昨日、カーリング女子代表で、日本が強豪のスイスに勝利。
通算対戦成績2勝11敗の相手に、オリンピックで勝つって、スンゴイことですよ!
もはやアイドル集団とは言えないでしょう。
そしてついに決勝へ。
相手はこれまた強豪のイギリス。
なんか、見ているほうも緊張しますね!
ここで、18年も前のことを思い出してしまいまして。
高校野球 駒大苫小牧vs済美 2004年 第86回選手権大会 決勝 - YouTube
2004年の夏の甲子園決勝。
これ、道民には信じられない出来事だったのですよ。
一つ勝つだけで大騒ぎだったのに、甲子園の決勝にいるんだもの。ほんとかよ、って思っていました。
なんせそれまで南北北海道代表は、高校野球で全国でも下位、それも底辺の付近の最弱小地域でしたからね。
全国区の運動大会で優勝なんて、ほぼありえなかったような。
しかも全国区の知名度を持つ強豪校を相手にし、決勝の相手も選抜で優勝し、初出場のこの大会でも決勝まで進んだ済美高校。
当時なら、「ああ西日本なら負けた」と試合前から思っていたものです。
「東日本」なら勝てる、というわけではないのです。非常に可能性が薄いながらも、まだ東日本の方が一勝はできるかもしれない、と。負けるのが基本です。
それが、この決勝の舞台でも駒大苫小牧の選手たちはヘタレることなく、見事に勝利!
もう、20年近くたつんですね。
思えばこの20年間で、北海道のスポーツは劇的に変わりましたもんね。
日本ハムの日本一はもちろん、高校野球でも強くなったし、コンサドーレもカップ戦の決勝まで行って、あの川崎をあと一歩まで追い詰めたんですもんね。
スケートだって、かつては日本と世界には大きな差がありましたが、高木姉妹という傑物が出てきた。
そしてカーリングですよ。
言い方悪いけど、あんな田舎のチームが、世界中の注目を集めて頂点に立とうとしている。
そういえばダルビッシュの球史に残るレベルの投球も、大谷の二刀流も、全て北海道で見ることができたんですもんね。
もう昭和時代の常識なんて通用しないや。
やっぱり自分の世代までは、どこか「海外コンプレックス」みたいなものがあるのかもしれません。
でも、今大会ではジャンプで北欧の選手が緊張していたり、フィギュアではあんなに露骨に感情を出してしまうのを見たり、と、向こうも緊張してるんだと痛感しました。選手たちは知っていたかもしれないけど。
イギリスも緊張しているんでしょうね。
いよいよオリンピックも大詰め。
今日のマススケートもそうだけど、負けたっていいんだ、見ている側は。
「緊張し過ぎて実力が出せなかった」、これだけはなるべく避けてほしい。
最終的には、やりたかったことができるかどうか。結果はその後。
やっても後悔するかもしれないし、やらなかったらもっと後悔する。
結局、どっちの後悔を選択したほうが、その後の人生が「マシ」になるか。
そんなもんよ。