今回は自動車の話題が中心となります。
が!なんと管理人は車に関して、全く知識がありません。精一杯、車について書きますが、おかしな言い回しや見当違いの記述があっても笑って許してね。
今朝のネットニュースに興味深い記事がありました。
日本の軽トラックが、トラック王国のアメリカで人気を得ている、とのこと。なんでも小回りが利くのでアメリカの広い農場ではカート代わりに重宝され、さらには日本車は20万キロ走行しても問題ないため、信頼されているそうです。
正直、レグザスとかカッコイイスポーツカーとか、もっと世界を狙った車があるはずなのに、なんで軽トラ?と思いましたが、思えばそれは車好きの視点で見た場合のお話し。自分のような車にあまり詳しくない一般人にとっては、確かに使いやすさと長持ちする、という点はとても重要ですね。
実は自分も、日本車のこの点での高性能ぶりを実感しております。
自分はトヨタのランドクルーザープラド(以下「プラド」)を使用しております。
しかも20年間、乗り続けています。そして走行距離は、なんと40万キロ越え!!!!!!
この数字は、どんな人でも驚きます。自分でも感心を通り越して、あきれてしまいます。でも、今でも走行には問題ありません。乗っている分には。
もともとは運転のできなくなった親族の車が放置されていたので、まだ20代だった自分が飛びついたことがはじまり。
それ以来、プラドにはいくつもの限界を突破してもらいました。
歩いてでも行けるコンビニに行くのに使用するのはもちろん、札幌市内の移動には地下鉄よりも車移動がメイン。小樽はちょうどいいドライブコースなので、札幌と小樽間の往復は数えきれないくらい行っています。つーか、札幌ー小樽間なんて序の口。札幌と北見や網走との往復は300回以上はしていると思います。帯広ー北見も無数に往復しているし、帯広ー旭川も100回以上は往復。札幌ー函館も往復100階は超えていると思う。帯広ー札幌は200回以上しているのでは?その他にも帯広ー釧路往復や道東内での周遊ドライブは日常的におこなっていましたし、道南周遊、札幌ー稚内走破、稚内ー斜里・オホーツク海沿岸道路制覇、納沙布岬到達、十勝内でのドライブ、日高ー襟裳岬ー十勝移動、北海道の海岸線道路制覇、東京遠征等々。
道内ではほとんどの地域を生きつくしました。しかもその回数が一回とかではなく半端じゃない数。
さらに言うなら、距離だけではありません。夏は35度越え、冬はマイナス10度を超えのは当たり前な上に日本を代表する豪雪地帯である北海道。つまり日本はもとより、世界レベルで見てもかなり過酷な環境で、20年間も走り続けてくれたのです。
ある冬の日。小樽にドライブに行ったところ、凍り付いた急坂を上ることに!!もうだめだ!と思ったのですが、なんとプラドは上り切ってくれた!それだけではなく、乱れることなくちゃんと降りきってくれた!豪雪地帯の地域の人なら、上り道よりも下りの凍った道の方が恐ろしいということが分かってくれるはず。
また轍もなんのそのだし、ちょっとした雪山ならそのまま走行して突破していました。
プラドに乗っていた20年間、冬道を怖く思ったことはありません。
その上、自分も無茶な使い方をしていて、2月の朝4時の氷点下の寒さの時にコンビニに行くために、アイドリングもしないでそのまま走行、なんてことも。しかもしょっちゅう。
そんなブラックな職場環境にも関わらず、トヨタのディーゼルエンジンは文句も言わずに働いてくれました。
今や長年の親友となったプラドですが、このほど、車の買い替えとともに引退することになりました。
数年前から不具合が出始めていて、修理をしながら騙しだまし使用していたのが実態。今冬はセルモーターがイカレただかでエンジンがかからなくなったことがあり、またエアコンも寿命が近づいているといわれていました。
でもね、走行時の不快さは微塵も感じません。おそらく他の国ではまだまだ現役で活躍できると思う。
冒頭の記事で、アメリカでの軽トラ人気の一つに「日本車は長持ちする」というものがありましたが、それは管理人が保証します。適切に管理すれば(メンテナンスはトヨタのお店にお任せしていた)、20年間、40万キロ乗ってもびくともしません。
思えば、これこそ「日本の技術」なのかもしれませんね。
「日本の技術は世界最先端だ!」と言われても、それは研究分野の最前線でのお話で、一般人には遠い世界を思っていました。
でもそれは「車好きの視点」と同じ「専門家の視点」でのお話し。「一般人視点」なら、派手な記録はないけれど、「丈夫で長持ち」こそ最も大事。この点で、日本の技術には高い信頼が寄せられているんだ、と実感。
例えば世界の高速鉄道で見てみると、フランスのTGVが長年に渡り「世界最速」を維持しています。まあ、これはわざわざ記録計測用に車輪を大きくしたり、電圧を変えたりしているそうなので、ちょっと「アレ」な感じがしますが・・・・。
とにかく、TGVが走るフランスは広くて平らな土地のため、直線区間が長くアップダウンも少なく、最速を更新しやすい環境と言えます。
また、地中海性気候や暖流の影響で一年を通して気温差が少なく、車両へのダメージも比較的少ないといえます。
さらに言えばTGVに限らずヨーロッパの高速鉄道は、上記のように欧州特有の過ごしやすい気候を走るため、空調設備も日本ほど力を入れているわけではありません。
一方、日本は地形が険しいために直線区間を十分に確保できず、高低差も大きいため、世界最速記録を出すのが難しい。その上、北は氷点下にも達し、世界有数の豪雪地帯である北海道・東北・北陸地方を縦貫し、こちらもドーハも顔負けの世界有数の熱帯地方である東京ー九州を横断する。しかも世界レベルの湿度の高さの中を走らなければなりません。
つまり日本は世界を相手にハンディキャップを背負って、「世界最速」の争いに参戦していることになります。
このような中で日本の新幹線は、性能を落とすことなく、しかも乗客が快適に過ごすことを求められているのです。
確かに日本は「世界最速」ではないけども、上記の条件を見れば、あらゆる過酷な環境で「安定して高速」を維持している日本の技術は、これはこれで誇るべきものなのではないか、と思います。
かつて北海道の焼肉のたれのCMで「定番は地味に凄い」というフレーズがありましたが、日本の技術はまさに「定番は地味に凄い」だと思います。
今回、なんだかんだでコロナも他の国に比べ、比較的混乱も少なく収まりつつあります。
「なんでかわからんが、地味に凄い」
日本の「定番は地味に凄い」は、掛値なしに世界トップレベルだと思います。
管理人自らが、日本車の性能の高さを証明しました。
皆さん、ベンツやBMWに乗って自慢したいのはわかるけど、もっと日本車を評価しよう!