今夜、卓球女子団体の決勝を見てしまいました。
卓球ファンの方には大変申し訳ありませんが、卓球の試合をこれほど熱中してみたのは、初めてです。
観戦の感想を言うと・・・・・、だめ、見てられない!
野球中継も、サッカーの代表の中継でも、必ずどこかで一息つける「間」があるもんです。野球なんて、その「間」こそ重要な試合といっても差し支えないと思う。
しかしなんだ!卓球は!!
目が離せないじゃないか!!!!
一度、球が動き出したら、目にも止まらないスピードで往復し、気が付けばどちらかのポイントとなっている!
信じられますか?たった10秒足らずの短い時間で一つの「白黒」がついてしまう。
卓球の試合って、こんなに白熱したものなのか!?
よくあの球が見えますね!?
球を追うことだけでも精いっぱいなのに、選手たちはそれに反応して行動している!もはや条件反射の連鎖!
ダブルスに至っては、もはや感心するしかない。一人が打ち返したら後ろから新しい選手が出てくる。そのたびに腕を大きく振っている。
途中であまりにも早く、あまりにもキレイに入れ替わるので、エグザイルの「あのダンス」のようにも思えてしまった。
選手たちも集中しているのだろうけど、見ている方もハラハラする。
緊張とか、テクニックとか俊敏性とか観客の注目とか、あらゆることが10秒にも満たないワンプレーに凝縮されていた!
正直に言います、面白かったです、卓球中継が!
そして、中国の強さも十分、伝わりました。あんなにスゴイ選手がウジャウジャいるの?中国って。そんな強国に、たった数人で対抗していたというだけで、日本代表には頭が下がります。
ニワカに属する自分には、今は「お疲れ様でした」「ゆっくり休んでください」としか言えません。
オリンピックの決勝という舞台で、あんな息の詰まる試合を見せられては、簡単に「次も頑張って」なんて言えない。
とりあえず、何かをたらふく食ってくれ!
安心したら腹が減るのは、選手もお茶の間のパンピーも一緒!
銀メダルという結果ですが、今回の銀はこれまでとは同じではないと思いますよ。
少なくとも自分は今後、オリンピックに関係なく、卓球の中継を見てしまうでしょう。
え?お前だけの話じゃないか!って?
そうですよ。自分の感覚です。でも、自分は、自分が平均的な日本人であると知っています。自分が考えることは、程度の差はあっても他の人も同じように考えているだろう、って。(そんなに深刻な意味でなく、軽い感じで)
ということは、今回の卓球の活躍により、日本には確実に、卓球に興味を持つ人が増えた、と断言できます!
先日の張本選手の大活躍の後には、ウチに来てくれるお母さん方が「感動した!」「格好いい!」って言ってるよ!
ベンゲル監督の言葉を借りれば
「しかし私は結果よりもプレーの内容を重視すべきだと考えている。その結果ではなく内容をもってして、世界には少なからず日本サッカーの理解者が生まれた。」
とのこと。
そう、今回のプレー内容によって、「日本には日本卓球への理解者が生まれた」!
最後の言葉もベンゲル監督にすがろうと思います。
「私はいたずらに今回のチームをネガティブにとらえるべきではないと思っている。日本にとってフランスワールドカップは成功だった」
そう、日本の卓球は、今回のオリンピックの注目度において、主役の座にまで登りつめました。
まさに大成功だったと言えると思います。
本当にお疲れ様。
そして明日、男子代表は頑張ってくれ!!!