意識低い系、日本代表宣言!!

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オリンピック、終わっちゃった・・・

*今回、良いことを書こうとしたら、おかしな意見表明になってしまいました。

 スポーツマンシップに全くのっとっていないため、「五輪の余韻を味わいたい」という方々は見ないでください。

 

 

 

 

 

 あっという間にパリオリンピックも終わってしまいましたね。

 

 なんだかんだ言って、見ちゃう。

 

 まずは無事に大会を仕切ってくれた、パリ市民の方々には心からの感謝をお送りしたい。東京の時はコロナの中での開催となってしまいましたが、今回はウクライナ紛争とテロの中での開催。

 

 

 今回、実感しているのは、五輪とかW杯とか、大きな大会は、やっぱり深夜に見ないと雰囲気がでない、ってこと。

 

 真夜中に中継が始まることで、「日本代表は、遠い場所で戦っているんだ!」と実感がわきます。

 

 さて、最後の「大トリ」という感じで、北口選手が金メダルを取りましたね!

 

 まさか陸上競技で日本人が金メダルを取る日が来るとは!

 

 特に砲丸投げとかやり投げとかって、パンピーから見れば「筋肉勝負」と思われる競技。

 筋肉では、欧米には絶対に敵わない、と思っていただけに、それで勝ってしまうんだから、驚きとしか言いようがない。

 

 皆さん、チェコのドマジュリツェ市、ってご存じですか?

 

 北口選手の練習拠点の町とのこと。

 

 このドマジェリツェ市でも北口選手は市民から人気で、昨年の世界陸上優勝時には「名誉市民に」という声もあったとのこと。

 

 で、今回の北口選手の出場の際は、ドマジェリツェ市の人たちも注目していたとのこと。北海道新聞によると、北口選手の行きつけのカフェではパブリックビューイングも開催され、なんと120人も集まったそうです。

 金メダルが決まった瞬間、大歓声となり、中には泣いてしまった人もいた、とのこと。

 そんなに馴染んでいるんかい!

 もう、この金メダルは、半分以上はチェコの人のものと言えます。カウントでは日本が増えているけど、チェコの金メダル数が増えたとしても文句は言われないと思う。

 

 チェコの皆さん、ドマジェリツェ市の皆さん、おめでとうございます!

 

 

 この感覚って、夏の甲子園に地元の高校が出たときのものと同じなんですかね?

 

 近畿とか関東、九州などの「強豪地域」の人にとって、北北海道などの弱小地域では、負けることが多いから盛り上がっていないのではないか、と思われるかもしれませんが、真逆です。

 

 全国が注目する舞台で、地元の名前が呼ばれることは、とてつもなく高揚させます。

 今年の春の甲子園で別海高校が出場したけど、「別海」という名前がNHKで呼ばれるたびに、町民は大興奮したのではないでしょうか?

 

 それと同じなのではないか?と。

 

 皆さん、スリナムという国を知っていますか?

 南米にある、人口58万人という、きわめて小さい国です。

 日本人の9割以上は、知らないと思います。

 なんでこの国のことを管理人が知っているのか?というと、ネスティという水泳選手が、ソウル五輪で金メダルを取ったからです。

 ネスティが金メダルを取ったときは世界的なニュースとなり、日本でも大きく取り上げられていました。

 それ以来、なんだか心に残ってしまい、地図帳やできる範囲の資料(小学生だから大したものではないけどね)で調べてみた記憶があります。なお、今の方がwikiですぐにわかっちゃうから、ネットってすごいね。

 

 もし、ネスティが金メダルを取らなければ、管理人はスリナムという国を生涯知ることもなかったでしょう。それ以来、データアトラスなどで、五輪の出場国で珍しそうな国を調べたりしています。

 アンドラなんて国もあるんだね。欧州なんて、有名な国ばかりと思っていたけど。

 

 とにかく、五輪というのは、普段は世界のニュースで取り上げられないであろう、小さな国も、世界で目立つ舞台とも言えます。

 

 なんか五輪が近づくと「紛争が起こっているのにお祭りをやるのか!」って反対意見をテレビで述べるコメンテーターが出てくるけど、あなただって紛争が起こらないとそこに注目しないじゃん、って思う。ストレートに言えば、人が死んで初めて、その地域のことを語りだすじゃないか、ってね。

 

 人が死んで初めて問題意識を持つのと、五輪の入場行進を見て出場国について調べるのと、どっちが平和なんでしょうかね?

 

 東京で「教授」の肩書背負って、「困っている人を無視して五輪をやるのか!」とコメントしてお金をもらっている時点で、本当に「困っている国の人たち」から見れば、超勝ち組ですよ。

 

 

 

 話がそれましたが、日本の選手は確実に強くなっていますね。

 

 馬術とか近代五種でもメダルを獲得した、とのこと。

 

 どの選手も海外でがんばっているそうですね。ということは、やはり日本の指導環境では海外と戦えない、ということなのか?

 

 また、ここにきて、運営面で東京五輪が再評価されていますね。

 

 あの大変な状況で五輪をできたのは、日本くらいなのではないか、と真剣に思います。パンデミックと五輪に並行して乗り切った。

 

 今回、東京五輪を機に始めたり、東京五輪の結果をきっかけにパリに挑んだ、というコメントを多く見ます。

 

 もし、東京五輪が中止されていたら、8年間も国際大会が開かれなかったことになる。

 それだけ、「きっかけ」が生まれなかったことになる。

 

 それに運営でも重要だったと思う。

 

 皆さんの地元では、今年の町内のお祭りや盆踊りは開催されましたか?

 

 今、お祭りや盆踊りが中止になっている地域が、想像以上に多くあります。

 

 コロナの自粛期間中に中心メンバーが高齢化した一方で、担い手もできず、3年間も行われていないのでどう運営すればいいのかもわからない。お祭り用品の業者さんもコロナの間になくなってしまったそうです。

 

 もし、東京大会が行われなければ、経験も失われてしまったかもしれません。

 

 やはり、東京大会は開催されてよかった、と思う。

 

 商業主義?ユニフォームにスポンサーの名前がついているのがフツーの現代で、まだそんなことにこだわってんの?一部の特権役員だけが儲かるなら大問題だけど、選手や競技団体が儲かるのなら、商業主義でいいじゃないか、と思う。

 

 SDGず?LGBT?

 これらには絶対反対しないけど、いい加減、五輪と政治は切り離してほしい。

 五輪は「スポーツフェス」でいいじゃないか。

 

 音楽フェスに行ったことありますか?管理人は荷物運びとテント設営係として、いやいやライジングサンに行ったことがあったのだけど、けっこう、楽しめた。

 北京か何かの五輪がやっていて、野球中継を見て周囲と盛り上がったし、鼠先輩のライブが始まってみてみたり、管理人の青春のころのジュンスカイウォーカーを見に行ったり、ついでに、無名の人のライブを見たり、普段は効かない癖にジャズを聞いたり。

 ああいう感じでいろんな人たちがいろんな会場で、同時に演奏しているような状況じゃないと、知らなかった曲とかアーティストをたくさん知ることができまして。

 

 五輪だってそうでしょ。スケボーとかクライミングとか、無課金おじさんとか、普段、見る機会がありますか?実際に見てみると、結構、見てしまうよね。

 

 チャンネル回せばどこかで何かの競技がやっている、というのは、まさに「フェス」そのもの。

 

 それでいいじゃないか、って思う。

 

 

 

 とにかく、選手の皆さん、本当にお疲れさまでした。

 

 おかげで良い夏を過ごすことができました。

 

 良い夏を過ごせた、と実感する。

 

 それこそ、まさに求められている「平和」。

 

 五輪に対する難癖は、ネットに無数にいる管理人のようなひねくれものに任せて、選手たちは次のステップに集中してください。

 

 

 4年後も楽しみにしています