ここまで、昭和に流れた意識高い系の名曲の数々を紹介してきた。
はっきり言って、紹介できたのは氷山の一角と言わざるを得ない!
昭和では数えきれないほどの「意識高い系ソング」が生まれたのだ。
そんな豊富な昭和の意識高い系ソングの中でも、最も代表的な曲を紹介する!!
3,宇宙戦艦ヤマト
まさに昭和を象徴する、名曲中の名曲!
もはや国民ソングにもなっており、意識高い系を目指すのなら、歌詞を暗記しているのは当然とされている。
この意識高い系の塊のような作品であっても、平成に勢力を伸長した意識低い系によって、軟派な作品としてリメイクされてしまった!
昭和版ヤマトでは乗組員はほとんど男ばかりであり、森雪以外の女性の気配は微塵も感じられない。
そのため、シリーズを通じて硬派な話が多く、子どもの視聴者に常に緊張感を持たせており、最後に「地球の滅亡まで、あと○日」というナレーションも悲壮感のある男性の声で読み上げられるため、大本営発表を想起させた。
見ている側も主題歌の歌詞にあるように「俺たちがやらずに、誰がやるんだ!」と船員たちに感情を同化させ、彼方にあるイスカンダルへの苦行に耐え抜いたものだ。
しかし!
平成版「ヤマト2199」では、なんと女性隊員が多く在籍しているのだ!!
しかも全員が、体にぴったりした「セクシーユニフォーム」を着ているではないか!!
何ということだ、これでは艦内の士気が低下してしまう!!!
案の定、シリーズでは「恋愛パート」なるものが存在している。
あの宇宙戦艦ヤマトで恋愛だって?何を考えているんだ!!
しかも「艦内ラジオ局」なるものまで作られ、毎回、話の最後はキャピキャピ(死語)の女性ボイスによる「ポエムの朗読」で締めくくられるのだ!!
ふざけんな!ポエムなんて読むんじゃねえ!「撃ちてしやまん鬼畜米英」「欲しがりません、勝つまでは!」を唱えていればいいんだ!!
しかもなんと、「太陽系を離脱する記念だし~」といって、「艦内合コン」が開催されているではないか!
お前ら、地球で帰りを待つ人々の顔が浮かんでこないのか!?
全く持って、嘆かわしい!!
しかもこの合コンの主催者が、沖田艦長なのだ!
カンチョー、あんたまで意識低い系に堕落してしまったのか!!
しかも各話の途中には、「セクシーシーン」が用意されており、アニメとはいえ胸や臀部を強調したユニフォームをさらにドアップした「サービスショット」が表示されてしまう。
全て、平成のオタクに媚びた結果としか言いようがない。
なんていうことだ。平成のオタクよ、旧作の森雪で満足していた昭和のオタクを見習え!!
「2199」では、昭和で制作陣が最も伝えたかった、「悲壮感」が薄れてしまっている。
ここまでなら、JAPANの行く末に悲観する文言で終わるところであるが、一つの希望を見出した。
社会がコロナのために部屋に押し込められ、鬱屈したときを過ごしていた時にカバーされた以下の曲。
Chor stella《宇宙戦艦ヤマト》オペラ歌手リモート合唱✴︎幻の4番まで✴︎ - YouTube
昭和の巨匠、ささきいさお氏のボーカル曲は、これまで多くのアーティストによってカバーされてきたのだが、大半はささき氏の足元にも及ばないものばかり。
それだけ、昭和のアニメ界において、ささき氏は偉大な存在であった、ともいえる。
しかし、上のカバー合唱は、ささき氏の迫力に迫るクオリティを実現!!
この曲を、各地で戦いを続ける意識高い系レジスタンス諸君へのエールとして、今回の打電を終える。