今朝の報道によると、栗山監督も中田について、放出もやむを得ない、という見解を口にした。というか、口にしてしまった。
監督が言うのだから、もはや決定していることなのかもしれない。
管理人は、中田翔の登場のころから見てきました。
日本ハムでは久しぶりとなる、日本人主砲の登場。しかも十分に若い。
18本塁打ながらも90打点を挙げたかと思うと、2年後には3割で、30本塁打も目前にまで成長。ケガさえなければ30本は打っていただろう。
梨田監督時代に頭角を現し、栗山監督にて主力へ。
栗山監督の打順は、中田と言う4番がでいたからこそ、その前後のバッターも必然的に決めることもできた、とも考えられるわけで。
少なくとも日本ハムでは欠かすことのできない存在でした。成績については色々と意見はあるだろうけど。
でも、今回の件は、ファンとしてもなんとも言えず。
今回の事件も、ともすれば「体育会系では常識」なのかもしれないし。OB選手が若いころに、上の選手から暴力を日常的に受けていたことを面白く話す動画を見ていたので、野球界ではそういうものなのかもしれない、とも。
ただ、今回のオリンピックと言い、体育会系も変化の時を迎えているようですね。
張本氏の女子ボクシングについての発言が問題になっていますが、ほんの数年前なら「お年寄りのいうこと」とされていたかもしれません。しかも張本氏と言えばスポーツ界でも大物に位置している人物。御方の現役時代の常識なら、大先輩ともいえる人物が「若く」しかも「女性」に謝罪することなど、できるわけがない、のかもしれませんが、時代が変わってしまった。
また、練習法でも選手が「パワハラ」を訴えるなど、「体育会系」という独特の世界においても、上の人へ意見をすることが多くなってきたようです。
体育会系的な上下関係って、確かに社会で必要だとおもいます(管理人のことは棚上げにして語ってます)。
でも、恐怖心を植え付けるまでのあり方は、見直しせざるを得ない流れ。
まあ、体育会系的人間関係が、社会でそのまま適用できるか、となるとそれもまた別なんだけど。
「被害者」の選手も、7年目(?)と言うことで、確かに今年はプロ人生のかかった勝負のシーズンとも言えます。
せっかくプロになったのだから、専念したい、という気持ちも十分わかります。
野球界の慣習とか抜きにして、一般的な職場で言えば、今回の件で中田と他の選手に大きな溝ができたのは事実。それが当たり前の世界、かどうかは別として。
中田選手にも同情するところがあり。「若手路線」と言えば聞こえはいいけど、急激に行いすぎた感は否めず。中田は32才で最年長となってしまった。噂にある通り、来年、稲葉氏が日本ハムの監督になると違ったのかもしれないですが、それまでチームに残ることは難しいかもしれない。
自分は日本ハムファンであり、中田ファンでもあるので、思い切っていってしまうと、中田は札幌というか、札幌ドームを出て別の球場でプレーしたほうがいいのかもしれない。
確かに、札幌ドーム以外ならホームラン王になっていたのではないか、という年もあったし。
現代では32才はベテランではあるものの、まだ伸びしろを残しているし。つーか、かつての和田選手のように、30代からホームランバッターに変貌した例もあります。
ここで、このまま燻っていくよりも、思い切って他でプレーしたほうが、彼にとってもチームの若手にとってもいいことなのかもしれない。
他のチームの関係者の方々、お願いですから中田を活躍させてあげてください。パリーグでも構わない。彼がこのまま腐ってしまうのは見ていられない。
まだ、主力として十分、活躍できるはず。