意識低い系、日本代表宣言!!

意識の低い人間が、意識の低い情報を、意識を低くしてあなたにお届け!!

我が「意識高い系」の思い出

 (当初は記事タイトル、内容とも違いものを目指しておりましたが、大幅変更しました) 

 

 

 

 

このようなタイトルのブログを運営している管理人ですが、若かりし頃はがっつりどっぷり「意識高い系」にハマっていました。

 

 大した努力もせず、身に着いたわけでもなく、一冊の「尖った本」を読む、もしくは「アンダーグラウンドな雰囲気」の音楽や映像を見ては、意味も分からないのに自分も「センスが良くなった」と思い込んでおりました。

 

 そういえば二十歳くらいの頃、ひょうんなことから札幌市内のアマチュアバンドの人の演奏を聴く機会がありました。

 
 札幌の「ミュージックシーン」でも有名なロックバンドの演奏の曲の録音を(苦笑)、聞きました。なんせ平凡で無趣味な日々を送っていただけに、録音とはいえ「アンダーな世界」に触れる機会は皆無だったので。

 

 で、そのロックバンドの録音が流れ始めたのですが、いきなりボーカルか誰かが

 

 「皆さん、おっ〇いは好きですか?僕は好きです。」

 

 と言い始め、「そんな気持ちを歌にしました。」と言った瞬間、エレキギターやドラムの爆音が始まり、ボーカルが気持ちを歌い始めたのです!その歌詞が、

 

 「おっ〇いおっ〇い」と「おっ〇い」をひたすら絶叫しながら繰り返していたのです!

 

 覚えている範囲で書きだしてみると

 

 「おっ〇いおっ〇いおっ〇いおっ〇い あっちもおっ〇い こっちもおっ〇い おっ〇いいっぱいおっ〇いぱい!!!!!!」

 

 

 これ、今見たら笑ってしまうんだけど、当時は違ったんすよ。

 

 「これが札幌でアンダーな世界で人気のバンドが歌っている曲だ!」という気持ちで聞くと、笑いではなく「カッケー!!」「すげーセンスがある!」となるのです!

 これが最新の流行やセンスなのか!と。

 

 そう、「一般人には低俗に聞こえるかもしれないけど、最先端の研ぎ澄まされたセンスを持った人間」にとっては、これは非常にハイセンスな曲なのです!

 そして何よりも、聞いている側も「これは凄いぞ!」と思わないと、自分もセンスがないと思われるのではないか、というおかしな催眠状態に陥ってしまいます。

 まあ、これはネットワークビジネスの常套手段ではありますが。

 

 脱線してしまったけど、そんな感じで若いころの自分は、「センスのよさそうなモノ」を求めては、意味も分からないのにわかったつもりになって、一般人とは違うぞ!という気持ちになっていたものです。「一般人」とリアルに考えてしまう時点で笑ってしまうんだけど。なお、この「一般人」という言葉は後に「パンピー」に変わるので、この時期の勘違いは世代を超えて受け継がれているようですね。

 

 後で気が付いたのは、みんなそう思っていた、ということです。

 

 で、そんな「一般人とは違うぞ系」の行動、すなわち「意識高い系」の行動として、「ニューズウィークを読む」というのもありました。

 

 20代前半なんて、そんなニュース雑誌よりもファッションとかそういう雑誌を読みそうなもの。今や雑誌もないそうだけど。それに周囲にはまだ、週刊ジャンプを読んでいる同年代もおりまして。

 そんな中、一人、「ニューズウィーク」を読んでいるわけです。ええ、内心、「みんなは漫画やゲームばっかりやっているのに、自分はこんな高尚な雑誌を読んでいるんだぞ」と。

 

 ちなみに英語版ではなく、日本語版のニューズウィークを読んでいました。英語わかんないから。この「国際派ぶっているのに英語はわからない」ことこそ、意識高い系の典型!

 

 そんな典型的な「意識高い系」の道を歩んでいた自分ですが、そのニューズウィークカリフォルニア州知事選挙のニュースが報道されていました。

 この「カリフォルニア州知事選挙」の様子が掲載されている、というのがミソ。カリフォルニアは誰もが聞いたことはありますが、別にそこの州知事選挙で誰が選ばれようが、大半の日本人にとっては興味ありません。よって、日本では全く報道されません。

 そういう、日本では報道されないアメリカの州知事選挙に注目している自分、というのも、「意識高い系ポイント」が高いですね。

 

 で、そのカリフォルニア州知事選挙ですが、なんとあのシュワルツェネッガーが出馬するとのことで、ニューズウィーク内では比較的大きく報道されていました。

 あのシュワちゃんですからね。

 しかし、シュワちゃんは選挙期間中、ある「スキャンダル」を追及されていました。

 

 それは、彼が20代前半の若いころに、ハリウッドセレブたちが集まって連日のように開催されていた乱〇パーティーに参加していた!と!!

 なんでも、そのパーティーにはたくさんのセレブや大スター、有名女優が参加していて、無名でもモデルや駆け出しの役者など、美男美女ばかりが集まっていた、とのこと。

 
 この記事を見て、不思議な気持ちになりましてね。

 

 B級映画の大作「コナン・ザ・グレート」を見たことがありますか?

 

 若いころのシュワちゃんが主演なのですが、格好いいし筋肉ムキムキ!

 

 そりゃモテるだろうし、しかも世界のエンタメの中心・ハリウッドですからね。

 

 毎晩のように「すごいパーティー」が開かれていて、酒池肉林の騒ぎになっているだろうということは、当時、JAPANの北海道にいた自分でも容易く想像できました。

 

 シュワちゃんともなれば、そりゃあ、人生謳歌しちゃうだろう、と。

 

 でも、選挙に出馬していたシュワちゃんは、この若かりしころのことで「自分は愚かだった」と謝罪していたのです!

 

 驚いちゃって。独身でイケメンで、しかも若いころのことなんて、別にいいじゃないか、と。

 

 それでも、彼は謝罪をしなければならなかったのです。(実際には「お薬」もあったのではないか、という疑惑もあったらしいけど、アメリカ映画ではセレブのパーティでのシーンでは麻薬も普通に出ていたので、アメリカなら許されるのかな?と思っていた)

 

 これは当時だけなのか?と思ったら、数年前にも「MeToo」運動で、昔、少年に性的関係を迫っていた、ということで大物俳優が糾弾され、番組も降板させられていたのをみると、少なくともアメリカでは許されるわけではないのかもしれない。

 

 なんせニューズウィークの情報だけ(しかも日本版)なので、断定できないのだけど。

 

 

 長くなったので、いったんここでお話し終わります。

 

 なお、このほかに、例のクリントンさんがホワイトハウスでモニカさんと「よろしくやった」事件の時に、ニューズウィークの記事で「オーラルセッ〇スはセッ〇スに入らないという、アメリカ司法当局の判断」という言葉があって、若い自分は思わずぶっ飛んだという出来事もあったので、それは後日、お話しします。

 

 

 好評だったんで、コレを再度、貼ります。

 

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