昨日は、北海道内の公立高校の入学試験の日。
(全国的には知らんけど、北海道は私立高校が少なく、公立高校の方に進学校が多いので、受験でも公立高校がメインになります。)
もう、勉強なんてすんな!遊べ遊べ!!
ただし、法律と常識の範囲内で!!
誰に気を使う必要もなく、胸張って遊べるのは、受験終了後から3月末日までくらいなもの。
中学生なら「卒業旅行」も難しいかもしれないけど、近場で一泊旅行くらいは行ってみたら?一人でもいいじゃん。
兄貴や姉ちゃんが本州に住んでいる、という人は、押しかけていったら?
今はどこも宿泊費が高いからね。兄弟姉妹の家に押しかけて宿泊費を浮かしつつ、ちゃっかりご馳走になろう!(ついでに小遣いももらおう!)
特に北海道から西日本に行くことは、社会人になったらもっと大変なので、西日本にワガママできる親戚がいるのなら、今のうちに行っておくことをお勧めする。もちろん保護者が良いといったなら、だけど。
さて、ここからは、数週間後、合格発表後の諸君に向けてお話しする。
なので、今は関係ない。見なくてもいい。
ただ、数週間後には「合格」「不合格」のどちらかの結果が出てしまう。
喜びもするし、落ち込みもするだろう。
まず、先に、不合格だった人に、見てほしいことを書く。自分に絶望する前に、読んでほしいと思う。
次に、合格だった人に書く。
まず、残念ながら不合格だった人へ。
不合格経験なら管理人は負けていない。落ち込む必要などない。
それに、高校受験は、「最終目標」までの通過点に過ぎない。
最終的にはその先の大学や、成りたい職業につくことが「ゴール」となる。
高校受験では試験本番の点数の他に、内申点なども重要だけど、大学受験には関係ないです。
数年前に新聞で、札幌市内の工業系の高校から東大に合格した人の記事を見たことがある。
まだ最終評価が決まったわけではないのだから(ココは強調しておく)、自分の能力に絶望する必要はない。
なので、最終目標に目を向けよう!
それに、案外、志望と違う高校で、自分の新しいことがわかったりするもんだ。
次に志望校に合格した人。
おめでとうございます。受験はいろいろと問題があるし、学歴社会も問題があるけれど、とりあえずは自分に対して、一定の能力がある、ということは自信にしていい。
一方で、新たな問題に直面することにもなる。
志望校に合格したことで満足してしまう人が少なからずいると思う。
志望校に合格することが目標の場合、ここで燃え尽きてしまうことがある。
あくまでも高校は通過点に過ぎないことを忘れないでほしい。
そして、その進学校の中でも、成績の上下ができてしまう。
管理人は社会に出てから、「北海道で最も有名な進学校」出身の人と知り合いになり、飲みに行ったこともある。
その人は、進学校に進んだ後、国公立の大学に合格し、卒業したのだけど、その大学が、進学校から見れば「格下」の大学だったらしい。世間的には、進学したので恥じるようなところでもないと思うけど。
そのことをスゴイ気にしていてね。なんか卑屈になっているんだよ。
「俺なんて」的な言い回しをしていてね。
どうやら進学校に進んでから、成績が低迷して、そのことで随分といろんなことがあったらしい。進学校に進んだ分、自分に自信を持つ人も多いし、「レッテル張り」も強くなっていくからね。
傍から見れば、その高校に合格できただけ「頭が良い」と証明されたようなものなんだけどね。
また、進学校に合格したことで、潰しが効かなくなってしまう場合もある。
管理人は、「ある段階」で留年したのだけど(爆笑)、その時に一緒になった人には、意外にも全国各地の進学校に在籍していた人たちもいた。
これが厄介なんだけど、進学校に進んでしまったことで、逆に「ゼロからやる」ということができなくなってしまう。「頭の良い方法」「勉強を効率よくやる方法」ばかりに振り回されて、結局は真正面から取り組めなくなるんだよね。
留年中、数人に「俺は高校時代は進学校に行っていて、頭がよかったんだ」と聞かされた。
だから、自分が本気を出したらすごいんだ、と。
でも、本気を出そうとしないんだよね。本気を出してだめだった場合、本当は能力がなかった、と自分で気づいてしまうのが怖いから。
もはや「進学校に合格したこと」が、その人の支えになっていた。
高校は通過点に過ぎない、ということを肝に命じていてほしい。
進学校に入った後、信じられないくらい頭が良い人に出会うことになる。
ほんと、教科書を一回読んだだけで頭に入ってしまう、なんて人もいる。
努力して、多くの時間を割いて合格を勝ち取った人ほど、努力せずにできる人を見ると、自分の能力に絶望するかもしれないけど、高校なんて「通過点」なんだから、過剰な自信は捨ててしまった方がいい。
自分の能力よりも、過程に自信を持つべき。能力のあるヤツに立ち向かう唯一の手段は、99回ダウンしても100回立ち上がるしつこさ。
勉強するのが嫌になったら、考えずに教科書を音読してみたらいい。どんな形でも頭に入ればおんなじ。
言いたいのは、高校の合否が出ただけで、人生が決まったわけではない、ということ。
高校生活が、その先の人生の糧になることを、心から願います。