ロシアに関する記事を掲載するそもそものきっかけは、２０２１年８月１９日に道東の標津町で、ロシア人男性が保護された、というニュースから。
ネットでは様々な「説」が流れました。管理人もそれに便乗した記事。
先日、北海道標津町の交番に、自称ロシア人の男性が「国後島から泳いできた」と話し、亡命を希望している、というニュースが駆け巡った！（そして一瞬で消えた）
このニュースは一度は全国ニュースになったものの、その後は地方ニュースでもそんなに大きくは扱われず、「中田翔、巨人へ移籍」の方が大々的に取り上げられている状況。
しかし、陰謀・憶測が大好きなネットでは「ロシアからのスパイだ！」「工作員だ！」など、様々な推理がなされている。
果たしてロシア人は、亡命希望者なのか、スパイなのか。
当ブログでも、意識の低い観点から、推測してみたいとおもう。
なお、以下に書くことはネット上の情報オンリーで、「適当」に語っているので、うのみにしないようにご注意いただきたい。「虚構新聞」と同じく、全てフィクションだと思って読んでね。
それでは以下から考察を開始する
１，亡命者説
男性は亡命を希望している、とのこと。
あのう、亡命って世界で年間、何人くらいいるもんなんですかね。頻繁にあるもんなんですかね。
自分の印象だと、亡命ってよっぽどのことが無いとやろうと思わないと思うんですよ。
「将軍様」の国ならいざしらず、ロシアって、民主化以降は景気が良くなっている、って聞くし。少なくとも亡命しないと生きていけないほど困窮する状況とも思えないのだけど。
自分が幼少の頃の、冷戦真っただ中の時でも、亡命してきた、ってロシア人のニュースを見たことはないです（非公表ではあったのかもしれないけど）。
泳いできた、っていうけど、難しいと思うよ。
というわけで、亡命してきた、というのは「なんかイメージがわかない」
２，スパイ説
もう一つ、話題になっているのが「これはロシアのスパイだ！」と言う説。
いやあ、面白いね。
だって、スパイがわざわざ交番に行って、メディアに目立つようなことをする？スパイって、もっと自然な形で潜入するもんじゃないの？
しかもわざわざこんな辺境の地にやってこなくても、と思っちゃう。
百歩譲ってスパイだったとしても、もっと格好良く潜入してほしかった。
スパイ映画にあるように、夜中に黒のボディスーツで身を包み、潜水艦で北海道に近づいて、闇に紛れて上陸する、ってやつ。そして日本側の「組織」の一員に改修される。
上陸早々、交番にいっている時点でスパイとは思えない。
大体、いまさら北海道に隠密に上陸して、何を調べると？
そんなことしなくてもグーグルアースで道東の田舎のラブホテルの外観までわかっちゃう時代に、そんな大掛かりなことをする？
訓練した工作員（マスターキートンでいうところのスペツナズとか）を送り込まなくても、日本在住のロシア人ユーチューバーの北海道旅行編を見ればいい。ロシア人ユーチューバーの女性が道央の農家に嫁いだものの、離婚した、という生々しい北海道の農家事情まで知ることができてしまう時代ですよ。ロシア人ユーチューバじゃなくても日本人の動画でも、「国境地帯の秘密」があけすけとされているし。向こうの方じゃ「国境関連グッズ」も販売されているので、スパイでもむしろ熱烈歓迎されるんじゃないだろうか？
それに、ここは世界トップのスパイ天国、JAPANですよ。
この前もロシア人武官がスパイだとわかった途端にその人が大使館にこもってしまい、しかもみすみす成田空港から出国するのを見ているだけだった、というニュースがありました。
そう、日本では「自分は母国のスパイです」と堂々と名乗って入国できるうえに、自由に出国もできる国。
わざわざ北海道の辺境に泳いで潜入しなくても、ファーストクラスで成田空港にいけばよろしい。
つまりスパイとも思えない。
じゃあ、なんなのか？
これは１００％、カンだけど、国後島でなにかトラブルを起こした人が、島にいられなくなって漁船か何かでやってきた、というところではないか、と推理しています。
