なんと日本ハムが3連敗しちった!!!
現実を受け入れたくないので、まだまだ歌に逃避することにする。
前回の記事で「モテようと思って歌った曲」を紹介した。
当時はオリコンのヒットチャートを抑え、ランキング曲を覚えたものだ。
そうやってヒット曲を覚えて、レパートリーが増えてきたと思ったとき、人にはある欲求が生まれ始める。
それは、みんながあまり知らない隠れた名曲を歌って、「こんな曲も知ってるの?すご~い!!」と言われたい、というものだ。
管理人も、その道を通った。
「おれはこんな曲も知っているんだぜイ!」と得意満面で。
しかし多くの場合、所詮は誰も知らない曲なので、その場は「シーン」と静まり返る。「え?なんか思っていた反応とちがう!」と思っても遅い!
静まりかえったカラオケ室内で無常に響く「誰も知らない曲」に合わせ、必死に歌う自分。
まさに地獄絵図!
今回は、管理人が、「満を持して」歌ったものの、見事にドン引きされた曲を紹介する。
みんなも同じ過ちを犯さないよう、カラオケ選曲の参考にしてほしい。
1,水の部屋
高校時代、管理人はチャゲアスにはまった。
毎日聞きまくっていた。アルバムも全て買ってしまうレベル。なのでデビュー間もない時期のアルバム曲なども覚えてしまっていた。
アルバムの中にはシングルカットされてもおかしくないほど存在感のある名曲も数多くあったのだが、特に「水の部屋」という曲が印象に残った。
歌もメロディも一流以上のASKAの曲だが、歌詞の詩的な表現も群を抜いている。
水の部屋の歌詞は、もはや一級のポエムで、曲がなくても歌詞だけで「アート」になっている。
当時、チャゲアス好きが高じて、その著作も全て読んでいたのだが、水の部屋の歌詞について語った部分があった。・・・・忘れちゃった。
そんな名曲をカラオケで、感情たっぷりに歌ったところ、誰も聞いてくれませんでしたとさ。
2,SOMEDAY
管理人の高校時代、チャゲアスは空前の大人気となっていた!
今のアーティスト、歌手で、社会現象を起こせるほどの存在感のある人はいるのだろうか?1991年から1993年まで、日本のヒットチャートではチャゲアスが主役だったと言える。
しかし、なぜかアスカの曲に人気が集中。確かにチャゲの曲は奇抜だったし、何よりも当時のチャゲアスのイメージは「SAY YES」で固まってしまっていた。人々がチャゲアスに求めるものはアスカの楽曲であり、チャゲ曲は「異質」と後付けのレッテルが張られてしまった。実際には以前からアスカとチャゲの対極な作風が同居していたんだけどね。
でもそのチャゲの歌もなかなか素晴らしい。特に管理人は、チャゲが作ったバンド・マルチマックスにもはまってしまった。
この曲は、名曲の部類だと思うんだけどね。カラオケで歌ったら無反応でした。
[MV] SOME DAY / MULTI MAX - YouTube
3,二人静
高校時代、ミステリー小説にハマっていたことがある。特に内田康夫。家にあったからたまたま見ただけなんだけど。そしたら「天河伝説殺人事件」が映画化決定とのニュース!
見に行きましたよ、一人で!
この曲は、元CCBの関口誠人が作曲したテーマソング。
演歌なのか?歌謡曲なのか?ニューミュージックなのか?
和風なのに「和」を感じさせず。
なんとも不思議な歌。
はっきり言って、歌詞も曲調も、映画にぴったり!
今までこれ以上に、作品とピッタリなテーマソングを聞いたことがない。
関口誠人は、どうしてもCCBのイメージが強かったのだけど、この曲によって多彩な才能を持つことが証明されました。
まさに名曲!
で、この曲もカラオケで歌ったところ、高校生で天河伝説殺人事件を見に行くようなヤツは少なかったため、キレイに引かれましたとさ。
・・・・・引かれた経験なんてもっとあるのだけど、今回は3つにしておく。
なお、30歳になってカラオケに行った時の事。ヒット曲を熱唱していたとき気づいてしまった。「どっちみち、誰も聞いてないじゃん」って。
するとなんだか吹っ切れまして、それからは周囲の反応なんて気にせず、たとえマイナーだろうと好きな曲を、感情をたっぷり込めて歌うようになりました。
だって、どーせ聞いてないんだもの。それならどっぷり自分の世界に浸かろうぜ!!!