意識低い系、日本代表宣言!!

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「洋楽」を「ワンランク上のレベル」と思っていたあの頃。

 

 先日、動画で「ベビーメタル」というバンド?の歌を聞きました。

 

 なんだよ、メッチャ、ヘヴィーメタルしてんじゃん!(メタル好きに「ヘビーメタル」と発音すると怒られる)

 

 でも、どう見てもアイドルグループにも見える。けど、しっかりメタルの曲。

 

 自分実は高校時代と大学時代の若かりしころ、ヘビーメタルをよく聞いていました。(変換面倒くさいので、当ブログでは「ヘビー」で統一)

 

 正直言うとね、別に音楽性が気に入った、とか、「魂に響く」「感銘を受けた」なんてことはないんだよね。

 

 若いころというのは、洋楽を聞いている奴はなんだか他の人よりも「音楽レベル」が高いような気がする、という空気がありませんでしたか?

 

 「洋楽が上で邦楽は下」という思い込みみたいなものが、世間にはありました。今もあるのだろうか?

 

 で、「周囲と違った自分」をアピールしたかった自分は、洋楽を聞いて「あいつ、レベル高いじゃん!」と思われたいと思ったわけです。

 でも、何を聞いていいのかわからない。

 

 なんせ、ヨーガクなんて聞いたことなかったもん!!

 

 じゃあ、どうするか?その時に中の良かった友人が聴いていたものを、そのまま聞くようにしました。

 

 ところがその時の中の良かったグループというのが、メタル好きグループだったのです!!

 

 ヘビーメタルの「やかましいほど」のエレキギターは序の口で、ただ叫んでいるだけの曲や、デスメタルに至ってはもはやつぶれた声にしか聞こえなかった。

 

 それでも「これが洋楽では人気で、最高にクールな曲なんだ!」と思い、何度も聞いていました。

 

 え?自分が当時、よく聞いていた曲ですか?もちろんチャゲ&飛鳥です。

 

 もうね、全然違うの!ヘビーメタルチャゲアスって!

 

 それでも「周囲と違う自分」を演出するために、一生懸命に聞きました。

 

 イングベイ・○蒸すティーン(マルムスティーンの変換ミスですが、面白いのでそのまま掲載)、ストラトバリウス、メタリカメガデス等々。

 

 「シャナナナナナ、ニー!ニー!ニー!」と叫んでいるだけのバンドも聞きました。

 

 ボビーブラウンもよく聞いていた。

 

 就職してから若い女性社員が「ボビーブラウン」と口にしているのを聞いて、「え?ボビーブラウン聞いているの?」と会話に加わったところ、なんだかかみ合わない。

 

 なんでも、ボビーブラウンという服のブランドがあるそうで。恥かいた。

 

 まあ、そんな感じでたくさんのヘビーメタルを聞いたけど、正直、何がいいのかさっぱりわからん!

 

 でも、分かっているふりをして、そして会話についていけるようにしました。実際にはちんぷんかんぷんだったけど。

 

 今も洋楽って、「レベルが高い」という存在なのでしょうか? 

 

 

 しかし、アイドル全盛とはいえ、アイドルとヘビーメタルを融合してしまうとは!

 

しかも世界規模で人気があるそうです。

 

思ったんだけど、よく日本人でも英語で歌う人がおられますが、特に人気が出るわけでもなく。

 

むしろベビーメタルなんて全部日本語丸出しだし!

 

しかもチョコレートとかいう曲では「アタタタタータ、アタタタ、ズッキュン!」なんて歌詞がある!

 

日本だと「コミックバンドですか?」と聞いてしまうレベルですが、これが世界の名だたるヘビーメタルの巨匠たちに大うけ!!

 

変に「世界仕様」にするのではなく、「これがニッポンだ!」と押し出したほうが、よっぽど世界に通用するのではないでしょうか?

 

むしろ世界が求める「日本らしさ」を追求したほうが、世界では認められるのかもしれない。

 

 結局、世界が求めているのは「平凡な国際基準」ではなく、「独特な国の個性」なのかもしれない。

 

 ベビーメタルが今後も、日本語と日本のアイドル文化を世界に広めてくれることを願います!