意識低い系、日本代表宣言!!

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管理人の記事の根拠の紹介 

 ここ最近、ちょっとしたお引越しをしておりました。

 

 で、ようやくひと段落。数年ぶりと言う本棚の整理も終わりました。

 

 

 

 

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床とかいろいろと突っ込みどころのある本棚ですが、まあ大目に見てください。

 

 

さて、当ブログでは歴史に関する記事なども掲載してまいりました。

 

すると「根拠を示せ!」という声もいただきました。

 

どの記事も参考にしたものがあります。ただ、どれか一つと言われると困るのです。

数年間、様々な書物を読んだうえで自分の考えをまとめる、という作業を繰り返してきました。

 なので一つの書物だけを根拠にしているのではなく、複数の書物が合わさっているわけです。しかも最終的には自分の考えなので、参考にした書物が意図した内容というわけではないのです。

 

 まあ、よい機会なので、参考にしてきた書物について語ってみます。

 

 

 

 

 

 

 

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自分はナショナルジオグラフィックファンで、創刊号から集めています。

なかなか面白いですよ!

数年前のドイツの記事には大きな発見がありました。

 

日本では税収が中央に集められてから、地方交付金として地方に配られますが、なんとドイツは逆!ナショジオの記事によると、首都ベルリンは地方都市からの交付金によって支えられている!とのこと。(数年前は、ね)

 

 で、ですね、調べてみると、日本では東京が圧倒的な人口となっていますが、ドイツは違った。ベルリンは第一の人口を持っているものの、東京のように抜きんでるものではない。400万人くらいなので世界で見ても「メガシティー」とは言えない。

 

 一方でドイツ国内にはベルリン程ではないものの、100万人の都市が多い。そしてなによりも、ベンツやBMWなどと言ったドイツの代表的な企業の本社が各都市に分散している!フランクフルトに至っては、金融の中心となっている!

 

  これらの世界企業がドイツ国内に分散して存在しているため、各都市独自の税収があり、むしろ東西統一後に様々な整備が始まった「新生」ベルリンは各都市からの援助を必要とする構造になりました。

 

 東京に本社が集中する日本とは正反対なのです!

 

 となるとね、よく経済で日本とドイツが比較されますが、本当に経済指標だけで単純に比較していいのか?と。

 そこから各国の経済の実態について調べると、違った視点が得られるかもしれない。

 

 ナショナルジオグラフィックには他にも自然から科学、医学、難民問題など、幅広い視点を得ることができるので、お勧めします!

 

 

 

 

 

 

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 これは引くタイプの書棚。

 

 

 

 

 

 

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ローマ人の物語」を読んだ後、日本史に興味を持ち、読み始めたのが講談社の日本の歴史シリーズ。その時点では最も最新の日本通史でした。

 

 この時に時代を区分けして、2回読む、を行いました。

 

 つまり「縄文時代から古墳時代」、「奈良時代から平安時代」、「鎌倉時代から室町時代」、「戦国から江戸時代初期」、「江戸時代」、「幕末から明治維新・近代」と分け、それぞれを二周しました。

 

 というのも、結末が分かった上で読み直すと、違う視点で眺めることができるためです。面白い作業でしたよ。

 

 

 

 

 

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で、日本史を終えた後は中国史に突入しました。

 

国史も知っているのはほとんど三国志。ただ、小学生のころに「まんが中国の歴史」を読んでいたので、基本的な流れは知っていました。

 

 これを読むと、今の中国共産党の在り方も理解できます。

 

 結局、広大な領土を統治すること、と、恒常的に侵攻してくる北方騎馬民族に対応すること、の二つを行うためには一人の権力者、すなわち皇帝の存在が不可欠だった、と。

 ローマ帝国の「帝政」は、決して強権的な「皇帝」ではありません。実は民意も反映される存在でした。しかし中国の皇帝は本当の絶対権力者。

 

 ローマと中国の「皇帝象」の在り方の違いは、その地形にあるのではないか、と思いました。

 ローマ帝国は、首都ローマを地中海が囲み、地中海沿岸に属州が広がっている。

 一見、海で境されて不便に見えますが、実は当時は陸運よりも海運の方がコストが大幅に低かったのです。そのため、同じ広大な領土を持ってはいるものの、ローマはそれほど統治にコストはかからなかった、と言えます。

 

 一方の中国大陸はまさに陸地だけでできている。東西方向に長江、黄河は流れているものの、南北の導線がない。そのため大規模な運河を作る必要があり、また騎馬民族の侵入に備えて長城を築かなければならず、さらには黄河の河川土木も行う必要があった。

 これらの事業を行うには、強大な権力者が必要だったのではないか、と。

 

 つまり中国は潜在的に、このシリーズで言うところの「ストロングマン」を必要とする文化があるわけです。

 それゆえに、「一党独裁」である共産党は、中国の古来からの文化に合致しているところが多いのではないか、と思われます。

 

 

 

 

 

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国史を終えた後に始めたのが世界史。

 

でも困りましてね。「世界史」という括りはとても広すぎる。日本、中国とやってきたので欧州史を学びたかったのですが、良いのがなく。「世界史」の通史シリーズだと、中国もアフリカも含まれてしまうわけです。一つの地域を連続的に追うことができないため、どうしようか迷っていまして。

 

 

 

 

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で、結局、欧州の各国史を読み始めました。

 

ただ、欧州と言っても国がとても多い。どうするか、ということで、まずはヨーロッパの地域的に大きな国から始めました。最初に始めたのは欧州の大きな部分を占めるフランスでした。フランスはドイツ、イギリス、イタリア、スペインにも近いため、どの国の歴史にも必ず名前が上がります。

 

 

 長くなったんで、つづく