皆さん、「午前十時の映画祭」というのをご存知でしょうか?
毎日午前十時に映画館にて、過去の名作映画が公開される、というもの。
自分は映画ファンというわけではないので、そんなに見に行くことはありませんでしたが、映画好きにとってはたまらない企画だったと思います。
そういえばかつて、「映画に詳しくなろう!」と考えた時期がありました。別に映画が好きというわけではなく、「映画について語れたらカッコイイのではないか?」と、至極単純な思考に基づくもの。
で、毎週末、「名作」と呼ばれる映画を5本くらい借りてきて、土日でオールナイトで見ていました。
「カサブランカ」「アラバマ物語」「シャレード」「市民ケーン」等々・・・・。
よく映画の番組で目にする「名作」と呼ばれる映画たち。
感想ですが、あんまり面白くなかった(苦笑)。
映画ファンの方には申し訳ないのだけど、映画にあまり思い入れのない自分にとっては、決して感動したりしたわけでもなく。
やっぱり年代を感じてしまいました。「カサブランカ」は、当時は魅力的なラブストーリーだったとは思いますが、現代から見ると昼のメロドラマのように思いましたし、「市民ケーン」も公開当時は斬新な映画だったのかもしれませんが、今では珍しくない話でした。
本当に失礼な書き方で申し訳ないのですが、公開当時は非常に衝撃的だったとおもうのですよ。そして「市民ケーン」などを模倣したり、「オマージュ」として多くの作品が作られ続けた結果、今では一般的なジャンルの映画になっている、と思います。
なので現代の段階から「市民ケーン」を見ても、その革新性は感じられないと思います。
40台以上の世代がスターウォーズやジュラシックパーク、マトリックスで感じた「衝撃」を、そういう表現が当たり前になった環境で育ってきた若者たちと共有できないように。
話がそれましたが、まあ様々な作品を見て、あまり面白くなかったのでやめてしまいました。
なので「午前十時の映画祭」のラインナップの多くも、あまり興味が持てませんでした。
そんな日々の中、「日本ハム遅報!!」でケビンコスナーの記事を書いていた時、ふと「ダンスウィズウルブス」という映画を思い出しまして。
自分はこの映画が大好きで、何度も見ています。いまだに年に一度は見ていると思う(笑)。
ストーリーがなんだか好き、というのもありますが、映画に出てくるアメリカの自然の風景に圧倒されてしまうのです。
どこまでも続く草原だったり、キラキラと輝く水辺の風景であったり。
故郷に帰るかのように、時々、DVDを鑑賞してしまいます。
でも、残念ながら映画館で見たことがありません。
あの自然の風景を映画館で見ると、どうなるのだろうか?
そして、それ以上に想像するもの、というか、気がかりなことがあるのです。
ダンスウィズウルブスの公開時、自分は高校3年。映画館に映画を見に行く、という習慣はありませんでした。
同級生で一人、映画館に行く趣味のヤツがいたのですが、彼は映画館で「ダンスウィズウルブス」を見た、とのこと。
彼は、劇中の中盤にある「バッファローを追いかけるシーン」の迫力がすさまじかった!、今までに感じたことがないほどだった、と語っていました。
え~、そうだったの!?身に行けばよかった!!・・・・という後悔を高校卒業時から持っていました。
その「後悔」というよりも「憧れ」に似た感情を、記事を書いていて思い出してしまいまして。
で、もしかしたら午前十時の映画祭でやっているのでは?と調べてみたところ、なんと札幌では来年1月に上映予定とのこと!!
そして午前十時の映画祭は、今年が最後。
つまり来年一月が、スクリーンで「ダンスウィズウルブス」を見ることができる最後のチャンス!!
自分は見に行くことを決意!!他を断ってでも、必ず見に行く!!!!
皆さんも、ぜひ、ダンスウィズウルブスを見に行きましょう!
若い人もぜひ、見てほしい!!
あの「本物のバッファロー」を使用したシーンは、どんなに技術が向上しても表現不可能!!
スクリーンで見る価値のあるシーンをこの目に焼き付けようと思います。