白熱している夏の高校野球ですが、北北海道代表・クラーク国際、南北海道代表・北海はともに善戦するも、敗退となりました。
でも、クラークは1勝したし、北海もベスト16入りしましたからね!
「北海道は強豪地域になっている!」と、全国の野球ファンに認識させることができました。
管理人は、本当に地方大会の支部大会から新聞でチェックしているんですよ。
いろんな高校がどんどん敗れていく。
だからこそ、足寄高校が地方大会に進出したのは、管理人にとっては大きなニュースなんです。
管理人の記憶する限り、北代表も南代表も、強豪地区の高校が勝って当たり前。
かすかに覚えているのは、広尾高校と中標津高校が出場した記憶。
広尾高校は、十勝の最南端の町。管理人が小学校3年くらいだったかな?なんと甲子園出場を決めてしまったのです!
この時、小学校の担任が、「広尾高校という田舎高校でも頑張って出場したんだ、あきらめてはいけない」的な「お説教」をクラス全員にしていたのを覚えています。
広尾高校が甲子園で当たったのが、全盛期の天理高校。
ええ、敗れました。確か10点くらいの差がつけられて。しかもジリジリと点差を広げられるし、攻撃時には勝機すら感じさせない。10点差はあったものの、それ以上の実力差を感じさせたものです。そして、北北海道が甲子園で勝つのは不可能なんだな、と、小学生の管理人は胸に刻まれたものです。
管理人が高校時代に甲子園に出場した中標津高校は、善戦してました。
この時の中標津高校は、武田投手というカーブが抜群に切れる投手を擁して甲子園に乗り込み、和歌山代表の星林高校相手に延長にもつれ込んだ!
しかもリードされたのを追いつく展開!
これ、凄いことなんですよ!
近畿地方って、もはや強豪中の強豪がひしめく地区ですからね。そこに、中標津という、日本の端っこにある田舎高校が、堂々と戦っているじゃないか!
延長の末に敗れたものの、あれほど甲子園を身近に感じたことはなかった。
武田投手はその後、日本代表としてアメリカでも投げていたような。
なんか脇に逸れましたが、足寄高校の躍進に、その2校の記憶をよみがえらせてしまった。先例があるだけに、今後も可能性は十分にある!
また、士別翔雲高校も善戦しましたね。エスコンでプレーした感想はどうだったのだろう。
士別翔雲も、数年間の低迷期がありますが、久しぶりの本戦出場となりました。
そういえば士別サムライブレイズが活動を開始したのは2021年。
なんでもかんでも結びつけるのは意味がないのかもしれないけど、やっぱり違うんじゃないだろうか。少なくとも2021年以前は、士別や名寄地区で本気で野球をやっているのは、高校野球部たち以外にはいなかったわけで。
それが身近に、「プロ」を名乗って真剣に打ち込んでいる人たちがいる。それだけでも異なるのではないでしょうか?
日本ハムが北海道に移転してくる前と後の、北海道勢の成績を比べてほしい。明確に異なりますから。それまで弱小地域だった北海道なのに、移転後は優勝や準優勝をはじめ、ベスト16、ベスト8も珍しくない!
今夏、士別翔雲高校の活躍により、士別サムライブレイズには新たな「ミッション」が生まれました。それは、名寄地区から甲子園出場校を出すこと。士別はもちろん、名寄、稚内までを含めた地域は、いまだ野球の空白地。
プロとしてプレーすることで、この地域のレベルを引き上げてくれ!
つーか、サムライブレイズには、元日本ハムの白村選手がいたり、あのG・G佐藤選手がいるんですね。なかなか力を入れてますね。本気度が伝わってきますね。
今回、中標津のことを調べているうちに、以下の記事にたどり着きました。
星林野球部OBが中標津と北海道で25年ぶりの親善試合 (rssing.com)
なんと2015年に、中標津と星林の当時の選手たちが、中標津で交流試合を行った、とのこと。しかも100人も観戦に来た、と。
そう、地方では特別なことなんです。それも何十年も語られるレベルの。
北海もクラークも、やっぱり注目してしまった。
両校の選手にとって「北海道代表」というのは、どのように感じられたのだろうか。
敗退したものの、「代表」を名乗ることができたのは、生涯にわたって誇りになるはず。
残り僅かの北海道の夏ですが、彼らにとって行く前と帰ってきたからでは、見え方が大きく異なるはず。
・・・・・まあ、まずは地元で腹いっぱいに食ってくれ!お疲れ様でした。