意識低い系、日本代表宣言!!

意識の低い人間が、意識の低い情報を、意識を低くしてあなたにお届け!!

大河ドラマ放送開始、勝手に協賛企画!

 皆さん、「鎌倉殿の13人」見ました?

 

 面白かったですね!

 

 これまでの大河の常識である「幼少期や無名のころの様子を3か月くらいやる」という、一種の「定式」を破って、初回から事件が起こっているじゃないか!

 

 また、真田丸では気になった「家族のシーン」も、面白かったですね。

 

 これはかなり期待できます。

 

 

 で、ここで当ブログで勝手に「協賛企画」を行いたいと思います。

 

 今から6年前の2016年の大河ドラマは「真田丸」でした。

 

 その「真田丸」の放送初期に、本業のブログでその時代の歴史のお話を掲載したことがあります。

 

 なぜ、秀吉は将軍にならずに関白になったのか?

 なぜ、家康は将軍になったのか?

 

 について、管理人の個人的な考えを掲載しました。

 

 自分は20代後半に塩野七生氏の「ローマ人の物語」に、大きな影響を受けてしまいました。恥ずかしいくらいに影響を受けてしまったのですよ。

 

 そしてローマ人の物語の完結後に、「ローマ人~」で得た歴史の見方で日本史を見てみよう、と思い、30代の内の目標としました。

 自分は以前から歴史が好きで、しかも歴史ファンの大半と同じ戦国時代、幕末を好んでいました。そうなると織田信長が最大の英雄となります。

 「織田信長は、凄い人物だ!」という観点を中心に、戦国時代を見ていました。

 

 自分は塩野氏のファンになってしまい、ローマ人以外にも塩野氏の著作を読みまくっていました。

 そんな中、塩野七生氏のあるエッセイを読んでいた時に、若いころの塩野氏と出版社の方とのやり取りが目に留まりました。

  

 塩野氏は大のカエサルファンであることは周知の事実。それは氏が若いころからであったようで、出版社の人が「カエサルを中心に書いてみてはどうか?」と言われたことがあったそうです。塩野氏はそれに対し、「カエサルだけに注目してもカエサルの偉大さが伝わらない」と答えたとのこと。まあ、昔に読んだことなので表現や細かいニュアンスは異なるかもしれませんが、とにかく塩野氏は、カエサルを語るにはカエサルの前後を語らないとだめなんだ、との主旨のことをのべておられました。(違ったらすんまそん)

 カエサルの登場前の古代ローマの「常識」がどのようなもので、カエサルは何を変えたのか、そしてカエサルが変えたものが後世にどのような影響を与えたのか、までを語らなければ、カエサルの存在を語ることにはならない、と。

 

 これは当時の自分にとっては、「目からウロコ」なことでして。

 

 織田信長は凄い!と思っていたものの、じゃあ信長の何が具体的に「スゴイ!」のか?信長は変革者、常識破りと言われるものの、じゃあ信長は何を変えたのか?

 

 当時も信長に関する本はたくさんあったものの、多くは「変革者」のイメージによって語られるビジネス本ばかり。「信長に学ぶ人事術」とか、「信長に学ぶリーダーの思考」と言った、自己啓発に位置するようなものが、歴史コーナーに平然と並んでいました。

 

 でも、塩野氏のエッセイを読んでから、「信長はどう凄いのか?」を具体的に語れないことに気が付きました。

 カエサルは、確かに古代ローマを大きく転換させ、今に至るまで影響を残す「偉業」を成し遂げています。

 では、信長は?

 

 そこで日本史の勉強のテーマを「なぜ、信長は殺されたのか?」としました。

 

 カエサルは、共和制を破壊し、独裁者になることを恐れた元老院によって殺されました。しかし彼の残した路線はアウグストゥスによって継続され、結果的に古代ローマは帝政へと進み始めます。

 「共和制」は、現代なら「絶対的に正義」のイメージがありますが、当時の古代ローマの共和制では、元老院議員に対する富の集中を招いて国家の疲弊の原因となり、また議員同士の対立の激化によって元老院は「決める」機能を失っていました。当時、領土が広大になっていたローマでは、国境線の長大化によって周囲からの蛮族や敵国の侵入が激化しており、有事の際の即応が必要不可欠になっていましたが、元老院の機能不全により即時に軍事行動がとれない状況に陥っており、安全保障の観点からも共和制は限界を露呈していました。

 

 元老院の機能不全を見て取ったカエサルは、権力の一元化と、元老院議員への富の集中を是正すべく、共和制に変わる制度の導入を企図したのでした。

 ・・・・とはいえ、半分以上はカエサル個人の野心のためだと思いますが。

 

 

 では、信長は何を変えたかったのか?

 そして、なぜ殺されたのか?

 

 

 この観点で日本史を見たとき、それまでと全く異なる全体像が見えてきました。

 

 しかし信長がカエサルに匹敵する人物とは思えませんでした。

 

 では誰が、日本史での「カエサル」なのか?

 

 一通り、日本史を概観した後、管理人には二人の人物が思い浮かびました。

 

 源頼朝北条政子です。

 

 二人が日本の後世に残したものは、今の日本にも残る、非常に大きなものだったと知りました。

 

 前述の「なぜ、秀吉は将軍にならなかったのか?」「家康はなぜ将軍になったのか?」という疑問の他に、

 

  なぜ、これまで天皇は滅んだことが無いのか?

 

  に対する疑問も解消され、そして、

 

  なぜ、日本は滅んだことが無いのか?

 

 という疑問も氷塊しました。

 

 

 では、源頼朝北条政子は、日本史に何を残したのか?

 

 お話ししてみたいと思います。

 

 なお、これから述べることは、あくまでも管理人の個人的な視点です。素人が素人のできる範囲で調べた内容が元になっています。

 

 また、最初に考えたのが10年以上前であり、それ以降、新事実が明らかになっているかもしれませんので、その点はご了承いただきたい。

 

 一応、「全てフィクションです」と宣言しておきます。