昨夜、日本代表はイタリア代表との試合に挑みました。
野球では「後進地域」とされるヨーロッパですが、イタリア代表は別格で、レギュラーにもメジャーリーガーがズラリと並んでいます。
監督があのマイク・ピアザですからね!
そう、ドジャース時代の野茂の女房役。しかし新人ながらも3割30本塁打を達成し、最終的には通算400本塁打を放った、レジェンド選手です。
何でも、野茂が活躍したときにNOMOのことばかり聞かれていやになった、そうです。あの時の日本は野茂フィーバーに沸いていて、毎日、NOMOのことばかり取り上げられていました。ラソーダ監督に水戸黄門の格好をさせようとしたマスコミもあったらしい。どこでしょうかね?
とにかく、メジャーリーガーがそろっているだけに、これまでの相手とは異なるのがわかります。
そして2023WBCの日本での最後の試合。
大谷、ダルビッシュ、近藤、ヌートバー、吉田、岡本、佐々木、山本・・・・・。
文句なしの現段階での「日本最高レベル」の選手が乱舞した試合も、いよいよ最後。
その最後の試合の先発が大谷です。
注目せざるを得ない!
その大谷ですが、一球ごとに声を上げる気迫を披露!
感情を表に出さない印象のある大谷が、「日本代表」のために全力を出している!
今回のWBCが盛り上がったのは、大谷やダルビッシュ、ヌートバーなどの一流メジャー選手が、「シーズン前だから」と手を抜くのではなく、むしろ本気になっているところを見せてくれたから、というのもあるのではないでしょうか?
その大谷は160キロを連発!
もう、日本に何も残さないぞ!というのが伝わった!
その大谷ですが、なんと5回も続投と聞いて、少し驚いた。交代かと思いましたからね。
そう、大谷もダルビッシュも、次のオープン戦での登板が決まっている。
結局、誰が登板するか、ある程度予想できてしまいますからね。
高校野球の大会と違うのは、やはり「大人の事情」が絡んでいる点でしょうか?
選手たちはWBCを真剣勝負の場としていますが、メジャーリーグのそれぞれのチームにとっては開幕前の貴重な「調整期間」。これはNPBも同じですが。
調整期間である以上、投げさせ過ぎても、投げなさ過ぎてもダメなわけです。
そんなことまで考えなきゃいけない栗山監督には、頭が下がります。
その大谷ですが、ロペスに打たれた大ファールはヒヤッとしましたね。
ライトポールギリギリでしたからね。
「篠塚だったらホームランだった」とか思った不届き者、手を上げろ!!
とにかく、はた目にも「完全燃焼」とわかるほどの熱闘を披露した大谷が降板。
ここで登場したのが日本ハムの伊藤!
中継の字幕に「追いロジン」って書いてあったのが笑ってしまう。
この一言は、ある意味、野球ファンだけの用語として定着するかもしれない。
意味の分からない人は、つまり「伊藤は心臓が強い」ということを表していると受け取ってください。
その「追いロジン」伊藤が、その後のピンチを抑えてしまった。
最後の栗山スクール生が立派に監督の期待に応えてくれました。
そして登場したのが、英雄・ダルビッシュ!
ついにこの日が来た!
大谷、ダルビッシュが同じ試合に投げる日が!!!
道民限定で言えば、大谷、伊藤、ダルビッシュの継投を見ることができたのは、至上の幸福。
絶対に実現しないと思われた妄想を、見ることができた。
栗山監督はどこまで道民にプレゼントをくれるのか?
今や世界を牽引する存在となった二人が、かつて日本でプレーしていたこと。それがどれだけ幸運なことか。光栄なことか。
もちろん、栗山監督は意図的には行っていないでしょう。
というか、大谷、ダルビッシュのリレーは、日本人へのプレゼントと言える。
もう、日本でこの二人のプレーを見ることはできないと思われます。
若い人に言っておくけどね、40年近くプロ野球を観戦してきて「スゴイ選手」もたくさん見てきたけど、この二人はスバ抜けている!この二人の活躍をリアルタイムで目撃できたことは、運がいいとしか言えない。
管理人はこれにイチローも見ることができた。幸運な観戦歴と自慢したい!(自分だけじゃないけどね)
この日は村上も本来の実力を発揮し、岡本もホームラン!
メジャーリーガーチームを相手に勝利することができました。
この4試合を東京ドームで観戦できた方々。素直にうらやましい。
絶対に、一生モノの財産になる!
子供にとってはよくわからないかもしれないけど、これから多くの試合を見れば、このメンバーが一堂に出場する試合の場に自分がいたことが、どれだけ価値があったことなのか、わかるはず。
こんなに痺れる試合を見ることができるのは、数年、もしくは10年単位で一度。
だから、こういう試合をまた見れるのではないか?と、観戦してしまうのだけど。
ダルビッシュも大谷も、アリガトウ!そしてサヨウナラ!!
なんとなく寂しい思いもあるけども、彼らは戦うためにアメリカに行くわけで。
野球をはじめスポーツの記事を書く時、体育会系ではない自分に資格があるのかどうか、迷います。マジで。
でも、勝手にだけど応援してしまうのです。ましてや彼らが「日本代表」に特別な誇りをもって戦っているというのなら、なおさら。
アメリカに行っても、日本から、あの東京ドームの何百倍の人が応援しているので、孤独に思わないでくれ!!
東京五輪、北京五輪、ラグビーワールドカップ、サッカーワールドカップと続いた日本代表の躍進の最後を飾るのにふさわしい戦いをしてくれ!!