管理人は小学校の頃からB級映画を見続けてきた、B級映画マニアです。
B級映画は素晴らしいです。何でもアリです。
「美的センス」も「科学的根拠」も「ストーリーの辻褄」も、どーでもいい。
面白ければなんでもいい!それがB級映画です。
B級映画のジャンルは実に幅広い。SFからサスペンスまで、なんでもあります。
ゾンビはB級映画の代表的ジャンル。近年はサメ映画がゾンビに猛追しています。
そんなB級映画ですが、非常に重要なジャンルに「陰謀論」があります。
陰謀論はB級映画界に置いて、欠かすことのできないエッセンス。
普通の生活をしていた主人公が、ある日、巨大な陰謀に気づき、その全容を解明すべく戦っていく。
「巨大な陰謀」の相手は政府であったり、宇宙人であったり、世界的な犯罪組織であったり、なんでもありです。
平凡な日常は、実は巨大な陰謀組織によって作り出された幻想であり、人々はその幻想の中で操られていた!
もう、B級映画好きにとってはゾクゾクしちゃう設定です。
その最高傑作がハリウッドが1988年に生み出した「ゼイリブ」です。
平凡な生活を送っていた男が、ある日、謎のサングラスをかけた途端、実は地球は、人間に変装した宇宙人に乗っ取られていたことに気づいてしまった!
そこから男のエイリアンに対するレジスタンス活動が始まる・・・・。
どうですか、思わず見たくなっちゃうでしょ!日曜日の暇な昼下がりに時間つぶしに見るには最適な作品です。
昔は金曜ロードショーでもやってたんだけどね。
ハリウッドのB級映画界では一時期、「陰謀論」がメインストリームとなりました。
その行き着く先が「Xファイル」ですよ。
あれは衝撃的でしたね。B級映画に「科学的な裏付け」をしようとした、歴史的な作品です。正直、無理やり感があるものの、それまで馬鹿正直に「裏付け」なんてしようとしなかっただけに、例えその「裏付け」がトンデモであったとしても、B級映画ファンにとっては革命的な出来事だったのです!
同時期に「JFK」が公開されたこともあり、アメリカでは「政府が秘密を隠している」というのが常識となりました。
なお、この頃、クリントンさんの「例の疑惑」がアメリカを騒然とさせ、クリントンさんのパンツを回収してDNA鑑定が行われた、というニュースに世界が注目しました。なんせDNA鑑定が珍しかった時代だったので。
例え「パンツのDNA鑑定」であったとしても、「DNA鑑定をする」というだけで「アメリカって、進んでる~!!」となったものです。
話がそれましたが、21世紀に入っても、「陰謀論」はB級映画にとって欠かすことのできないジャンルだったのです。
先日、ある日本のドラマが放送中止になってしまった、とのこと。
そこでは「ワクチン陰謀論」がドラマの主題として取り上げられていた、とか。
自分は失望してしまった。
非常に立派な「B級」路線じゃないか!
管理人は、コロナ陰謀論もディープステートもQアノンも信じていません。
でも、ドラマや映画なんかの「エンタメ」として扱われることには大賛成!
あくまでも創作物として、見てみたいですね。
今回のドラマもね。
・・・・・・でも、確かにコロナ下の一時期、陰謀論が台頭して本気にする人がいましたからね。
ドラマなんて創作物から影響を受けてしまう可能性は捨てきれず。
実は今、B級映画のジャンルとしての「陰謀論」が危機に瀕しています。
しかもその理由が「あきられた」とか「つまんない」とかじゃなく、「見ている人が本気にするから」というのだから、思わず笑ってしまう。それこそB級モノのよう。
皆さん、エンタメはエンタメとして楽しみましょうよ。
コロナも終わり、そろそろ日常が戻ってくるとき。
思いっきり、陰謀論エンタメを楽しみましょうよ。
そのためにも「エンタメ」と「現実」の区別をきちんとつけましょう!
こんなことを世に問いかける日が来るとは思っていませんでした。
人生って、まさにB級映画ですね。