*今回登場するお名前は、全て敬称略とさせていただきます。
凄いニュースがありましたね!
その場に居合わせた人が、心底羨ましい!!
どんな感じでした?
ダルビッシュの凄さって、どういえばいいのだろうか。
昨日、ロッテの佐々木投手のメジャー移籍が発表されましたけど、一度も規定投球回数に達していなかった、とのこと。
ダルビッシュは、ローテーションに加わってから、毎年のように規定投球回数に達していましたし、1試合を完全に投げ切ることの方がおおかった。
なにかと意地悪を言いたくなる「球界OB」をも黙らせたくらい。じゃなきゃ、あの張本氏に反論して、許されるわけがない。
絶対エースというやつでしたね。
だって、スターティングメンバー発表で、「先発ダルビッシュ」と発表された段階で、相手チームは「捨て試合」としていたんだってさ。「捨て試合を覚悟する」ではなく、すでに試合前に捨てていた!
よく沢村栄治であったりスタルヒンであったり、金田であったり、という名前が「伝説の投手」として挙げられますが、正直、実際にその活躍を目にした人は限られているわけで。
しかしダルビッシュは、テレビ中継でみんながバッチリ見ることができる状況で、完璧な成績を残したのです。
だから管理人にとってダルビッシュとは、その人たちと同レベルの存在なんです。現役の「レジェンド」なんです。
・・・・とまあ、熱弁をふるってしまった。
日本ハムが移転してきて、ダルビッシュが入団してから大谷が退団するまでの10年くらいって、本当に特別な期間で、他の球団ファンでも見ることができない選手を見続けることができたのです。マジのガチで道民や日本ハムファンが、12球団のファンの中でも最も幸運だったと断言できる!
つーか、エスコンの建設を可能にしたのもダルビッシュと大谷のおかげだと思う。
北海道ではバブル前から、ドーム球場の建設計画みたいなものがあったんですよ。
当時のプロ野球では、北海道に球団ができるなんて思えなかったので幻でしたけど。
管理人の記憶では、高校くらいだったと思うけど、北海道ローカルの番組で、当時、大人気だった舛添要一氏を招いて、「ホワイトドーム構想」について取り上げられたときのこと。
当時の舛添さんは東京のテレビ番組に引っ張りだこで、あの伝説の深夜の超硬派の報道番組「EXテレビ」にて、大人向けビデオのモザイク消し装置を試す企画に出演し、怪しげなゴーグルをかぶりながら「真っ暗で何も見えない」とコメントするなど、知性派コメンテーターとして活躍されていました。
脱線しましたが、その番組で舛添氏が札幌のドーム球場について、「こんなものを作っても無駄だ!」と、かなりな勢いでぶった切っていたんですよね。
まあ、当時は「そうですよね~」という感じで、実際、プロ野球球団もないのにスタジアムだけ作ってどうすんの?とは皆が思っていました。時代背景としても、バブル崩壊後で公共施設にお金をかけることが忌避されていましたし。
・・・・・まさか10年後に、札幌を本拠地にするプロ野球チームが現れるとは。
だから未来のことなんて誰にも予測できない、ってこと。
で、ワールドカップのドサクサとはいえ札幌ドームができました。
ダルビッシュはそこで投げていたわけです。札幌ドームがなければ、ダルビッシュという稀代の投手の投球を生で見ることなどできなかった、と言えるわけで。
もっと言えば、エスコン球場自体、建設されたかどうか。
確かに日本ハムの札幌移転後に人気が沸騰しましたが、それだけなら民間会社が北海道に600億円もする球場を作るなんて、実行できただろうか。
無理だったと思いますよ。
日本ハムに最後の一押しをしたのが、ダルビッシュと大谷だったとと思います。
ダルビッシュと大谷のおかげで、あの10年間の日本ハムへの注目度は、下手したら巨人を超える勢いがありましたからね。
二人が大活躍して日本一になり、メジャーに去っていく、というストーリーをファンが見てしまった。
一種の成功体験ですよね。
そして、もっと見せろ、次を見せろ、と球場に向かうことになるわけです。
そう考えると、エスコンフィールドができたのも、ダルビッシュと大谷のおかげと言える。
息子さんには「エスコンはワシが建てた」と自慢してください!本当だから!
それにしても、大投手が自分の応援するチームに「ホーム」と言って訪ねてくれるなんて、ファン冥利に尽きますね。
追記
佐々木投手のメジャー挑戦を、ロッテファンはどのようにとらえているのだろうか?
ロッテファンも応援しているのなら、他球団ファンが何かいうところではないですね。
それにしても、もったいないというか。吉井監督は、投手の名伯楽として有名ですからね。
ダルビッシュも大谷も、吉井氏の薫陶を受けている。
日本ハムが佐々木投手の指名を外した時に、それでも吉井氏のいるロッテに行ったのだからと佐々木投手の将来の成功を予想した者です。
いいのかい?吉井氏の指導を十分に受けたのかい?と問いかけたくなる今日この頃。