管理人は今年の年末は予定が詰まっているため、更新することができないようです。
本当は年末の歴史記事として、「ペルリ提督、沖縄に上陸す!」と題して、琉球とペリーとの交渉に関するお話や、「幕末の日本ーハワイ開国交渉」として、滅亡間際で右往左往する幕府と、その混乱を突いて日本からの移民をハワイに連れてこようとする怪しげな「ハワイ代表」の外国人の、奇妙な交渉過程などをお話ししようとしたんですけどね。
すんません、来年には必ず掲載いたします。
「アフィリエイト収入で楽しよう!」という下心のもとに始めたこのブログですが、ご覧のように広告も無く、今や全くの趣味のブログとなってしまいました。
さて、様々なことを雑多に掲載してきましたが、中高生を意識した内容となっているかもしれません。「かもしれません」という表現を用いていますが、世代によってかき分ける才能なんてないので、「そういうつもり」というだけのこと。
管理人は高校の時に、一気にエンタメの広がりを体験しまして。
中学まではジャンプ漫画中心だったのが、高校からは友人の勧めで多くのジャンルのマンガが存在していることを知りました。「寄生獣」がその筆頭。「ダミーオスカー」もこの時期。
そう、漫画などを通じて、「ちょっと大人な内容」に触れだした時期でもある。
そして最も読書に熱中したのも高校時代。
中学時代まで、小説などはお堅い「ブンガク」の世界で、真面目で小難しい表現じゃないといけない、と思っていました。また、歴史小説ばかり読んでいたし。
それが高校の時に人に勧められて読んだ「月間カドカワ」に衝撃を受けたのです!
勧められた月刊カドカワには様々な「ブンガク」作品が載っていましたが、厳かな文章が並ぶ中で一つだけ「ウンチョス」なる単語が連呼された作品があるじゃないか!
しかも人物の心の変遷も、想像を掻き立てる風景描写もない、ワクワクさせるストーリー展開もない。
筆者の方がデパートの大便用のトイレを使用したときに体験談が、延々と述べられていただけ。
ある日、筆者がデパートで催してしまい、大便用のトイレに入ったそうです。
当時はまだ和式便所が珍しくなかったので、そのデパートの大便用トイレも和式。
筆者さんも当然の如く、下半身をむき出しにして「ウンチングスタイル」で踏ん張っていました。
そこへ、子供の声が!子供は筆者の隣の大便用個室に向かって、「パパー、いるの~?」と大声で連呼。お父さんは少し怒った声で「静かにしなさい!」と息子を注意します。
確かに自宅ではない、公共の場所なので、子供と言えどもむやみに大声を出すのはいけない。父親として当然のことをした模様。
その後、男子は続けて「ねえ、まだ~?」と呼ぶ。お父さんは中から「もう少し待ちなさい!」と返します。そして「他の人に迷惑だから、声を出すんじゃない!」と注意します。
すると男子は、かえってお父さんのいる個室以外が気になったらしく、筆者のいる個室のドアが閉まっているのを見つけて、声をかけてきた、とのこと。
「誰かいるの~?」とドア越しに筆者に声をかける少年。
筆者は「いるよ~!」と返しました。
すると少年は「おじさんもウンチョスしてるの?」と聞いてきたではないか!
「してるよ~」と返す筆者。
直後に隣のお父さんが「すみません」と筆者に謝罪をしてきたそうです。
その時、筆者は想像してしまったそうです。
今、互いに顔も知らない、あったこともない男が、壁一枚を隔て、下半身をむき出しにしてお尻とを突き出して、会話をしている。
なんと奇妙な縁か!
という体験談を、非常に面白おかしく書いていたのです!
そして文中で多用される「ウンチョス」のパワーワード!!
後で知ったのですが、この「ウンチョス」は、その方が生み出したネーミングだそうです。
この話を見て、管理人は衝撃を受けてしまいましてね。
「お堅い」はずの月刊文芸誌において、このような作品が掲載されているとは!
しかも一歩間違えばお下劣の域に堕ちてしまうところを、緩い文章と「ウンチョス」の言葉で、なんとものほほんとした、ある種の暖かさを感じさせる内容になっているじゃないか!
この作品を見て以来、文章ってなんでも表現できる万能の技なんだ、と実感してしまいまして。
それ以来、月刊カドカワを購読するようになりました。
他の記憶に残っている作品と言えば、「感動!立ちそば全メニュー制覇!」という名前のシリーズ。
筆者はある日、「壮大なことを成し遂げよう」と決意し、その題材として近所の駅にある立ちそばやのメニューを全て制覇することを企てます。
そこから始まる壮大(笑)な叙事詩。
初回で筆者は「かけぞば」を注文するのですが、
「かけそば」と聞いた瞬間、店主は「やるな」という目をこちらに向けた
的な表現がされていまして。(何十年も前なんで忘れています。全然違うかも)
立ちそばやでかけそばを頼んだだけで、ここまで膨らませるのか?と、印象に残ってしまいました。
その他、漫画でも「マスターキートン」も見て「国際情勢がわかっている感」を会得しました。
とにかく、興味の分野が一気に広がったのが高校時代で、そのきっかけは様々な内容の文章が一冊におさめられている月刊カドカワであったり、漫画雑誌だったりしたわけです。
他にも、古めかしい喫茶店などに並んでいる、見たこともないタイトルのマンガもいいですね。古い喫茶店のマンガから、掘り出し物を見つけることがたくさんありました。
ジャンルを問わずに様々なエンタメに接するうちに、自分の好きな分野に自然とハマって言ったような気がする。
今の高校生って、学校帰りに本屋によって立ち読みすることってあるのだろうか?
放課後に何をしてるの?
「学校帰り」というのは、学校でも家庭でもない、誰にも拘束されない自由な時間。
非常に限られた身近い時間だったのだけど、なんだか妙に印象に残っています。
当ブログが、ジャンルを問わずに雑多なものに触れて、各人の興味を発掘する場になれたら嬉しい限り。
来年も、非常に意識の低い記事を掲載しますので、よろしくお願いいたします。