億円もかける、と聞いて、驚いてしまった。NHKも受信料を強奪して、いや徴収しているのだから、もっと大河ドラマにお金をかけてほしい。

 

 ここ数年、各国は歴史大作ドラマに力を入れているように思います。歴史上の人物は知名度も高いし、歴史はもともとドラマ性もあるし、自国の宣伝にもつながりますし。

 

 最も盛んなのは中国ですね。

 「三国志」、「水滸伝」といった、アジアでも超有名な歴史コンテンツを多く抱えていますし、それを膨大な予算と人海戦術で再現してしまいます。

 

 本当に巨大な城壁を作ってしましたからね、ドラマ用に。ちょっとした行軍シーンでも大量の兵士が歩いていました。

 

 また、日本よりも人口が少ない「ハズ」の韓国ですが、エンターテイメントへの注力っぷりは目覚ましいものがあります。

 ドラマに50億円かけるって、最初から海外を意識しているとしか思えません。

 韓国映画は面白いので見ています。もうハリウッド映画とあんまり変わりないように思います。

 

 そしてやはりアメリカ製の歴史ドラマは別格ですね。

 歴史の限らず、アメリカのドラマは、映画並みに豪華な作りになっています。

 

 よく語られるのは、2009年の作品ですが、「ROME」という、古代ローマカエサルアウグストゥスを中心にした歴史ドラマ。

 

 セットや合戦シーンがイチイチ豪華だったのは言うに及ばず、歴史考証がしっかりしているのか、人々の生活ぶりもまるで当時のままを再現したかのよう。

 

 自分が長年、大河ドラマに持っていた疑問なのですが、なんというか、一般人も劇のようなセリフだったりして違和感を感じるのですよ。

 主人公の歴史上の人物も「戦乱を治めて、人々が安寧に暮らせる平和な世にする!」と決意するのですが、そんな格好いいこと考えていたんかなあ、と。「領地を広げたい」「権力を握りたい」など、最初はもっと個人の野望に忠実だったのではないか、と。「ROME」ではその辺でも不自然な格好いいセリフは出てこず、カエサルアウグストゥスも一癖も二癖もある、野望を達成すべく行動する人物として描かれていますし。

 

 まあ、臭いくらいのセリフ回しが大河ドラマの魅力でもあるのですが。

 

 

 なんだか取り留めのない文章になりましたが、日本の歴史上の人物も、海外で知られている人もいます。

 

 そう、大河ドラマは海外を視野に入れた場合、強力なコンテンツになるはず!

 

 今後、海外を視野に入れて、もっと贅沢な合戦シーンを再現してほしい!!お金が足りなければ、新社屋の建設費から100億円くらい回してもいいのでは?