管理人はサッカー経験はありません。観戦経験も少ないです。
なのにサッカーを取り上げる頻度が高まってしまった当ブログ!
いんだよ、書きたいのを書くから!だって「意識低い系」だもの。タイトルにあるじゃん!!
・・・・・・・そんな見苦しい言い訳は後にして、本題へ。
ドイツ戦について取り上げた以上、トルコ戦にも触れないといけないのではないか、と
勝手な義務感が沸き起こってきまして。
つーか、トルコ代表って、2002年大会以来、W杯に出場していないんですね。これは意外。
とはいえ、常に欧州の代表チームと戦い、選手の多くも欧州リーグでプレーしている以上、日本と同格に考えていいのかどうかは疑問が残ります。
ドイツとは異なるかもしれないけど、このトルコ戦も、「現在、日本がどの位置にいるのか?」を見極めるには絶好の機会となるかもしれない。
で、内容は、勝利。しかも4点もとって。
しかしこの勝利は、非常に大きな意味があった。
ドイツに続いて、欧州に近いトルコを破ったことで、世界のメディアは明らかに日本への評価を変えた!
海外のサッカーメディアが日本代表に注目するなんて、奇跡ですね。
管理人の若い時にも一度、世界のサッカーメディアが日本に注目したことがあったんですよ。
1996年のアトランタ五輪で起こった「マイアミの奇跡」というやつです。
当時に五輪日本代表が、なんとブラジルに勝っちゃった!!
ドーハの悲劇から間もないころで、いまだワールドカップに出場したことがなかったのに、王者に勝っちゃった!
当時の日本も大きなニュースとなり、新聞の号外まで発行されるほど。
そして世界のメディアも「信じられない!」と、この日本の快挙を大々的に報道し、名実ともに、日本は主役となりました。
・・・・・この日だけね。
一度、ブラジルに勝利したくらいでは世界の日本に対する評価は1ミリも変わりませんでした。この「マイアミの奇跡」も、これまでも世界のサッカーの歴史に稀に起こった「珍事」として、一瞬で忘れ去られていきました。
こういうのは、管理人は幼少のころから何度も経験している。
またも高校野球を例にしてしまうけど、かつて北海道の代表は、必ず負けていました。しかも結構な大差で。
それでも地元の北海道新聞や道新スポーツは、例え大差で負けようと、なんとか北海道代表を盛り上げる記事を掲載していました。
12-2で負けたとしても、その2点に注目し、「この回、北海道代表は執念の反撃を見せ、強豪校の選手、ベンチに脅威を与えた」とか、「負けはしたものの、5回の北海道代表の素晴らしい守備は、大会関係者に強く印象付けた」などと、「良かった場面」を無理やりクローズアップし、まるでそのプレーによって強豪校には「北海道、すげー!」「侮れないぞ!」とトラウマを植え付け、大会関係者が「北海道にスゴイチームがある!」と胸に刻まれたかのような、記事を掲載していました。
もちろん、誰も覚えてないけどね。翌日には忘れ去られるのがフツー。
道民も誰も、それを信用していないけど。でも、そういう風には書いてほしいですけどね。
とにかく、96年の「マイアミの奇跡」は、日本では「奇跡」などと格好いい名前がついて、日本サッカー史に永遠に刻まれる「歴史的快挙」の扱いですが、世界では「え?そんなことあったっけ?」という扱い。ブラジル人だって覚えていません。
とにかく、27年前の日本の快挙は、世界に何の影響も及ぼしませんでした。
しかし、今回の欧州での2戦は違う!
世界に確かなインパクトを残したのは事実!!
でも、どこまで世界に影響を残したか、については冷静になる必要があるかもしれない。
ドイツ代表のコメントを見てくれ!
要は「フランスチームのことは、よく知っているけど、日本は良く知らなかった」というようなニュアンスの発言。
これよ、これ!
これこそ「大国」のプライド!
彼らは、決して「日本ごとき」に、「完全敗北」なんて認めない。
100年間以上もサッカーが強かった国が、そんなに簡単に負けを認めるわけない!
おそらく、欧州での日本の位置づけも、決して「我々と並んだ」などと考える欧州の国はないでしょう。
これは、思春期にスクールカースト底辺にいた管理人には、よくわかる。そんな簡単にクラスの人気者になるわけないじゃん!
高校野球だって、駒大苫小牧が優勝しないと、評価はされなかった。
サッカーでも、ワールドカップで優勝しない限り、世界の日本に対する評価は大きくは変わらないでしょう。
じゃあ、何の痕跡も残さなかったのか?となると、それも違います。
少なくともこれからは、日本代表について、事前に知ったうえで試合に臨まないといけない、ということは認めている。
これまでは事前に日本の情報を知ろうとしなかったのでは?そして、それでも当たり前に勝っていた。
しかしこの2戦で、これまでよりは本気で臨まないといけない、と思うまでには認めさせたといえます。
これは「マイアミの奇跡」とは大きく異なる点。
そして、ここから先の景色を見たことがあるサッカー関係者はいないのでは?
欧州でも一定の評価を得て、いよいよW杯ベスト8の先に進むことが現実的になってきた。
この先は、だれもレールをひくことができない。
名実ともに、森保監督と代表選手しかわからない領域。
ぜひ、世界での日本代表の地位を挙げていってほしいですね。