意識低い系、日本代表宣言!!

意識の低い人間が、意識の低い情報を、意識を低くしてあなたにお届け!!

人類、ついに53-53に到達する!(しかもMLBで!)

 

 最近、つくづく実感しているのだけど、管理人の野球観戦の基準は「昭和のプロ野球」がベースになっています。

 

 その基準から見れば、40本塁打だって、決して簡単な数字ではないし、50盗塁も簡単な成績ではない。10勝もすごい。

 

 先発投手で10勝以上と防御率2点台だったら、間違いなくその年のリーグ最高投手となっていました。

 防御率1点台は、抑え投手なら見かけたのだけど、先発投手ではほとんどいなかった。 

 まれにいたんですよ。でも、その年だけ、とか。

 

 だからダルビッシュが5年も連続して15勝以上と防御率1点台の成績を残した時、こりゃバケモンだ!と思ったのです。

 ダルビッシュは間違いなく、日本プロ野球史上、ナンバーワンを争う投手です。

 

 そのダルビッシュを、管理人は12年前に札幌ドームで見ています。

 

 2週連続で水曜日に観戦する機会があったのだけど、運よくどちらもダルビッシュが先発。

 もう異次元だったよ。当然のように2試合連続で完封していたので。

 

 管理人にとってプロ野球の試合を北海道で観戦すること自体が夢のようだったのに、球史に残るレベルの選手を直に肉眼に焼き付けることができた。しかもホームチームの選手として。

 この感覚は、札幌にプロスポーツが当たり前にある時代に育った世代にはわからないと思う。いや、今がいい時代になった、ということなんだけど。

 

 ダルビッシュアメリカに去った後、喪失感が半端なかった。

 

 もう10年間は、あのレベルの選手を見ることができないんだ、って。

 

 ・・・・・ところが神様はもう一度、奇跡を起こしてくれた。

 

 言うまでもなく、大谷翔平のことです。ダルビッシュと入れ替わるように日本ハムに入団してきた。

 

 道民に再び、夢を見せてくれた。

 

 大谷は札幌ドームで、ホームランを放ち、完封し、165キロを投げた。

 

 二刀流を実現してしまった。

 

 そしてアメリカに渡った。

 

 道民はみんな、いずれ大谷がメジャーに行くことを理解していたし、それを止めることはできないとわかっていたはず。

 

 それでも、メジャーでは「フツーに良い選手」として活躍するだろう、と思っていた。打者としては20~30本塁打、投手としては10~13勝くらいは確実に残せるだろう、って。

 ホームのファンから「ショウヘイは良い選手だ」くらいは言われるだろう、って。

 

 それでも「メジャーにたくさんいる強打者の一人になる」以上のことは予測できなかったはず。

 

 それがどうだ。今やアメリカでもとびぬけた存在になりつつある。

 

 53-53を達成した?

 

 しかもメジャーリーグで?

 

 もう、夢なんじゃないか?管理人は落合の「打率.350、本塁打50本」に興奮した世代だよ?

 大体、50本塁打って、なんだよ。あのセリーグで野球をやりつくした松井秀喜以来、そんな数字は見たことないぞ!

 (管理人にとって、カブレラなどの飛ぶボール時代の記録は認めがたい)

 

 そう、これを日本で達成したんじゃないんだよ。アメリカなんだよ!

 

 信じられるか?日本人選手が、アメリカのスポーツ番組で特集されているじゃないか!

 

 ジーターやオルティスペドロ・マルティネス、Aロドリゲスをはじめ、MLBのレジェンドが称賛している。「ついでに」じゃなく、大谷に特別な称賛を送っているんだよ。あのレベルのレジェンドたちから称賛されるとは信じられん。本当に日本人なのか?

 他にもNBANFLなど、アメリカのプロスポーツの大物たちも、大谷の記録に言及。

 アメリカのプロスポーツの大物、ということは、ワールドクラスで大物、ということ。

 

 とにかく、今の大谷がやっているプレーは、今後50年間は見ることができないだろう。

 いや、大谷が限界や偏見を取っ払ってしまった以上、超える選手が出てくるかもしれない。

 

 大谷は最初の壁を突破した!

 

 それにしても大谷って、野球の全てを楽しみつくそうとしていますね。

 

 投手も打者もできて、盗塁もできる選手が今後、続々と現れるのだろうか?

 

 そこではどんな野球が行われるのだろうか?

 

 野球はいまだに進化している。

 

 

 そして、道民は、この選手を直接、目撃できたことに心から感謝しないといけない。

 

 月形で大谷と直接ボールのやり取りをした少年少女は、自慢していい。間違いなく世界レベルのスターと同じ場所にいたのだから。

 

 

 

 

 

2016年クライマックスシリーズでの大谷の姿を載せます。

 

ダルビッシュや大谷のプレーを見ることができただけでも、札幌ドームの建設は成功だったと思う。

 

札幌市の方も、札幌市にプロスポーツがあることの意味を、正確に受け止めてほしい、と思った今日この頃。

 

 

 

 大谷選手に心からの祝福を。そしてこうなれば60-60を達成してくれ!!