9月28日、ラグビーW杯にて日本は強豪のアイルランドを破りました!
歴史的快挙です。
試合を見てもわかる通り、ラグビーは他の競技以上に体格が重要な試合。
もちろんテクニックとか戦術もあると思うけど、それよりも「体のでき」がモノをいうといわれていました。なのでサッカーのような「ジャイアントキリング」なんて起こりえない、とされていました。が!
日本代表は、その「思い込み」を突破してしまった!
南アフリカに続く快挙は、もはや偶然という言葉ではすませることができない。
日本はラグビー界においても確固たる地位を確立しました!!
・・・・・実はこの試合の数日前、意識が低いことを自認する自分がそれを反省することがありました。
日本代表の主将、リーチ・マイケル選手の密着取材の様子を見たときのこと。
リーチ・マイケル選手はレポーターから「なぜ、日本でのプレーを選んだのですか?」と聞かれました。
彼は生まれも育ちも日本と関係がなかったからです。
その時の彼の答えは意外なものでした。
「多くの日本のラグビー選手が、ラグビーを学ぶために日本からニュージーランドに留学していたが、彼らは一様に、日本のラグビーをバカにしていた。だったら自分は日本代表になって強くしようと思った」
という主旨。
これを聞いて反省してしまった。
意識の低い人間は、自然と自分を卑下しがち。また、自分の周囲も卑下した言い方をしてしまう。
自分の生まれ故郷は北海道の端っこどころか日本の端っこ。田舎も田舎です。
それだけに他の地域の人、特に東京や京都の人と話す際には「全然何もない田舎」「早く出たかった」などと、地元をけなす言い方をしていました。
本心は違うのにね。また家族のことも、自分では「謙遜」しているつもりでも、行き過ぎて卑下していると思われることも。
ご自身の細君を褒めてらっしゃる方を見て、最初の内は気持ち悪いと思ったけど、今では程度にもよるけど、もっと自然な形で褒めるべきだし、それができることがうらやましいと思っていたりする。
「意識低い系」などと自称して開き直っているけども、少なくとも卑下するのは自分だけにとどめて、周囲や故郷については、自慢するまではいかなくとも誇りを持てるようにしようとおもいました。
リーチ・マイケル氏は、日本生まれではない異国の人ではありますが、日本で勝ちたいという気持ち、日本を背負うという気持ち、日本代表であるという誇り、どれをとっても日本人の中では抜きんでている。
あまり影響を受けたくない自分ではありますが、マイケル氏の言葉に強い感銘を受けました。
人の心に響くのは、もったいぶった言い回しとか美辞麗句の羅列ではなく、魂がこもっているか否か、だと痛感。
アイルランドに対しての勝利は、まさしく「魂の勝利」。
日本代表、おめでとう!!