これは学生時代に、ミリオタの友人から聞いた話なので、どこまで信ぴょう性があるのかわからないのだけど。一応、調べても根拠になるものが見当たらなかったので、「与太話」として聞いていただきたいと思います。
学生時代に、ミリタリーに詳しすぎる友人がいました。いや、言い方を間違えた。
正確には、ミリタリーに詳しすぎる友人が「たくさん」いた。
で、その内の一人から面白い話を聞きましてね。
40代以上のオッサンなら知ってる人も多いと思いますが、1990年というバブル絶頂のときに、「ブレンビー」という家庭用ムービーが発売されました。
その前から家庭用ビデオカメラは発売されていて、視聴者から送られたビデオを元にしたテレビ番組なんかも放送され始めたころ。かとちゃんけんちゃんのやつとか。
ただ、このブレンビーが一大ブームとなったのは、「ファジイ理論」なるもの応用した手振れ補正機能が装備されていたこと。
今でこそフツーになっているムービー撮影時の手振れ補正ですが、これは日本のパナソニックが、世界で初めて家電品に応用したのでした。
・・・・・ところが、この「世界初」は、家庭用に留まらなかったようで、この機能はそれまでの世界になかった(らしい。違ったらごめんね)らしく、各国の軍事関係者も驚いた、とのこと。
なんでこんな高度な技術が、家電品で応用されているんだ?と。
まだ冷戦から覚めたばかりの世界にとって、冷戦下で技術を牽引したのは軍事産業でしたからね。
もともと評価が高くなっていた「メイドインジャパン」の名を、さらに高めることになりました。
ここまでが、聞いた話。
このブレンビー発売時に、「ファジイ理論」なる言葉が大ブームとなりました。
40代以上の人なら「お前はファジイな奴だな」というフレーズを覚えている人もいると思う。
この「ファジイ」なる言葉の意味ですが、当時のマスコミなどでは「曖昧な」という意味で紹介されていたので、管理人も今に至るまで「曖昧な」として覚えてきました。
今回の記事を書くにあたり、ネットでファジイ理論について調べてみました。
・・・・・・・全然、わかんねー!
これ、理系の学部の学生ならわかるんでしょ?
とにかく、スゴイ理論らしい。
で、このファジイ理論ですが、1965年にアメリカの大学で発明(誕生?)されたらしい。
ブレンビーで家庭用に応用されたファジイ理論は、その後も洗濯機や冷蔵庫、電子レンジなどへ応用されていき、なんと今の人工知能に至るまで、社会に根差しているとのこと。
このファジイ理論ですが、これを世界で初めて人間社会に実用したのが、日本の日立製作所で、1987年に仙台地下鉄の自動制御装置に実装したのが最初、とのこと。
当初、日本の学会ではファジイ理論に否定的だったらしいのですが、企業が実際に応用したことで、研究の扉が開かれた、らしい。
そう、現在のAIの根源ともいえるものを、世界で初めて形にしたのが日本だったのです。
ちょっと、仕事が始まりそうなので、一旦終了。