意識低い系、日本代表宣言!!

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いい加減にしろ!東京の「自然保護派」!!

 

 皆さんは、今から35年ほど前に起こった「知床伐採問題」をご存じでしょうか?

 

 1986年に知床半島の一部の森林で伐採が行われる計画が立ち上がり、それに対し、自然保護を主張する人々との間で論争が始まりました。

 

 当初はオホーツク地域もしくは北海道に限局した問題でした。森林の伐採自体は日本全国で行われていたしね。それこそ知床や周辺地域でも行われていたのです。

 なんせ知床半島のかなり奥の方まで開拓者が入植していたので。

 知床の自然の価値が見直されたのは、ナショナルトラスト運動が始まった1982年ころからでしょうか。

 

 古くから林業を行っていた人にとっては、まだ価値観の変化がわかっていなかったのかもしれない。

 

 ただですね、だからと言って当時の林業をしていた人が、自然を知らなかったわけではない!知床の伐採計画は、知っていたからこその計画で、森林の若返りを図るものでした。

 

 当初、論争になったのは、どこを伐採するか、どの木を伐採するか。

 

 特に「保護派」が重視したのが、沢や川の流域の樹木の保護。

 

 これは大事な点で、確かに沢や川の流域の森林、さらに広げて言えば湿地なども含めた「水辺の環境」は、海の生態系の保護のためにも重要だからです。

 

 以前から「魚付林」という言葉があります。

 

 プランクトンはミネラル成分を餌として摂取します。そのプランクトンを小さい微生物がたべ、食物連鎖を繰り返して魚のえさとなっていく。

 

 その最初のミネラル成分は陸地から川に溶け出し、海に至ることで供給されます。

 

 この際、川などの水にミネラルが浸透するには、水辺に木々や草などの自然環境があるると良いそうです。湿地やマングローブなどはさらに有利になるらしい。

 

 つまり魚などの水産資源を守るためにも、川の後背地の森林が大事。

 

 それを現しているのが「魚つき林」。なんと日本では江戸時代からその重要性が指摘されていて、海岸林の保護が行われていたとのこと。

 

 オホーツク海は、世界的に見ても栄養の豊富な海なのですが、それはオホーツク海に注ぎ込むアムール川流域に広がるシベリアの広大な森林や湿地のおかげなのです。

 

 オホーツク海が興味深いのは、やはり流氷の存在でしょう。

 

 陸地のミネラルが運ばれてくる大河川は、世界の他の地域にもあります。エジプトのナイル川は、上流のミネラル成分を下流や特に河口にもたらし、肥沃な農場地帯を実現させました。ナイル文明はナイルの恵みのおかげです。

 中国の黄河も同様。黄河によって運ばれてきたミネラルたっぷりの土のおかげで、黄河流域を一大食料地域として黄河文明を勃興させます。

 

 ただ、ミネラル成分は重いため、ナイル川でも黄河でも、海水に接した途端に海底に沈んでしまいます。そのため大河の恵みを受けられるのは流域や河口にとどまります。

 

 しかしアムール川を運ばれてきたミネラル成分は、流氷によって遠方まで運ばれるのです!

 これ、単に流氷という氷の塊だけで運ばれるのではないのですよ。

 地図でお分かりの通り、オホーツク海は「閉じられた海」となっている。このオホーツク海の中でコリオリ力とか、比重によって生まれる「縦方向の海流」など、様々な地球環境の要素が行われているのです。それらによって運ばれてきたミネラル成分はオホーツク海の広い地域にちりばめられるため、オホーツク海は豊かな海になっている。

 

 ちょっと脱線しちゃったけど、知床の伐採問題のはじめは、動植物の保護もさることながら、「魚つき林」の伐採をするかどうか、という論点で行われた「中身のある議論」だったのです。

 

 ・・・・ところが、ある全国紙が取り上げてから、議論はおかしな方向へと進み始めます。

 要は、中央のマスコミ業界の「保守」VS「革新」あるいは「右」VS「左」の図式が持ち込まれてしまったのです。「左」の全国新聞が本腰を入れ始めてから、「反権力」の側面で取り上げられるようになり、「自然破壊を行うために強権をふるう営林署」VS「自然を守る正義の保護派」となっていきます。

 

 当時、世論に絶大な影響力を持っていたあるニュース番組でも「反権力」=「伐採反対」の形で報道され、ついには当時の中曽根首相が国会で答弁する事態にまで発展。

 

 どうもね、東京のマスコミの人は、当時盛んにおこなわれていた「宅地開発のための森林伐採」「ゴルフ場建設のための伐採」と混同していたらしい。

 真の目的は、森林の永続のためなんですけどね。すでに住宅用建材も輸入に頼っていたので、国産木材を無理やり伐採しても、大した利益にならなかったし。

 

 でも、当時、テレビで台頭しだしていた「コメンテーター」という存在は、たいして調べもせずに「正義を行っている!」というつもりで「伐採反対」を叫んでいました。

 

 そのため、当初は「どの木を伐採するか」が問題となっていたものが、いつの間にか「木を一本も切ってはならない」という方向へ、変わってしまった。

 

 その後、計画は延期となり、第三者による調査の結果、計画を修正したのちに伐採可となりました。

 

 その伐採初日の現場はすさまじかったそうで。

 

 上空にはテレビ局などの報道ヘリが飛び交い、反対派への備えとしてなんと機動隊が警備する中で行われました。

 

 そして、チェーンソーで木が伐採されるシーンが「森が死んだ」という雰囲気のもとで全国報道されました。

 

 

 

 

 ・・・・・実は伐採する側に親族がいましてね。

 

 その親族は、知床の自然について、とても詳しかったですよ。そりゃ、長年、住んでいたんだし。斜里周辺での沢釣りにも連れて行ってもらったし、サケマスの孵化場もなんども見てきた。守りたいという思いも伝わった。

 

そんな田舎の森林関係者がいきなり、全国バッシングにさらされてしまったわけで。

 

亡くなる数年前に「切らないと森がダメになっちゃんだけどな」とつぶやいていました。

 

 東京のマスコミは罪深いと思いますよ。深く調べもせずに白黒の色分けをして、「悪」の一色で報道してしまったんだから。言い分を聞いたと言えますか?

 

 どの木を切るか、原生林の保護、などは議論によって生まれたルールですが、この時の報道のために、日本では長く「木を一本でも切ってはいけない」となってしまったのは、森林保護という点ではむしろ10年単位で進化を遅らせてしまった、と思う。

 

 そんな東京で、以下の問題が起こっているそうで。

 

 

 

 小池都政で「葛西臨海公園」樹木1400本伐採計画進行中…神宮外苑に続きまたも自然破壊(日刊ゲンダイDIGITAL) - Yahoo!ニュース

 

 

 おいおい!東京のコメンテーターの方々!!

 

 木を一本でも切っちゃいけなかったんじゃないのか!!

 

 誰も騒がないんだもんね。

 

 

 太陽光発電装置の設置のため、というけど、やっていることは自然破壊ですからね。

 

 今、地方では森林が伐採され、湿地が埋め立てられて「自然エネルギー装置」が設置されていますが、東京のマスコミでは何も報道されません。

 

 北海道でも休耕田にメガソーラーが建設されているのが珍しくなくなった。

 

 休耕田ならいいじゃないか、という人もいるかもしれないけど、何のために太陽光発電をするんですか?

 

 二酸化炭素の減らすためですか?それなら設置しない方がいいですよ。

 

 休耕田とは言えど、雑草などは生えます。それらは二酸化炭素を吸収し、大地に固定する。このサイクルを繰り返すことで二酸化炭素の削減に貢献しているのです。

 それが太陽光発電装置によって地面が年中、日陰となってしまい、雑草が生えなくなってしまった。むしろ二酸化炭素削減にはマイナスになっています。

 

 森林伐採も、伐採と植林がセットで行われることで、二酸化炭素の削減に効果があります。

 若い木々は成長のために多くの二酸化炭素を取り込む必要があります。人間でも若いやつはどんどんメシを食って、体をでかくするでしょ?木だって同じです。

 一方で、老齢の木は、成長もない分、むしろ二酸化炭素を出す方が多くなる。

 それなら、ある樹齢に達した木は伐採し、植林することで、長期な目で見たら二酸化炭素の削減に貢献できるのではないでしょうか?

 

 もちろん老齢の木は全て切れ!というわけではありません。老齢の木には生態系を守るという役目もあります。

 

 だからこそ、どの木を切ってどの木を伐採するか、の議論が必要なのではないでしょうか?

 

 

 でも、今、日本各地で行われているのは、「二酸化炭素削減!」の名のもとに太陽光発電装置を乱発する「自然破壊」です。

 ゴルフ場の開発のための伐採は許されないけど、「太陽光発電」のための伐採は許されるのですか?

 

 東京のビルなどに太陽光発電を設置する、ならまだわかります(太陽光発電の実効性についてはここでは触れないでおきます)。

 

 しかし、森林を破壊してメガソーラーを設置するのは、30年前に東京で盛んに発信された「木を一本も切るな!」の言論に合致してるのでしょうか?

 

 正直、自然エネルギー装置に補助金を出すのなら、休耕田で二酸化炭素の吸収のよい作物を栽培することに補助金を出した方が、まだ二酸化炭素削減に貢献できると思いますがね。

 

 そして地方での太陽光発電のための森林破壊を止めて水辺の環境を守り、川にミネラルが溶け込む「水辺の環境」を保護することで、海にプランクトンを増やしましょう!

 

 え?プランクトンと二酸化炭素削減と関係あるのか?って?

 

 まあ、ここからは妄想の域になるのだけど。

 

 太古の地球の大気は二酸化炭素がメインでしたよね。

 

 海にいる微生物が光合成をおこなうことで、二酸化炭素を吸収して酸素を放出した。

 そしてついには二酸化炭素が減って酸素がメインの大気となった。

 

 まあ、途方もないほど長期の対策になるけど、川や海のプランクトンを増やすことで二酸化炭素を減らす、というほうが、太陽光発電をむりやり行うよりも効果があると思うのです。短期的なお金にはなりませんが。

 

 でもそれって、江戸時代からあった「魚付林」の考えそのもの。

 

 無理に欧州の真似をしなくとも、日本古来の方法でもいいのでは?もちろんそれだけでいい、なんて思いませんが。

 

 

 とにかく、今、東京で行われようとしてる「自然エネルギー装置のために自然を破壊する」ことに、東京のマスコミがどう反応するか、注視していこうと思います。