水原氏の事件が、連日、報道されていますね。
アメリカでは、大谷の金銭管理の甘さが、嘲笑の対象にすらなっている、とのこと。
あれでしょ?アメリカって、どんなに収入が少なくても、資産を運用しなければならない、みたいな風潮があるんでしょ?サブプライムローンの時にテレビで言ってた。
そういう観点で見れば、大谷のような金銭面に鷹揚な態度は、ある種の「器のでかさ」を感じさせて、むしろプラスイメージに取られますが、資産運用が当たり前のアメリカ人から見れば、大谷は確かに「愚か者」にうつるのかもしれない。
ただ!大谷の奥様に言いたい!大谷クラスなら、むしろ資産運用しなくていい!!
上手に「管理」してください。「増やそう」なんて考えてはいけない!
そこで失敗する元プロ選手の例は無数にある。
新庄監督のお話も、阪神の元監督の金本氏の話も、テレビなどではどこか「お笑い話」として扱われ、騙された本人は「いい人」イメージへとつながりますが、ダメだって!
あと、意外と知られていないけど、「奥様」が「運用」と称して、アパレルとか飲食店などの会社経営を始めて失敗するケースも多い。
贅沢は難しいかもしれないけども、一生、困らないくらいは稼げる可能性があるので、本当に気を付けて!
金なんてすぐ減るから。
で、書いていて思ったのだけど、管理人は弱小な会社?の代表です。
うちの業界では、シンガリを務めるレベル。
で、ですね、大谷とか、山本とかのメジャー選手ばかりテレビで取り上げられるので、「プロは金持っている」というイメージがあるけど、実は野球に限らず、多くの「プロ選手」は、管理人と同じような状況なのではないでしょうか?
一億円プレーヤーが何人いるのでしょうか?数千万円もらえている選手も、実は多くはないのでは?
でも、個人事業主。様々なことに対処しなければならない。
今回は、届くかどうかわからないけど、各分野の「B級、C級選手」へ、金銭面でのメッセージを送らせていただきたい。
1,「資産管理」と「資産運用」は、全く分離して考えるべし!
今回の大谷の件だけど、非常に広範囲かつプライベートの深い分野まで、水原氏にゆだねていたらしいことがわかった。
これはプロ選手の経験談で、よく聞かれることですね。新庄監督も金銭面を「信用していた人」にまかせっきりにしていた、とテレビでやってましたね。真実の通りかどうかは知らんけど。
でも、お金の場合、「管理」と「運用」は、全く別物として考えたほうがいいです。
具体的に言えば、「管理」と「運用」は、それぞれ別の人(しかも互いに縁もない)に任せるべき。
ここでいう「管理」とは、お金が減らないようにすること。また適切に「処理」すること。つまり税金の手続きとか、「経費」の管理、決算など、お金を持っているだけで必要になる諸々のこと。
お金を持つと、その分、出ていく方も増えます。でも、正直言って、素人にできるものではありません。ましてやプロ選手ならなおさら。多くの時間を取られますからね。
経理の仕組みなんて、専門の勉強と経験がないとできません。
そういうことは、専門の経理会社にお任せすることをお勧めします。
で、プロ選手ともなれば人脈も増えて、「投資話」を持ちかけられることも多くなるかと思います。
全ての話が「詐欺だ!」なんて言いません。いい話もあるんでしょ?
そういう「運用」をお願いしたい場合は、管理する人とは関係のない人にすべき。
そして、ここが重要だけど、必ず「管理する人」の意見を尊重すること!
「管理」と「運用」を一緒にしてしまうと、経理の報告などでも、これが本当に必要な経費なのか、単なる「損失」なのか、わからなくなってしまう。
投資を勧めた人が、自分の投資に係わるお金を「損失」だなんて、絶対に言いません。そして、なぜか資産が目減りしていても、「これは必要なお金だから支払い続けるべき」という。で、資金流用されて破産、なんてことはニュースで流れる。
経理をやっている人から「これをやったほうがいい」と勧められることもあるかもしれない。その場合は、その経理の人にお願いするのではなく、別の人に相談してみる。
経理の人には、お金の使い方に関して、客観的な「ジャッジメント」を求めるだけにすることが大事。
経理をお願いする人は、全くの他人にすべき。大きな経理会社がお勧め。
たとえ資格があったとしても、親族にお願いしてはいけない。それすらも客観的に判断できる立場の人にお願いすべき。
よく、「知り合いの会社社長におねがいした」なんてことを言う人がいるけど、もっとも信用できません。
とにかく、「資産の管理」は、「絶対公正」を貫ける人にすべき
続く?(終わるかも)